「柳に風」の意味と使い方と例文!類語と反対語と英語訳!由来は?
「柳に風」とは? 意味は、逆らわずに穏やかにあしらうこと。
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「柳に風」のように受け流す生き方もあるな。
Contents
「柳に風」とは?読み方と意味を詳しく!
「柳に風」
読み方は「やなぎにかぜ」です。
意味は以下の解説。
柳が風になびくように、逆らわずに穏やかにあしらうこと。
(デジタル大辞泉)
この解説からは
相手に逆らわずに穏やかに受け流してあしらう
様子が見てとれます。
「柳に風」で受け流すの実際は?
「柳に風」
しかし、「ことわざ」を読むと実践は非なるもので受け流すのは
- ①:相手の強い態度
②:強い口調
③:傲慢
などなどに対応するには、かなりの気持ちの余裕と度胸があり
「良い塩梅」
の対応力も必要にも思います。
「柳に風」
の意味は砕いていうと
「波風を立てない」
とも言えようかと。
「柳に風」の語源と由来のお話!
「柳に風」
の語源と由来は不明です。
しかし中国発祥の言葉であることは間違いがなさそうです。
「柳」
は中国では
「五月」
の「風物詩」として有名。
古代の中国の書にはかなり多く出典がみられます。
なので
「縁」
があるという推測はできますが、具体的には証明されていませんので
「不明」
です。
しかし
「柳の枝」は
「風になびくように吹きそよぐ」
その様子を、言葉にしたという推測はできます。
受け流すさまは、とてもあっていて素晴らしい言い回しだと感嘆します。
「柳に風」の使い方を場面と例文と会話例で!
この章では
- ・「柳に風」を使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・「柳に風」を用いた会話例。
を解説します。
「柳に風」を使う場面は?
「柳に風」
を使う場面を以下のように数点挙げてみました。
場面➀ | やってられない |
場面➁ | しんどい時 |
場面➂ | やる気 |
場面➃ | いやな上司 |
場面➄ | それなに? |
いちいち真剣になるのが
「あほくさい時」
がその最たるものに感じます。
「柳に風」の使い方を短文の例文で!
以下の例文で。
例文➀ | 課長のあほくさい話付きあってたらこっちがどうにかなりそうだ「柳に風」の対応が一番。 |
例文➁ | ひょうひょうと「柳に風」の対応で仕事をこなす先輩を私は尊敬する。 |
例文➂ | あいつは何を言っても「柳に風」でやる気なんて全然感じられなく、まるでバカにされているようだ。 |
例文➃ | 「柳に風」で生きることは自然体でいいな~と最近思う。 |
例文➄ | うちの娘は何を言っても「柳に風」のようで先のことなんか考えてないな。 |
例文⑥ | 接客は「柳に風」の対応がストレスなく仕事ができる一番の方法だ。 |
これまで私が経験したことと今の気持ちを踏まえて
「例文」
を作成してみました。
「柳に風」
のごとく生きてみたいなと。
「柳に風」を使った会話例!
以下の会話例で。
あいつの意思表示はいつも「柳に風」で一体やる気があるのかな?。
ないんでない。あるならこうしてはいられないはず。
んだな。「柳に風」は一見気楽に思えるかもしれないけど先はどうでもいいという意味もこの際あるかもね。
我が子ながら困ったね。
いい大人ですが、それでも
「我が子」
困ったもの。
「柳に風」の類義語(類語)と言い換えは「馬の耳に風」!
「柳に風」
の類義語(類語)は以下。
柳に雪折れなし | 柔軟に対応することで物事に対応することができるという前向きな意味 |
馬の耳に風 | 価値が理解できない者や理解しようとしない者に何を言っても無駄 |
のらりくらり | とらえどころがなく漫然としているさま |
右に左に受け流して | 受け取ったものをすぐ他の人に渡して手元にとどめおかないこと |
暖簾に腕押し | 手ごたえがなく 張り合いがない |
言い替え | 馬の耳に風 |
言い替えとし適当な言葉は
馬の耳に風
です。
意味は以下の解説。
理想的なことや立派なことを、価値が理解できない者や理解しようとしない者に言い聞かせても、効果がないことの例え
確かに。
言い換えとして多くの場面で機能すると思います。
「柳に風」の反対語(対義語)は「売り言葉に買い言葉」!
