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猫鼠同眠の意味と使い方や例文!語源の由来の物語や類語と英語表現!

12月の庭の風景写真

猫鼠同眠とは?
意味は、悪人と取り締まる側が共謀すること。
「猫鼠同処」も、同じ意味でつかわれます。
使い方を例文や会話例の作成で。
語源となった、由来の物語を解説。
類語や言い換え、反対語(対義語)や英語表現を通して、「猫鼠同眠」(猫鼠同処)の意味を深く理解していきます。

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猫鼠同眠(猫鼠同処)とは?意味を詳しく解説!

 

猫鼠同眠のイメージ写真

「猫鼠同眠」
読み方は「びょうそどうみん」と読みます。
別には「猫鼠同処」(びょうそどうしょ)も、同じ意味でつかわれます。
意味は以下の解説。

悪事を働く人と、それを取り締まる人が示し合わせて事を運ぶこと。
または、上の立場の人と、下の立場の人が共謀して悪事を働くこと。
猫と鼠が共に眠るという意味から。
(四字熟語辞典)

ネコとネズミは、犬猿の仲というか、猫はネズミを捕獲するのが、生きていくための仕事のようなもの。
それが、一緒に寝るなんて、ありえないこと。
普段は、宿敵でもある一つの事に関して、結託すると、仲良くなります。
その一つの事って?

「悪いこと」

に決まってますね。

2021年の韓国の今年の四字熟語は「猫鼠同處」!

これは驚きました。
韓国で、2021年の今年の四字熟語が、発表されたのですが
「猫鼠同處」
でした。
日本では「猫鼠同眠」で、表現されますが、元は同じ意味。
社会の現実を皮肉った言葉なんだそうな。

これを選んだ方法に意味があると思います。
なんと、選んだ方は韓国の大学の教授880人での、投票で一番多かった四字熟語。

知識人の選挙で、選ばれたようなものですね。
確かにな~~考えてみれば、本当にそう思っても、無理がないことばかりがあったような、そんな気がします。

 

猫鼠同眠の語源と由来のお話!

 

猫鼠同眠のイメージ写真

「猫鼠同眠」
の語源は中国二十五史の十九番目
「新唐書」
のなかの「五行志」の記載によります。

「猫鼠同眠」の由来のお話はの内容は?

一つは以下のようです。

地方の兵士の家でのこと。(おそらく場所は洛州(ラクシュウ))
子猫と子ネズミが、同じ親猫の乳を飲んでることが話題に。
兵士は、地方長官に報告。
地方長官は、中央政府に連絡。

時の官僚の「宰相」が大喜びで、これも天下泰平の皇帝陛下のおかげ・・と、媚を売ったかどうかは別にして、皇帝陛下に是非お目にかけねば。
んで、その、子ネズミと子猫ははるばる都に。

ところが、それを批判したかた。

「崔祐甫(さいゆうほ)」

という方で、曲がったことが大嫌いな、いう事も歯に衣着せね・・まっすぐな方。

「ネコはネズミを捕まえて当たり前。それが本性だ!これは司法に在る者が盗賊を見逃して自分の懐を肥やしているようなもので、何がおめでたいのだ!」

その上奏書を見て、さしもの皇帝陛下も「なるほど~~」と。
が‥この一件で「崔祐甫」は、宰相からにらまれて地方に左遷。
しかし、そののち宰相が更迭されて、代わりに「崔祐甫」が復帰したというお話。
宰相も「猫鼠同眠」だったのかもしれません。

二つ目は以下のようです。

「新唐書」
には以下の記述が。

洛州(ラクシュウ)の猫鼠処(すみか)を同じくす。鼠の隠れ伏すは、盗窃(トウセツ)に象(かたど)る。猫は捕嚙(ホゴウ)を職とす。しかるに反(かえ)って鼠と同じくするは、司盗(シトウ)の者、職を廃し姦(カン)を容(い)るるに象る。

唐の龍朔(リョウサク)元年:661年に、猫とネズミが一所に寝ているという、報告。(上と似ています)
もしそうだとしたら、司法にある取り締まる側が、悪人(盗賊)を見逃して、自分の懐を肥やしているに違いない。

そういう意味の記述です。
確かに。
上の記述のほかに、1の由来に継がるのかどうかは、私は確信はありません。
でも、いずれこんな由来です。

ありえようもない、猫とネズミの様子は、普通に考えれば、ありえぬこと。
ネコは、腹を減らしているが常。

この由来、如何思いますか?
世の中多いですよね~~こういう事。

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猫鼠同眠を使う場面を考えてみた!

 

「猫鼠同眠」
を使う場面は、よく言う「癒着」を感じた場合や、普通に悪事のニュースを見た時など。
入札価格の漏洩や、捜査情報の漏洩などは、典型的な事例ではないでしょうか?

  • 1:入札価格の漏洩
    2:裏金
    3:捜査情報の提供
    4:インサイダー取引

などなど・・多岐にわたるかと思います。
悪いことを考える方は、そちらの方はプロですから。

 

猫鼠同眠の使い方を短文の例文の作成で!

