三つ子の魂百までとは本当?意味と使い方や由来や類語と英語表現!
三つ子の魂百までとは本当か?
意味は、幼児に現れた性格は、大人になっても症癖や思いは、強く残るの例えのことわざ。
使い方を例文や会話例で解説。
語源になった出典元や、由来や類語と言い換え、反対語や英語表現を通して、このことわざの意味を深く理解しようと思います。
しかし、本当かな~とも思うのですが、ことわざって当たるんですよね~~
Contents
三つ子の魂百までとは?読み方と意味を詳しく解説!
「三つ子の魂百まで」
読み方は「みつごのたましいひゃくまで」です。
意味は以下の解説です。
幼時に表れた性質は、いくつになっても変わらない。教育を受け、大人になって経験を積んでも、幼い頃の性癖や思いは根強く残る。
(ことわざを知る辞典)
幼いころの性格は、年をとっても変わらないということ。
(デジタル大辞泉)
「三つ子」の意味は三歳児のことを言うのですが、幼い子供全般を指します。
「魂」は、総じて「性格」のことを言います。
「百まで」は、文字通り百歳で、人生そのものです。
現代では、幼児教育の重要性を説く場合にも、この言葉はよく使われます。
人格形成には、非常に重要な時期であるという考え方は、どうやら日本はもちろん、海外のお国でも、重要視されてるようです。
三つ子の魂百までの語源と由来のお話!
「三つ子の魂百まで」
の語源は、「源氏物語」にあるようです。
その物語の一節が、その由来と言われるのが、一番の有力です。
源氏物語とは?由来の一節の文!
「源氏物語」
とは以下の内容です。
『源氏物語』(げんじものがたり)は、平安時代中期に成立した日本の長編物語、小説。文献初出は1008年(寛弘五年)。作者の紫式部にとって生涯で唯一の物語作品である。主人公の光源氏を通して、恋愛、栄光と没落、政治的欲望と権力闘争など、平安時代の貴族社会を描いた。
(wikipediaより)
1000年頃に「紫式部」が書いた小説。
「光源氏」
は有名なので、こちらの方がピンとくる方も多いと思います。
その中の次の文。
筆取る道と碁(ご)打つこととぞ、あやしう「魂」のほど見ゆるを、深き労なく見ゆるおれ者も、さるべきにて、書き打つたぐひも出来れど。
(光る源氏の物語より)
意味を現代語訳にすると、以下のようです。
「書物をかいたり、碁を打ったりすることは、沢山練習を積んだように見えなくとも、幼き頃からの才能によっては上手くこなせるものである。」
幼き頃の才能:持って生まれた才能
こういう意味になります。
この一文が「三つ子の魂百まで」の、由来であろうという説が、大方です。
確かに天才的な方は、勉強しているように見えなくとも、いつも1番かトップクラスですからね~~
三つ子の魂百までを使い方や使う場面を考えてみた!
「三つ子の魂百まで」
の使い方は、相手の幼い時期を知ってる場合に、限られます。
使う場面は、性格だよね~~まずは。
次に、由来の原文にもあるように、大して学習もせずにできる人への、評価としての使い方。
1:性格や人間性
2:できる奴を例える
3:子育ての方針を例える際
などなど・・他にもあると思いますが、大きな分野はこの変化と。
使い方としては、相手を評価するか、これからの子育てを考える場合も、いいかと思います。
三つ子の魂百までの使い方を短文の例文の作成で!
以下のように短文での例文を、作成してみました。
1:三つ子の魂百までとはよく言ったもので、長女の性格の頑固さは、益々ゆるぎないな‥困ったものだ。
2:次女は、とてもやさしい子だったが、三つ子の魂百までというけど、やっぱり今でも優しい。毎年父の日には欠かさず何かくれる。
3:三女は、意思が固く曲げることはしないが、やさしさは幼いころからで、三つ子の魂百までを連想させるな~~
4:三つ子の魂百までというからな~幼児教育には、十分に可能性を考えて取り組んだ方がいいな‥環境が大事だと思う。
5:幼稚園から、高校まで基本同じに育った奴は、三つ子の魂百までというけど、性格変わらんな~~と、還暦の同窓会で思った。
6:三つ子の魂百までというから、子供の前では、親の私は人の悪口や、八つ当たりなんかは、絶対にしてはいけないな。
などなど。
「三つ子の魂百まで」を使った例文を作成してみました。
使い方は、こんなところで。
子供のころの性格って、やっぱし変わりようがないな~~が、私の印象ですが、ことわざって、当たってるよな~~が、正直な印象です。
三つ子の魂百までの使い方を会話例で!
