杓子定規な人はどんな人?意味と性格や対応!使い方と例文や英語訳!
杓子定規とは? 意味は、同じ基準や考え方で判断し、融通が利かないこと。
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「杓子定規」な人ってはビジネスではどう?
Contents
杓子定規とは?読み方と意味を詳しく
「杓子定規」
読み方は「しゃくしじょうぎ」です。
意味は以下の解説。
曲がった杓子の柄を定規に用いることから、誤った基準でものをはかることのたとえ。また、一定の基準で無理に他を律しようとすること。形式や規則にとらわれて、応用・融通がきかないこと。
(ことわざを知る辞典)
一般的に「杓子定規」は、その人の評価として
「ネガティブ」
な印象を与えます。
「既存の枠」(偏った)
にはまった考え方で、柔軟性がないことを言います。
杓子定規の語源は杓子の曲がりに由来!
「杓子定規」
の語源は昔の「杓子」に由来します。
昔の杓子は曲がっていた
昔の杓子の「柄」(持つところ)は曲がっていました。
その杓子の柄で、長さを計っても正確でないことは明白。
しかし、大体の按配で、そういう計り方をする方が。
そこから
- ➀:「無理な基準」
➁:「融通が利かない」
ことを「杓子定規」というようになったと。
曲がった柄では、曲がった分が不正確。
まっすぐなら、基準として使えますが、しかしそれは違うと言っても、その方はその方法を、辞めなかったのかな?‥多分。
杓子定規の使い方を場面と例文と会話例で
この章では
- ・杓子定規を使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・杓子定規を用いた会話例。
を解説します。
杓子定規を使う場面は?
「杓子定規」
を使う場面は、今時や「杓子定規」な考え方を感じた相手を表して。
具体的な場面を、いかに考えてみました。
場面➀ | 規則や法律が昔然 |
場面➁ | 今の時代に・・ |
場面➂ | 今はもっといいものが。 |
場面➃ | それを言ってもな~~ |
場面➄ | 話がかみ合わない |
今の時代に、そぐわない規則や、法律などで拘束される場面や、それを今の時代に言ってもな~~
という事、無いですか?
此の人と話していると、こっちまでおかしくなりそうだ・そんな場面も。
「杓子定規」の使い方を短文の例文で
以下の例文で。
例文➀ | マイナンバーカードって、杓子定規の複雑な手続きの簡素化には、とてもいい考え方だと思う。 |
例文➁ | この規則って、今時の時代に合ってる?「杓子定規」な考え方を感じるな~~ |
例文➂ | 「杓子定規」な方って、ほんと頭堅いし、話してるとこっちまでおかしくなりそ。 |
例文➃ | A課長って考え方が、「杓子定規」に感じるけど、手順としてはまずそこ大事だと思う。 |
例文➄ | 「杓子定規」と、硬軟織り交ぜた考え方ができる人って、最強だよね。 |
例文⑥ | 家人には、「杓子定規」で頭堅いって言われるが、自分は結構柔軟だと思うのです。 |
「お堅い仕事」
と言えば、昔は、公務員や銀行員の方をイメージ・・
「杓子定規」
と言えるのかもしれませんが
スカスだ‥今の時代
そういう分野の方こそ、今の時代は最先端を行ってるような、そんな部門も存在します。
ネット時代になってからは、既存の考え方のような
「杓子定規」
は、捨てていかないと、取り残されそうです。
「杓子定規」を使った会話例
以下の妻との会話例で。
私、〇〇って、考え方おかしいと思うんだけど。
確かに。でも俺らの方がおかしいかもしれないよ。「杓子定規」で物事考えることは、辞めた方がよさそうだし。
そうは言っても、私は間違ってないと思うけど?
それこそ、「杓子定規」でないか?
皆、自分は正しいと思っています。
しかし、そう思ってるのは自分だけ?
そういうことも、あるかもしれません。
話は、十分に聞いてから判断した方が、よろしいかと。
杓子定規の類義語(類語)と言い換えは「四角四面」!
「杓子定規」
の類語(類義語)と言い替えは以下。
頑固 | かたくなで、なかなか考えや態度をまげようとしないこと |
四角四面 | かたくるしく、厳格なことのたとえ。 |
昔かたぎ | 気質が頑固で昔風なこと。 |
教科書通り | 物事はこうあるべき、という理念に忠実であるさま |
マニュアル通り | 規則通りの処理や行動 |
言い替え | 四角四面 |
そのほかにも、沢山の類語があります。
言い替えとして適当だな~~と思うのは
- 「四角四面」
です。
多くの場面で、置き換えとして機能すると思います。
杓子定規の反対語(対義語)は「臨機応変」
「杓子定規」
の反対語(対義語)を考えてみました。
型にはまった考え方行動で、柔軟性に欠けるのですから、その反対なら
がすぐに浮かびました。
他に「融通無碍」という言葉があります。
「臨機応変」の意味の解説は以下。
確かに、反対語として適切かと。
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杓子定規を英語で表現
試しに検索で。
杓子定規:Shamoji ruler
これは面白いです。
他の英訳を。
➀:go by the book
➁:go by the rules
この訳は「規則通りに行う」
He always goes by the book.
He always goes by the rules.
