草臥れるとは?読み方と意味や由来は?使い方と例文を作成してみた!
草臥れるとは?
読み方で、主な意味は歴然で「くたびれる」ですが、それには心身の疲れや見た目のみすぼらしさも含みます。
語源や由来は、とても古く「詩経」からの出典です。
使う場面や、使い方と例文を私なりに作成してみました。
また、英語表現もどうなるか、考察してみました。
Contents
草臥れるの読み方と意味は?漢字から意味を読み解く!
「草臥れる」
読み方は「くたびれる」です。
草臥れるの意味は?
以下のようです。
1 長時間からだや頭を使ったため、疲れて元気がなくなる。「歩きつづけて―・れる」
2 年老いたり苦労が続いたりして気力や若さを失う。「人生に―・れる」「生活に―・れた顔」
3 衣服などが長く使われたため、古くみすぼらしくなる。「―・れた背広」
4 (他の動詞の連用形に付いて)その動作を続けるのが、疲れていやになる。「待ち―・れる」
(デジタル大辞泉より)
以上のような意味があります。
単に、考える時間が長くて、または労働や体の動作による疲れから、その時間の単位が人生のような、長い時間に例えたり。
衣服などの外見や、見た目の風体や、シャツや身なりなど、いろんな意味での
「草臥れる」
がありますね。
また、待ちぼうけによる「待ちくたびれる」などという表現も。
日常普通に使われている、そんな言葉だな~~って思います。
草臥れるの漢字表現から意味を考える!
漢字が難しいですね。
私は、恥ずかしながら、読めませんでした。
「草臥れる」
の漢字の
「草臥」
についてです。
- 草:くさ
臥:ふす、伏す
草が、伏せってる(臥す)状態のことを言います。
草って、本来は雑草ですから、ほとんどが元気!
最近は田んぼの畦畔の草刈りで、わたしは「草臥れて」います。
腰に来てますよ~~~
草って、なんでこんなに元気なんだ?
雨が降ると、一気に伸びます。
その草が臥せってるのですから、これは元気がない状態で
「草臥れる」
ということになるのか?
次の語源と由来のお話に続きます。
草臥れるの語源と由来は?
出典は中国の古典
「詩経」
によります。
詩経とはいつの時代の本だ?
詩経とは以下のようです。
『詩経』(しきょう、旧字体:詩經、拼音: Shījīng)は、全305篇からなる中国最古の詩篇。儒教の経典である経書の一つに数えられる。
先秦時代には単に「詩」と呼称されたが、後漢以降、毛氏の伝えた『詩経』のテキスト・解釈が盛行したため、「毛詩」という名で呼ばれるようになった。宋代以降に経典としての尊称から『詩経』の名前が生まれた。
(wikipediaより引用)
時代は、中国の春秋時代といいますから、紀元前400~500年あたりなのかな~と思います。
孔子の編纂であるという、そんな説もあるようですね。
草臥れるは詩経のどの詩だ?
詩経の中に「鄘風:載馳」という詩があるんだそうな。
その中に
載馳載驅、歸唁衛侯。
驅馬悠悠、言至于漕。
大夫跋涉、我心則憂。
跋:草原を行くことを跋といい
涉:河川を行くことを渉という
そこで、くさぶし(草臥)みずわたる(水渡)とあるそうなんですが、その原文にたどり着けませんでした。
場面を想定すると、なんとなく意味はしかしながら、分かってくるような気がします。
ほかには、完全なる日本の発祥の言葉であるという、そんな解説も一部あります。
「詩経」
の出典が、辞書にも載ってるので、こちらが正解かと思います。
しかし、言語にたどり着けないのは、少しだけ疑問が残りました。
草臥れるを使う場面と使い方を例文の作成で!
「草臥れる」
を使う場面とは?
やはり「草臥れた」場面(笑・・
草臥れるを使って例文を作成してみた!
以下のように作成してみました。
1:商品開発の設計で、構造を考えると頭も体も草臥れて、もう死にそうだ!
