顔色をうかがうとは?意味と使い方を例文作成で!類語と英語表現!
顔色をうかがうとは? 意味は、相手の顔の様子によって、機嫌や心の動きを知ろうとする行為。
|
妻の顔色を窺うのが日常?
Contents
顔色をうかがうとは?意味を詳しく!
「顔色をうかがう」
意味は以下のようです。
1:顔色をうかがうとは、相手の気持ち・心情・機嫌を計り知ろうとして表情・顔つきを密かに観察すること。
2:相手の顔の様子によってその心の動きを知ろうとする。相手のきげんのよしあしを見る。
(日本国語大辞典)
こんな意味になります。
表情は、気持ちの裏返しかと。
気持ちが、表情に出るのは、人として当然。
なので、それを逆手にとって、相手の表情を見て、感情を読み取る・・そんな意味と解釈します。
「顔色を窺う」と「顔色を伺う」の違いと正しいのは?
同じ「うかがう」なのですが、この二つの漢字が違います。
なので、意味も当然違います。
混同しないように気をつけましょう!
伺う:意味 | 尋ねる、訪問する、聞く、問う、安否の様子など |
使用例 | 本日お宅に伺って、例の件の打ち合わせを・・ |
うわさは伺っておりますが・・などなど・・(禅譲語である) |
窺う:意味 | 様子を見る、ひそかに探りを入れる、様子を見て好機を・・ |
使用例 | 顔色を窺うと、あまり乗り気のようでは |
どうやら相手は、この件は乗り気ではなさそうな・・(禅譲語でない) |
上のような差があります。
まとめると
伺う | 禅譲語:他人を敬う:安否や様子や意向などに「伺う」に使用 |
窺う | 禅譲語でない:ひそかに・・表情から機嫌などを覗き見るイメージ |
大きな違いは、禅譲語かそうでないかと
- 「直接人に会うか、ひそかに見ることかのちがい!」
かと。
この辺の区分けは、しっかり覚えたいです。
私も間違いそうな予感がします。
気を付けます。
顔色を窺うの語源や由来のお話!
「顔色を窺う」」
の語源や由来のお話です。
特に、故事などの出典はありません。
漢字の意味によります。
- 顔色:気持ち、感情(この場合)
窺う:「窺う」は、この場合、顔の表情やようすをそっと探る意で、「鼻息を窺う」「出方を窺う」などと、同じ意になります。
漢字の、「窺う」の意味で、この言葉が成り立っています。
物理的な「顔色」もありますが、この場合は相手の気持ち、内面的な心理状態を密かに覗き見ることを言います。
熱があって、顔色が悪い・これは、この場合の顔色とは、また別の意味。
顔色を窺うの使い方を場面と例文と会話例で!
この章では
- ・顔色を窺うを使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・顔色を窺うを用いた会話例。
を解説します。
顔色を窺うを使う場面は?
「顔色を窺う」
を使う場面は、ズバリ、相手の気持ちが気になる時!
具体的な場面を、いかに考えてみました。
場面➀ | 高額な買い物での妻の顔色 |
場面➁ | 上司の機嫌はどうだ? |
場面➂ | お局様の顔色伺い |
場面➃ | 腫れ物に触るような相手の顔色 |
場面➄ | 取引先の担当者の機嫌 |
などなど。
相手の「顔色」が気になる場面は、その相手が自分にとって、極めて影響がある方。
勤務先や家族や、取引先など、いつも接する方かな‥
それと、めったに合わなくとも、影響が大で重要な方も。
「顔色を窺う」の使い方を短文の例文で!
以下の例文で。
例文➀ | 新しいパソコンを買おうと思うが、妻の機嫌の良い時に、顔色を窺いつつ時期を見てだな。何せ恐い。 |
例文➁ | 娘に今度の週末用事を頼みたいのだが、快く引き受けてもらえるか、顔色を窺いながらタイミングを見るとしよう。 |
例文➂ | 話の途中で顔色を窺うのは、とっさの判断にはかなり有効だと、僕はいつも思っている。 |
例文➃ | いつも怒られてばかりだと、その人の顔色を窺う事は、習性になってしまう。 |
例文➄ | 妻の機嫌が悪いので、思わず顔色を窺ってしまう。こっちの顔色まで悪くなりそ。 |
例文⑥ | 相手が自分をどう思っているのか、気になる方人ほど、「顔色を窺う」傾向が強いかもしれない。 |
などなど。
「顔色を窺う」
のは、日常的な会話でも、習性として出てくるイメージ。
「今の一言で表情が変わったな!」
のような感じですね。
「何か悪いこと言ったかな?」
という印象。
人の心理はめんどいな~~と、いつも感じます。
「顔色を窺う」を使った会話例!
