煮え湯を飲まされるの意味と使い方を例文作成で！語源と英語表現は？

「煮え湯を飲まされる」ということわざの意味は、信頼する人からの、思いがけない裏切り行為について、例えて言う言葉です。
使い方では、この信頼する人が、ポイントになりますが、例文作成で考察してみました。
語源や由来のお話と、英語表現についても考えてみました。

Contents

1 煮え湯を飲まされるとは？意味の解釈でのポイントは？
2 煮え湯を飲まされるの語源や由来のお話！
3 煮え湯を飲まされるを使う場面と使い方を例文の作成で！
4 煮え湯を飲まされるの類義語にはどんな言葉が？
5 煮え湯を飲まされるを英語で表現すると？
6 煮え湯を飲まされるを地でいってるかも！経験談や感想！

煮え湯を飲まされるとは？意味の解釈でのポイントは？

「煮え湯を飲まされる」

は、たびたび誤用が指摘されるほど、曖昧な言葉ですが、この場合意味はしっかりと、理解しておかないといけないんだな～～と思います。

意味は以下のようです。

1：信頼している相手から裏切られる
2：自分が信じていた人に裏切られてひどい目にあう。

ここで、信頼している人。
これが重要なポイント。
少し以前の文科省の調査ですが（平成23年）、このことわざ
「煮え湯を飲まされる」
の理解度調査では、正解率が

「64.3％」

でした。

煮え湯を飲まされるの間違った解釈の使用例！

この場合の、問いからの引用です。

驚くことに

「敵からひどい目に合わせられる」：23.9％

には、ちょっと驚きます。
ライバル（敵とみなしてる相手）にひどい目に合わせられる・・こんな意味の解釈のようですね。
これは明らかな誤用です。
改めましょう。

これは、いつになっても、このくらいの数字なんだと思います。
もしかしたら、現代の方が（そのほぼ10年以上後の現在）正解率が低いかもしれません。

しかも、低年代の方は正解率が、どんどん低くなっていくんだな・
20～30代では、正解率は約半分だそうな。（5割）

正しい意味を理解しましょう。

煮え湯を飲まされるの語源や由来のお話！

「煮え湯を飲まされる」

の語源や由来のお話です。
特別な由来はないようです。

煮え湯を飲まされるの語源はどこから？

特別な出典はなさそうです。
語源は以下のようです。

「煮え湯」
とは、煮えたぎったお湯の事で、そんなものを飲まされたら、大やけどは必至！
そこから、信頼していたものからの裏切り行為に対して、この言葉
「煮え湯を飲まされる」
が生まれたそうな。

ところで、なんで煮えたぎった湯の事が、「信頼」につながるんだという素朴な疑問。

おそらくですが・・お茶をどうぞ・・
と、出されたら、その人が信頼する方なら、普通にお茶を出すと思うんだな。（温くもなく熱くもなく普通のポットから）
「石田三成」が、「豊臣秀吉」に出した、お茶はつとに有名。

これが、煮えたぎったお茶なら（ないでしょうが）、石田三成の登用はなかったかもしれません。

水だと（普通の茶）信頼して飲んだら、煮えたぎったお湯で、さらに、わざわざ沸騰させたお茶だったら・・これはもうわざとですね。（故意）
間違いではないわけです。
確信犯的に「煮えたぎった湯」（裏切り行為）なんだな。

信頼していた相手なのに、最後に手のひら返しで、戦を負けた・・これは良くあるな～～と思う。
あいつは、信頼に足る男。
月明かりの下で、未来を語った仲なのに、なぜだ？？？

こんな感じでしょう。

煮え湯を飲まされるを使う場面と使い方を例文の作成で！

「煮え湯を飲まされる」
を使い場面というのはどんな時？
やはりね～～裏切り感なんだと思います。
しかし、信頼する人間が何人いるか？
それも、個人間の格差があるでしょうし、認識の差も。
小手先のジャブを入れて、この人はこの私信頼しているだろうか？

そういうことも、必要かもしれません‥実際の信頼感が勝負の時は。

煮え湯を飲まされるを使った例文を作成してみた！

以下のように作成してみました。

1：会議で自分派と理解していたA君が、私のプロジェクトに真っ向から反論して、その企画はないことになった。昨日までは称賛してくれていたのに、煮え湯を飲まされた気分だ。故意に私に恥をかかせたのか？
2：あいつだけはと思って、目をかけていたのに、まさかの退職。煮え湯を飲まされるまではいかなくても、これまでの信頼関係はなんだったんだろうか？
3：煮え湯を飲まされる行為と、企業内の立場は、凡そ比例するように思う。立場が上になるほど、人との信頼関係が希薄になるからな～
4：何度も、煮え湯を飲まされると、人を信頼する行為の基準が、私の場合は信頼しすぎるのかもしれない。もう少し疑った方がいいかも！
5：煮え湯を飲まされたとしても、部下は信頼してやりたいと思う。そうせざるを得ない、理由があったのだと思う。

などなど・・
私は、何度もこういう目にあってきました。
事前に根回ししたにもかかわらず、信頼していたA君に企画をぼろくそに‥結果、お流れ・・事前には、これでいこうの話だったのに。
この時は驚いたな～～

信頼していた部下なのですが、いろんなことを教え込んで、将来の・・と思っていたら、突然の退職。
退職理由が「俺だった！」これはショックだったな～～
それ以降は、信頼するなんざ～～タブーで、型通りの事しか指導しなくなったっけな。

企業内で、立場が上がれば、敵は多くなるもの。
しかし、立場が上がっても、以前からの信頼関係は続いているという、大いなる勘違いをするわけです。
こういう方、注意しましょうね。

昨日の友は、もうすでに敵になっていますから。