俯瞰的とは？意味と見ると視点の使い方と例文！類語と対義語の考察！

「俯瞰的」はビジネスではとても大事！

俯瞰的とは？読み方と意味を詳しく！

「俯瞰的」
読み方は「ふかんてき」です。

• ・意味の解説
  ・俯瞰的に見るは誤った使い方

について解説。

「俯瞰」「俯瞰的」の意味と使用例！

「俯瞰」の意味は以下の解説。

➀：高い所から見下ろし眺めること。
➁：広い視野で物事を見たり考えたりすること。また、ある事柄や状況に対して客観視すること。
（デジタル大辞泉）

これに
「的」
がついて「客観的に広い視点で、見る、捉える、考えること」を意味します。

意味は上記の二つ。

• ➂：物理的な俯瞰
  ➃：ものごとの客観性や大局観（全体像）

と思えばいいかも。
➂の例なら

• ➄：俯瞰撮影：高いところからの写真撮影した。（山の上から下界を撮影）
  ➅：俯瞰する：ビルの上から下の風景を俯瞰する。

など。

• ➆：今回の問題点を俯瞰的な視点でとらえると・・
  ➇：ライバル社の商品を俯瞰的に考えるとヒットの要因は・

などなどの使い方。（詳しくは例文で）

俯瞰的に見るは二重表現で誤った使い方！

「俯瞰的に見る」
これは二重表現で「誤用」です。

理由は、上記の意味の説明にあるように「俯瞰」にはすでに

「見る」

よいう意味が含まれているからです。
「俯瞰的」
自体が、物事を広い視野で客観的に
「見る」
ことが含まれています。

でも、結構これが多く使われています。
実際には

• ➀：考える
  ➁：解釈する
  ➂：視点
  ➃：捉える

などなどの表現が一般的。

*この漢字は常用漢字ではありません。

俯瞰的の語源と由来のお話！

「俯瞰」

の漢字を分解すると

• 俯：ふ：うつむく、下を見る、ふせる
  瞰：かん：高いところから下を見る

の意味が、それぞれの漢字にはあります。
これだけ見ると

「上から目線」

とも、取れますが、それはもちろん間違いです。

場面は、高いところに立って、うつむいて下を見て、見える景色・・そんなイメージでしょうか。

• ➀：「ものごと」
  ➁：「風景」

の見え具合が客観性を伴い、かなり違ってくると思います。
そのような意味でつかわれ、定着した「慣用句」。。

ではいつから使われてきた？？？

どうやら西国立志編という本があるのですが、訳者は中村正直さんという方で1870年の作品です。
その中の和訳で「俯瞰」という言葉が使われてます。

140年前には、すでにあったんですね。

俯瞰的の使い方と俯瞰的視点について！

「俯瞰的」
の使い方としては、上記に記した

• ➀：考える
  ➁：解釈する
  ➂：視点
  ➃：捉える

が一般的です。
然し、これらを実践するには

「俯瞰的に捉える目力」

が必要です。
「客観的に見る力」
とでもいうか、そういった視野が個人的な能力として必要です。
日頃から、そういった視点で見る、考える訓練をしておくといいかと思います。

➄：人のいう事をよく聞く。

そして分析することも、良い訓練かと思います。
「俯瞰」
する力がないと、なかなか思いだけが空回りするかもしれません。

俯瞰的の使い方を場面と例文と会話例で！

この章では

• ・俯瞰的を使う場面。
  ・使い方を短文の例文で。
  ・俯瞰的を用いた会話例。

を解説します。

俯瞰的を使う場面は？

「俯瞰」または「俯瞰的」を使う場面は
➀：大局的な視点で
➁：景色を眺望
の場面が考えられますが、具体的な場面を以下の表に考えてみました。

特に興味があるのは
「戒め」
です。
相手は単に

• ➀：相手
  ➁：自分

の両方が言えると思います。
熱くなると個人の主観が勝るもの。
そういう時こそ
「俯瞰」
という言葉は、戒めとしてしっくりくると思います。

「俯瞰的」の使い方を短文の例文で！

以下の例文で。

「俯瞰的」
を用いた例文を、私の経験上から、また現在の気持ちから例文にしてみました。
ものごとを見る場面、判断する場面は
「俯瞰的」
を心がけていくと、失敗は少なくなるという気がします。
個人の主観のみでは、失敗する場面が多いように、私の経験上そう思います。

