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切磋琢磨とは?意味と使い方を例文で!英語表現や語源と由来のお話!

x-pro3で撮影の松島瑞巌寺の正門の3月の写真

切磋琢磨の使い方や、使う場面を例文で・仕事でも使えそうな言葉に感じます。
切磋琢磨とは?
意味や、読み方や漢字の分析から、深く考えてみます。

ひとつづつの漢字の意味が、重いですね。
語源や由来のお話にある、歴史はとても面白く、いつも感銘します。
故事の四字熟語の世界って、本当に面白いですし、ためになります。

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切磋琢磨とは?意味を漢字の分析で掘り下げてみる!

「切磋琢磨」

読み方は「せっさたくま」です。
難しい漢字に思いますが、それぞれ一文字で意味があるから、素晴らしい漢字です。

「切磋琢磨」は四字熟語です。

切磋琢磨の意味を簡単に!

以下のような意味になります。

「学問や人徳や芸などをよりいっそう磨き上げること。」
「友人同士が、互いに励まし合い競争し合って、学問や道徳心など・・共に向上すること。」

非常に、前向きでポジティブな言葉になりますね。
なので、自分をPRする言葉にも、使えると思います。

これを分析すると、仲間同士でともに何かを高めあうとか、学問や芸などを高めるという、そんな意味ですね。
以前から、この言葉はよく聞きます。

座右の銘でも、ランキングされてるような気がしました。

切磋琢磨の漢字分析は?

言葉の意味を漢字で分析してみます。
この場合は、一文字づつです・

  • 「切」:獣の骨や角をなど骨を切って加工する作業。
    「磋」:玉や角や象牙をといで加工する作業。
    「琢」:玉(ぎょく)や石をのみで削ったり打って加工する作業。
    「磨」:石を磨いて加工する作業。

の意味があるようですね。
次の由来で、紹介しますが、それぞれの意味がとても重いんだな~~

漢字で見る限り、磨きに行くまでの工程での、形を整えたりする作業が、間に入って最終的には、いいものが出来上がる・・そんなイメージでしょうか。

切磋琢磨の出典元と語源や由来の歴史のお話!

「切磋琢磨」

の語源にまつわるお話です。
いつも書いていて、この語源や由来が、一番面白いですね。

切磋琢磨の語源や由来の出典元は?

以下のようです。

『詩経』の衛風・淇奥(きいく)篇で用いられた表現であり、衛の武公の自己研鑽ぶりを表現したもの。

有匪君子,如切如磋,如琢如磨
(書き下し) 匪(ひ)たる君子有り、切(せつ)するが如く 磋(さ)するが如く、琢(たく)するが如く 磨(ま)するが如し。
(現代語訳) 切するように、磋するように、琢するように、磨するように、(自己研鑽に励む)優れた君子がいた。

— 『詩経』衛風・淇奥
(wikipediaより引用)

出典元は、「詩経」となっています。
では、その詩経とは

『詩経』(しきょう、拼音: Shī Jīng)は、中国最古の詩篇である。古くは単に「詩」と呼ばれ、また周代に作られたため「周詩」とも呼ばれる。
西周時代、当時歌われていた民謡や廟歌を孔子が編集した(孔子刪詩説)とされる。史記・孔子世家によれば、当初三千篇あった膨大な詩編を、孔子が311編(うち6編は題名のみ現存)に編成しなおしたという。
(wikipediaより引用)

といううことで、作者不詳の詩を、孔子が編纂した詩集ということになるのかな‥多分。
ということは、紀元前500年あたりのお話かと。

すごい古いものですね~~
驚きます。

衛風・淇奥(きいく)篇というのは

  • 衛:当時の国の名で黄河の中流域、中原の中心にあった国(現河南省)
    淇奥(きいく)篇:この詩のタイトルです。

その中の詩に、上に書いたように

「切磋琢磨」

がしっかりと書かれています。
基は、「自己研鑽」が目的だったようですが、後に複数人で研鑽しあうことに、変わったということです。

なかなか・・奥が深いですね。
しかし、今から2500年ほども前に、こういうのがあるとは・・さすが中華4000年の歴史です。

誇れますね。

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切磋琢磨を使う場面と使い方を例文作成で考察してみる!

「切磋琢磨」

を使う場面とは、どんな時なんでしょうか?
考えてみると、このことわざは、現在でも未来でも過去でも、いつでも使えるのでは?
そう思います。
例えば・・
これまで、社内のライバルと切磋琢磨して、スキルをアップしてきた・・
これからは、いいライバルができたので、彼らと切磋琢磨して‥

などなど・
そういうことを勘案して、例文を作ってみようと思います。

切磋琢磨を使用した例文を作成してみた!