「柳に風」
の反対語(対義語)を考えてみました。
「相手に逆らわず軽く受け流す」
のですからその反対なら、正面から受け止めまじめに議論する風景が浮かびます。
しかしまじめの議論になるならいいのですがえてして
- ①:自分が受け流される立場になる
②:売り言葉に買い言葉で収集つかず
の場面にもなりえます。
次の諺を提案します。
③:売り言葉に買い言葉
④:出る杭は打たれる
たぶんですがこの場合は
③:売り言葉に買い言葉
の場面が多いように感じます。
反対語は
「売り言葉に買い言葉」
です。
意味は
「相手の暴言(ことば)に同じ調子で言い返すこと」
です。
これでは相手と同じになってしまいますね。
こうならないようにほどほどに。
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「柳に風」を英語で表現!
「柳に風」
試しに検索で。
「柳に風」:wind in the willow
良さそうに思うのですがほかの英訳も。
①:No reply is best
直訳すると「返事をしないのが一番いい」
受け流すの典型的な英訳。
他もあるようですが、私はこれ
「一択」
でいいと思います。
「返事をしないのが一番いい」
う~~んこれ鋭いですね。
「柳に風折れなし」受け流す生き方!
「柳に風折れなし」
柳はいくら強風が吹いてもしなる一方で
「折れる」
ことはありません。
尤も、最近は予測不能な強風もありますから
「柳の木」
事態が折れることがあるかもしれませんが(それは例外として)。
「受け流す生き方」
は、賢い生き方に思います。
ただしこれには条件が。
「内容による取り捨て選択ができている」
これが条件です。
- ①:自分にとって有益か?
②:無駄な論議
③:感情的はご法度
などの取り捨て。
これができる「受け流す生き方」は賢い方。
頼りになるときは、率先して問題解決。
普段はおとなしく「温厚」でどこ吹く風的な人当り。
こういう方いませんか?
何もかにも
「柳に風」
で受け流していたのでは、頼りにもされませんしそのうち
「話しても響かないやつ」
でダメな人間のレッテル張られるかも。
これは避けましょう。
④:「柳に風折れなし」
⑤:「受け流す生き方」
面白そうです。
「柳に風」の思いと感想とまとめ!
「柳に風」
の上の内容を以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | 逆らわずに穏やかにあしらうこと。 |
➁:語源と由来 | 中国故事に由来の予想も不明 |
➂:使う場面 | まともに受け取らず聞き流したい場面 |
➃:使い方を例文で | あいつは何を言っても「柳に風」でやる気なんて全然感じられなく、まるでバカにされているようだ。 |
➄:類語 | 柳に雪折れなし・馬の耳に風・のらりくらり・他 |
⑥:言い替え | 馬の耳に風 |
⑦:反対語 | 売り言葉に買い言葉 |
⑧:英語表現 | No reply is best |
意味のおさらいです。
柳が風になびくように、逆らわずに穏やかにあしらうこと。
(デジタル大辞泉)
面倒なこと受け流す、そんな意味を内包している言葉です。
でもすべて受け流していたのでは、真面目な話に応じないやつ、そんな評価が下る可能性もあります。
面倒なことは「柳に風」の対応で、大事なことは真剣に議論する
「できる人間」
を目指すのがベストかと思います。
常に出っ張っていると
「出る杭は打たれる」
といいますから、注意しましょう。
「柳に風」の良いお話!私の人生!
「柳に風」
の良いお話。
人間のタイプは、人それぞれでいろんな方がいらっしゃいます。
- ①:うるさく言ってくる人
②:また始まった的な人
③:口数が多い人
こういう人には、まともに対応していたのでは、こちらで同じ穴のムジナになりそう。
では逆に
- ④:自分のためを思って言ってくれる人
⑤:仕事の大事な話
⑥:無視できないようなお話
このような話をしてくれる人は、自分にとっては大事な情報源。
このような類を
「柳の風」
では自分がダメな人になってしまいます。
本来「柳に風」の意味は
- ⑦:できる賢い奴
のイメージ。
ダメな人間の仲間入りはしたくないもの。
使い分けには注意しましょう。
この場合の良いお話はこの
- 「使い分け」
です。
人間長く生きてきて経験すると、この区分けがなんとなくですができてきます。
まだまだ未熟者ですが、この辺は心がけたいものですね。
みなさんいかがですか?
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*ヘッダー(最上部)の写真はわたしが撮影した、塩釜神社の石灯籠の写真です。