(DMM英会話)
これはわかりやすいですね。
ゴルフでも野球でも規則は
「ルールブック」
と言いますから‥確かに‥納得です。
杓子定規的な人の性格の意外な面!
会社や日常で「杓子定規」な人って、どんないい面と悪い面があるか?
通常は、ネガティブな要素だけですが
ほんとに?
まじめすぎの、印象もあるのですが
「性格」・・
は?
杓子定規な人の特徴!
「杓子定規な人」
の、特徴を考えてみたのですが以下のようなイメージ。
➀ | 融通が利かない |
➁ | 順序にこだわる |
➂ | 小さいことでも無視できない |
➃ | 原則論にこだわる |
➄ | 回りくどい |
➅ | 学習しようとしない(極端ですが) |
など。
こんな傾向がみられるな~~と。
コミュニティーの会議でも、私の地元では、役所定年のお堅い方が、たくさんいます。
原則論にこだわる方が多いですね~
小さいミスでも、鬼の首でも取ったように、自慢の方も。
杓子定規な人の回答から性格を考える!
「杓子定規」
なかたの、今度は性格について。
➀ | めんどくさい |
➁ | ので、事がなかなか進まない |
➂ | 四角四面な性格 |
➃ | 学習しようとしない |
➄ | 原則に対するこだわりが強い |
➅ | 効率を追求しない、むしろ無視というか、それを知らない |
など。
一番は、効率を追求しないことかな~~と。
早い、遅いは二の次なんだな。
手順を踏んだ、いわゆる規則重視。
杓子定規な人は仕事の現場ではどう?
これは困りますね。
スピード重視の、現代のビジネスにおいて、こだわり感は、別な面で持ってほしいもの。
確かに、経理部門などは規則と原則が大事でしょうが、その他の部署は、会議でも決断でも
「スピード」
が大事。
そこで「杓子定規」な議論は、まずはご法度ですね。
お呼びでないから、次からあいつは呼ぶな!
の世界かも。
が・だからと言って、そういう方を重宝する場面もあります。
考え方の多様性で、暴走を食い止める効果もあるかもしれません。
時と場合によるかも!
杓子定規な回答は木で鼻をかむ!
「木で鼻をかむ」
普通は、ティッシュで鼻をかみますが、この辺のことわざで
「木で鼻をかむ」
という言葉があります。
意味は、通り一遍の回答でなんの面白みもこちらの意味を汲んでいない、全く役に立たない回答のこと。
勿論「木で鼻」なんざ~~かめるはずも、そんなことしたら鼻から血が出そうです。
やってはいけません。
融通が利かない人の代名詞です。
面白い言葉だな~~と思います。
参考までに。
*本記事の内容は、私の個人的な考えです。
それなりに解釈くだされば、うれしく思います。
杓子定規ないい話!感想とまとめ
「杓子定規」
の本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | 同じ基準や考え方で判断し、融通が利かないこと。 |
➁:語源と由来 | 昔の杓子の柄が曲がってることに由来 |
➂:使う場面 | 融通が利かないと感じた場面など |
➃:使い方を例文で | 「杓子定規」な方って、ほんと頭堅いし、話してるとこっちまでおかしくなりそ。 |
➄:類語 | 四角四面・頑固・昔気質・他 |
⑥:言い替え | 四角四面 |
⑦:反対語 | 臨機応変 |
⑧:英語表現 | He always goes by the rules. |
意味のおさらいです。
曲がった杓子の柄を定規に用いることから、誤った基準でものをはかることのたとえ。また、一定の基準で無理に他を律しようとすること。形式や規則にとらわれて、応用・融通がきかないこと。
(ことわざを知る辞典)
自分の成功体験に固執する方も、こんな傾向があるように思います。
それと、規則や決まりごとに厳格な職場に、勤務されてきた方などは、なかなか抜け出せないように感じます。
もちろん、杓子定規を否定するものではないですが、柔軟さを織り交ぜると、いい関係が築けそうな感じがします。
杓子定規ないいお話!私の人生
私はある意味
「杓子定規」
な性格です。
一応ですが、曲がったことは嫌いな性格。
- ①:人をだましたりせず
②:正直に
③:真面目に
④:足を引っ張ったりしない
こんなことを、モットーにしていますが
スカスだ・・
世の中、そんな「杓子定規」なことで通るはずもない。
大事なのはやはり「原理原則」は、そのままでもその場面、場面によって
「臨機応変」
に、さらに柔軟に対応することかな。
しかし、私のモットーは・・だから、それに外れてないか?
そんな自問自答をしながら、生きてきたようなもの。
おかげさまで、今があります。
なぬ?
「機転を利かせて泳いで来たら、もっといい人生だったかも?」
確かに。
要領よく生きてる方はいますね~~
でも、そういう方って、どっかで躓きそう!
長く生きていると、たくさんの方に接してきました。
「杓子定規」
も捨てたものではないです。
ネガティブな言葉に聞こえますが、基本はここでも
「柔軟性」
を持って、硬軟織り交ぜて生きていきましょう。
でもね~~本当に杓子定規な方って、これができない。
凝り固まってる方。
どうもこういう方は損する傾向にあります。
考え方は、多様に持っていきましょう。
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*ヘッダーの写真は、我が家の庭の牡丹の花です。
とてもきれいに咲いたので。