「俯瞰的」を使った会話例！

以下の会話例で。

課長の指摘ってどうしてあんなにずばずば当たるんだろ？。

そりゃ～～物事を俯瞰的に考えているからさ。しかも捉えるポイントが並みの人とは違うんだよな。

へ～～俯瞰的ね～～確かに。

俯瞰的と頭でわかっていても、実際は自分の考えとの葛藤もあるから、そう簡単ではないと思うけどね。課長はそこがうまく考えられるんだな。

という会話。
結構こういうのはありそうな予感。
実際、こういった上司はいました。

俯瞰的の類義語（類語）と言い換えは「大局的に見る」！

俯瞰的の類語（類義語）は以下。

俯瞰的の反対語（対義語）は！

「俯瞰的」
の対義語を考えてみました。
「物事を大局的にみる」
の反対ですから、極めて主観的で狭い視点が想像できます。

• ①：仰望
  ②：近視眼
  ③：主観

という反対語が考えられます。
一つ選ぶなら

③：主観

にしておきます。
意味は以下の解説。

その人ひとりのものの見方。
（デジタル大辞泉）

主観と客観は、「対」を成すものとあります。
なるほど～～です。
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概算の使い方や例文など・・意味も紹介しました。

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語源の歴史は、ちょっと面白かったですね～～

・・・・・・・・・・・

俯瞰的を英語で表現！

「俯瞰的」
試しに検索で。

俯瞰；bird’s-eye view

う～～ん
他の英訳も。

➀：Bird’s-eye view
➁：See the forest from the tree

お～～いいんですね。
参考になります。
例文は以下。

➂- I have a Bird’s-eye view of the situation because I have more information than most people.
➃- This drawing is a Bird’s-eye view of the construction site

（DMM英語）

ちょっと変わった表現で、今回はチョト難しかったです。

俯瞰的のいい話！感想とまとめ！

「俯瞰的」
の、上記の内容を以下の表にまとめてみました。

意味のおさらいです。

➀：高い所から見下ろし眺めること。
➁：広い視野で物事を見たり考えたりすること。また、ある事柄や状況に対して客観視すること。
（デジタル大辞泉）

あらゆる角度から、物事を包括的にまた客観的に見ることを意味します。
なかなか、こうはいきません。
自分が考える大局的な思考が、得てして主観が多数入っている場合も。

そこのところが、かなりの問題に感じますが、意味は上記のようになります。

「俯瞰的」の良いお話！私の人生！

「俯瞰的」
に私はものごとを捉えてきたか？
さて？

俯瞰的に見た結果が、実は自分の主観だった？
そういう場面もありそうです。
実は、自分御都合の良い「俯瞰」である場合も。

結構こういう場面はありました。
ビジネスの世界では、私も結構使ってましたし、意識もしていました。
自分の考える
「俯瞰的」
は、本当に「俯瞰」なのか、よ～～く～～理解することが大事ですね。

広い視野を持つことは、公私ともに大事なこと。
今でもそう思うのですが、なかなか自分御主観との葛藤で、実際はそう思っても言葉にしたり実際の行動を伴うかはまた、別問題のようにも感じます。

皆さんは如何ですか～～

美辞麗句としてはいいのですが、現実も
「俯瞰的」
であることを心がけましょう！
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うだつが上がらないってどんな意味？
語源のお話が、とても面白かったです。

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*ヘッダーの写真は愛機フジの一眼で撮影の、我が家の庭の自生しているイワヒバの写真です。