以下の会話例です。
三つ子の魂百までというけど、その頑固さは全く変わってないね。子育てはどう?
お父さんに関係ないじゃん。私がどうであろうと、私は私だから。
どんなこと言ったって君はもう母親だからね。いずれ子供が大きくなったらわかるさ!
全然、わからなくてもいいんだけど!
平行線な親子の会話でした。
三つ子の魂百までと言いますが、俺はどこで間違ったのかな~~と。
三つ子の魂百までの類義語(類語)や言い換えには?
三つ子の魂百までの類義語(類語)は以下です。
- 1:雀百まで踊り忘れず
2:病は治るがクセは治らぬ
3:頭禿げても浮気はやまぬ
4:習慣は第二の天性なり
5:産屋の癖は八十まで治らぬ
などなど・・他にもありますがこの辺で・
「言い換え」として適当だな~~と思うのは
「雀百まで踊り忘れず」
にしておきます。
しかし、全部本当に感じます。
「頭剥げても・・」
は、本当にそうだな~~なんぼなっても、好きなものはやめられません。
同感!
三つ子の魂百までの反対語(対義語)にはどんな言葉が?
三つ子の魂百までの反対語(対義語)を考えてみました。
さて?
性格が変わらないのですから、何かがきっかけで、染まっていく・・そんな状況を想定してみました。
「朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)」
にしておきます。
人間は、環境が変われば、それに順応して変化していくという意味ですね。
良くも悪くも、その状況にしまっていく例えです。
対義語としては、この言葉を上げておきます。
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この手のことわざは結構ありますね~~
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三つ子の魂百までを英語で表現!
英語圏での、似たような諺があります。
「What is learned in the cradle is carried to the grave」
(ゆりかごで学んだことは墓場まで運ばれる)
これそのまんまだと思いませんか?
ゆりかごって、まさに幼児の時代。
墓場は「百歳」ですね。
もう一つ。
「A leopard cannot change his spots.」
(豹はその体の斑点模様を変えることはできない)
これもまったく同感。
三つ子の魂を、変えることはできないとも取れます。
日本でも、海外でもやはり同じような、意識の環境なのだと思います。
三つ子の魂百までは本当か?感想とまとめ!
「三つ子の魂百まで」
の意味や、使い方を例文や会話例で、語源や由来のお話など、解説してきました。
類語や言い換えや反対語も、結構あるもんだな~~と。
英語での表現は、海外でも似たような諺があるんだな~~と、とても参考になりました。
意味のおさらいです。
幼いころの性格は、年をとっても変わらないということ。
(デジタル大辞泉)
まさしくその通りだと思います。
同じようなことわざで
「四十馬鹿に付ける薬はない」
とも言いますが、これもまったくその通りだな~~と思います。
「三つ子の魂百まで」は本当か?
「三つ子の魂百まで」
は本当か?
長く生きてきた感想です。
私は
「よくもま~~こんな的を言いえた言葉もあったものだな~~」
という感想です。
当たります。
人間は、居心地いい場所が大好き。
小さい時の環境って、多分ですが「心理学」的にも、安心できる環境で、居心地がいいんだべな~
んで、そこの環境を、ある意味追い求めてるような気がするんです。
すると、幼児期の環境の影響たる性格が、変わり様がないんだな‥多分(私の勝手な印象ですから悪しからず)
我が家の娘たち見ると、全くそう思います。
まさしくそのまんま。
なんとも、ことわざとは、恐るべし!
侮るなかれ・・です。
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*ヘッダーの写真は、私が撮影した、岩手県の胆沢ダムの11月の風景写真です。