以下のように作ってみました。

1:会社の中にライバルがいると、自分のスキルを上げるために、切磋琢磨できるのである意味有利だ。
2:切磋琢磨できる相手がいると言うのは、自分の成長には欠かせないと思う。
3:子供たちは、これから世の中のライバルたちと切磋琢磨して、成長言って欲しいと思う。
4:私が切磋琢磨してきた相手は、ネットの向こうにいる。
5:自分だけで進歩していこうと思うのは、切磋琢磨する相手がいる場合と進歩がまるで違うだろう。

等々。
私が感じたことを、切磋琢磨を使って例文にしてみました。
やはり、今思うと、会社の中での立ち位置をあげていく場合には、これはライバルを抜いていかなければなりません。

そうなると、そのライバル自身も、切磋琢磨する相手になるはずです。
やはり、自分のスキルを上げると言うのは、ライバルの存在は欠かせないでしょう。
私はそう思います。

私の孫を見ていると、孫世代もこれからどんどん世の中にもまれていくんだと、いろんな人たちと切磋琢磨してもまれていってほしいと思う。

いい言葉ですね。

切磋琢磨の類義語にはどんな言葉が?

「切磋琢磨」の類義語には、以下のような言葉があるようです。

  • 1:腕を磨く
    2:研鑽する
    3:砥礪切磋

などなどがあるようですね。
腕を磨くとは、意味はそのままですが、切磋琢磨する相手が存在するかどうか、ちょっとわからないです。

研鑽するは、これは技です。
腕を磨くとは、ちょっと異なります。
研鑽と言う言葉は、私は大好きですが、使う対象がちょっと違います。

砥礪切磋は、切磋琢磨とほぼ同じような意味になります。
学問や人格を高めるために、日々努力することを意味するために用いられます。

その他にもいろんな言葉があるようですが、こんなところで。

切磋琢磨を英語で表現するとどうなる?

いつものように検索で

切磋琢磨:Work hard

と出るのですが、これもちょっと検索では出ない対象かもしれませんね。
他の英訳は?

discipline:規律

というのが出てきます。
規律ですか~~
これでいいのかな?

work hard together
(切磋琢磨する)
be in friendly rivalry
(切磋琢磨する)

この二つが良さそうなのですが・・

be in friendly rivalry

がしっくりくるような気がします。

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・・・・・・・・
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・・・・・・・・・・・

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「切磋琢磨」

について、意味や使い方や例文の作成、語源や由来の出典元の歴史などを、考察して来ました。
改めて意味のおさらいですが

「学問や人徳や芸などをよりいっそう磨き上げること。」
「友人同士が、互いに励まし合い競争し合って、学問や道徳心など・・共に向上すること。」

という意味になります。
切磋琢磨するというのは、とてもポジティブで前向きな諺になります。

しかし、こういう言葉が作られた、或いは読まれた詩が今から2500年ほど前の世界に、あったということがとても驚きです。

すごい歴史だなと思います。

切磋琢磨を私の人生に当てはめるとどうなる?

残念ながら、私には切磋琢磨する相手は、さほど多くはいないというか、ちょっと思いつきません。
強いていうなら、人間関係を感じた相手。

ということになるかな〜〜と、今改めて考えると、そうなるような気がします。

いつも、難題の連続だったような気がします。
それは、今でもそうですね。

行き詰まると、いつも逃げるように転職してきたような気がします。

なんで?

なぜか、私に集中するんだな〜
そして、それを逃げるのが、とても下手な自分なんです。

切磋琢磨する・・言葉は知っていても、それって相手いる?

なんて、思うのですが私の環境では、ずいぶん昔にはいましたが、最近の周囲では思いつかないのが、本音。

この年(60代)になったら、もうこのままでやり残した事を、やっていきたい・・そんな気分だな。

スカスダ・・

ネットの向こうには、ライバルがわんさか。

それが現実だな!

・・・・・
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・・・・・・・・・・・

※多分に私の主観を入れて書いてますので、???な部分があっても容赦ください。
ヘッダーの写真は、愛機のフジのx-pro3で撮影の松島瑞巌寺の正門の写真です。
松島の四季と観光写真の案内!観光お勧め紹介!
こちらで、松島の特集をしています。
観光の参考になればと思って、作成した私のブログです。

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