 

猫鼠同眠のイメージ写真

以下のように短文での例文を、作成してみました。

1:発注側と、受ける側との関係って、どうしても「猫鼠同眠」を疑ってしまう。
2:捜査情報を漏らした嫌疑で、捜査を受けたニュースが多いな~~と。これって「猫鼠同眠」っていうんだよね。
3:株式の公開を知りえる立場の方って、「猫鼠同眠」とは、おそらく背中合わせだべな~
4:偶然に知りえた情報でも、対価を要求すれば「猫鼠同眠」と言えると思う。
5:外交って、基本的に「猫鼠同眠」の考え方がないと、成り立たないような気がする。
6:政治家と役人の方って、「猫鼠同眠」の駆け引きが、頻繁かもしれない。

などなど。
このような類のニュースって、結構頻繁にあります。
癒着は、無くならないべな~と思いますが、皆さんは如何思いますか?

「猫鼠同眠」を用いた会話例!

以下の会話で。

https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png

お父さん、どうして警察の方って悪いことするの?

https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png

そりゃ~~見逃せば、ただってことはないからね。悪人だってそれは必死さ。

https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png

なるほど~~それって悪人と捕まえる人が悪い人のいっぱからげだね。

https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png

それを言うなら、「猫鼠同眠」っていうんだよ。猫とネズミが同じ寝床で寝るんだ。ありえないだろ・・トムとジェリーだってねないぜ!(・・・たぶん)

などなど。
捕まえる方は、その甘い誘惑に負けてしまうんだな。

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猫鼠同眠の類義語(類語)や言い換えはどんな言葉が?

 

猫鼠同眠の類義語(類語)は以下。

1:猫鼠同処
2:鼠窃狗盗
3:結託
4:癒着

などなど。
言い換えとして適当だな~~と思うのは、せっかく四字熟語があるので

「猫鼠同処」

にしておきます。
でも、漢字が難しいので、簡単に使うなら、「癒着」でもいいかなと。

猫鼠同眠の反対語(対義語)にはどんな言葉が?

 

猫鼠同眠のイメージ写真

猫鼠同眠の反対語(対義語)を考えてみました。
さて・・これも難しい。
悪人と、つかめる方が結託して、悪事に。
そうならない、ためには、捕まえる側が、真面目でないといけません。
又は、一緒にならないこと。

「同床異夢」

で如何でしょうか?
同じく寝ても、違うことを夢見ること。
これは良さそうに感じます。

「猫鼠不同眠」
という言葉も、検索で引っかかるのですが、この言葉ってあるのかな?
ちょっと理解できませんが、ネット上には、間違いなくあるようなので、意味が通じるなら、こちらが、反対語としては有意義だと思います。
・・・・・・・・・・・
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こういう関係って、とてもいいと思いますが、なかなかなれませんね。
・・・・・・・・・・・

 

猫鼠同眠を英語で表現!

 

猫鼠同眠のイメージ写真

「猫鼠同眠」
を英語で表現すると。
こんな文に。
これは、そのまんまの例文。

the cat and the rat are asleep together.

もう少し踏み込むとこうなります。

Cat and mouse sleeping together on the same bed. That is to do wrong work collaborate with boss and subordinate each other.
(猫と鼠が同じ床で眠る。これは、上司と部下が協力して、悪事を働くことを意味します。)

なるほど~~です。
いろんな表現があるんだな~^と。

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猫鼠同眠のいい話!感想とまとめ!

 

「猫鼠同眠」
の意味や、語源となった由来のお話は、とても面白かったです。
この話は、中国の有名な歴史書に載ってるというので、これまた驚きでした。
類語や反対語や、英語表現で、言葉の意味を深く理解できました。
意味のおさらいです。

悪事を働く人と、それを取り締まる人が示し合わせて事を運ぶこと。
猫と鼠が共に眠るという意味から。
(四字熟語辞典)

ネコとネズミが、同じ夢を見る・・まさかですね。
これは、悪事に違いないと考えるのは、普通だと思います。

よく聞くのは、取り締まる側と、取り締まられる側が、同じビルに入っていた。
これ、よく聞きますね~~って、伝統文化かもしれません・・地域やお国によっては。

韓国の今年の言葉が

「猫鼠同處」

には、驚きました。
おなじ意味です。
しかも、選んだのは知識人の方。
う~~ん・・考えさせられます。

猫鼠同眠のイメージ写真

「猫鼠同眠」の良いお話!

孫が今見ている、漫画のトムとジェリーは、とても古い漫画ですね。
確か、私が小さい時からあるのではないでしょうか?
驚くべき、長寿命のアニメです。

「窮鼠猫を噛む」

の場面が、痛快なんだな~~これほんと面白いと思う。

「猫鼠同眠」

については、とりあえずが「外交」がイメージされるかな~~と。
お国が違えば、法律も違いますから、まず同じ価値観では、なさそうです。

これを、大国の論理でいっても、納得するはずがないかと。
同じ夢を見なくても、とりあえずはこれで・・が、外交なのかな?という私の理解。

家庭内では、「猫鼠同眠」はどう理解すればいい?
当てはまることってあるかな?

妻とは「猫鼠同眠」でいたい気がするが、なんかこれも違和感があるな‥私はないが相手は。

スカスだ・・世の中には、多いな~~「猫鼠同眠」!

・・・・・・・・・・
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語源となった由来のお話は、とても興味深かったです。

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*ヘッダーの写真は、我が家の12月の、とても寒い霜の降りた庭の風景写真です。

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