2:朝から田んぼの畦畔の草刈りで、草臥れてもう何にもしたくない。
3:自分の姿かたちを鏡で見ると、なんか年齢的に草臥れたな~~って思うんだな。
4:よれよれの草臥れたシャツを着ていると、なんかみすぼらしくなるから、このシャツはもお払い箱だな。
5:人生一生懸命に走ってきたけど、もうこの辺が限界だな。草臥れた・後はゆっくりと過ごしていきたい。
などなど・・
私の経験で、ほぼ網羅してみました。
誰でも、こんなことは経験したことが、あるんだと思います。
私だけではないですね。
人生60年以上生きてきて、もうほんと草臥れました。
でも、まだまだやり残したことがあるし、人生って一度しかないですから、充実していきたいですね。
でも、草臥れるほどの一生懸命は、これからはないことにしようと思います。
そこそこ・・好きなことをやりながら・・そう願いたいものですが。
草臥れるの類義語にはどんな言葉が?
「草臥れる」
の類義語には、やはり代表的なものは
「疲れる」
だべな~~
でも、この言葉比較すると、やっぱし似てるところもあれば、非なる部分もありそうです。
違う部分というのは
- 1:肉体的な疲れと精神的な疲れの場合
2:シャツやズボンなど物に対して使う場合
3:体や精神の疲労の度合いについて
それぞれに、ちょっとずつニュアンスが違ってきます。
使い分けが重要かな~~と思います。
ほかには
- 1:バテル
2:気力がなくなる
3:無力
などなど・・他にもたくさんあります。
それぞれに、似たような言葉ですが、使い方が違いますから、注意しましょう。
・・・・・・・・・・・
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語源や由来はなるほどの世界でした。
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草臥れるを英語で表現数るとどうなる?
いつものように検索で
草臥れる:Lying down
です。
直訳のようにも思えますが、ほかの英訳は?
- 1:to get tired
2:to become exhausted
3:to grow weary
こんな、英訳があります。
shoes rather the worse for wear
(草臥れた靴)
be tired of waiting
(待ちくたびれた)
a tiring job
(疲れる仕事)
などなど・・こんな表現があります。
やっぱし・・1番がなんとなく無難なような気がします。
私はこれで。
そろそろ草臥れてきた私の人生!なかなかしんどい!
「草臥れる」
について、意味や読み方や、一番興味のあった
「語源と由来」
他について、考察してきました。
なかなか、言葉はわかっていても、いざその内容を掘り下げていくと、どの言葉もそうですが、なかなか奥が深いですね。
意味のおさらいです。
1 長時間からだや頭を使ったため、疲れて元気がなくなる。
2 年老いたり苦労が続いたりして気力や若さを失う。
3 衣服などが長く使われたため、古くみすぼらしくなる・
などの、大きなくくりでの意味なります。
いろんな状態でこの
「草臥れる」
は使えそうです。
私の人生は草臥れる人生だった?
まだまだ、先が多分あるんだと仮定すれば、こんなこと書けませんが、仮に中間決算をするならば、私自身は
「結構草臥れました」
人生、生きていくのに、やっぱし一生懸命でしたね。
何も、これは私だけでなく、ほとんどの方がそうだと思います。
でも、得るものも結構大きかったような気もしますよ~~
一つ一つをとらえると、それは草臥れることも多々ありましたが、そのたんびに得るものもあったわけですから、結果オーライでしょう。
なぜなら、今こうして普通に生きていますから。(くたびれもうけも勿論たくさんありましたが・・・)
これからも、こんな風に生きていくんだと思います。
でも、草臥れるようなことはしたくないな~~と思うんだな。
何をいまさらという、そんなことは避けていきたい。
「火中の栗」
という言葉がありますが、それはないですね。
私は、どちらかというと、みんなにおだてられると
「仕方ないか‥」
そんな場面が多々あるので、それは心を鬼にして、やめていこう。
これ以上草臥れるのは、やはりごめんだな!
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*多分の私の主観を入れて書いてますので、??な部分があってもご容赦ください。
ヘッダーの写真は、一昨年私が撮影した奥入瀬渓流の写真です。