以下の会話例で。
俺は、子供の顔色を窺うような親にはなりたくないな。
お父さん、何それ?
お前も親になればわかる時が来るさ、って、君も二児の母親だっけな。
んだから何?そんなのわからなくたって、生きていけるから!
親にならないと、わからないことがあるんだな。
子供に見せたくないテレビ番組や、持たせたくないものなど。
究極は
「子供の顔色を窺う」
ことではない?
そんな気もする。
顔色を窺うの類語(類義語)と言い換えは「機嫌を伺う」!
「顔色を窺う」
の類義語は以下。
日和見 | 周囲の形勢をうかがい、自分の態度を積極的に決定しないこと |
八方美人 | だれからも悪く思われないように、如才なくふるまう |
機嫌を伺う | 相手の機嫌を損ねないように、気を使ったりすること |
愛嬌を振りまく | 相手を喜ばせるような言葉・振る舞い |
ゴマをする | 人に気に入られるように振舞ったり、わざとお世辞を言ったりする |
言い替え | 機嫌を伺う |
などなど・・
他にもたくさんあるようですね。
「顔色を窺う」
と言う言葉には、自分の自己防衛反応も、多分にあると思います。
なので、こう言う言葉が類語になるんだと。
言い替えとして、適当だな~~と思うのは
- 「機嫌を伺う」
です。
多くの場面で置き換えとして、機能すると思います。
顔色を窺うの反対語(対義語)は「凌駕」!
「顔色を窺う」
の反対語(対義語)を考えてみました。
相手の機嫌が、気になる場面を想定するのですが、その反対なら自信満々で、相手の顔色なんざ~~眼中にない。
こういう事を連想してしまいます。
自分の自信で相手を
「凌駕」
する。
又は見下すような感情。
- ➀:「自信満々」
➁:凌駕
かな~~と。
一つ選ぶなら
- 「凌駕」
にしておきます。
これ合ってるかな~~ちょっと自信がないので、参考程度にしてください。
*私の意見という事で。
・・・・・・・・・・・・
負けるが勝ちの意味とは?
本島に勝ちなのかのお話です。
負けるが勝ちの意味や本当なのか具体例で人間関係での使い方を考察!
あいにくの意味は?
あいにく(生憎)とは?意味と使い方を例文の作成で!類語や英語表現!
使い方を例文の作成で検証してみました。
・・・・・・・・・・・・
顔色を窺うを英語で表現するとどうなる?
試しに検索で。
顔色を窺う:Look at the complexion
さて・・これいいのかな?
「complex」
ですか~~
他の英訳は?
1:gauge someone’s feelings
あ~~これよさそうですね。
他には
2:機嫌を伺う
というのもあります。
他にもあるようですが、この辺で。
対象の箇所を、妻であったり、彼であったり、彼女であったり・・その部分を変更すれば、使えそうです。
顔色を窺う夫婦や会社の上司!娘の顔色も気になるが・・感想など!
「顔色を窺う」
の本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | 相手の顔の様子によって、機嫌や心の動きを知ろうとする行為。 |
➁:語源と由来 | 漢字の意味による |
➂:使う場面 | 相手の機嫌が気にる場面 |
➃:使い方を例文で | いつも怒られてばかりだと、その人の顔色を窺う事は、習性になってしまう。 |
➄:類語 | 機嫌を伺う・日和見・八方美人・他 |
⑥:言い替え | 機嫌を伺う |
⑦:反対語 | 凌駕 |
⑧:英語表現 | 機嫌を伺う |
「顔色をうかがう」
と
「顔色を伺う」
は明らかに違います。
この違いは「伺う」と「窺う」の違い。
使い方は間違わないようにしましょう。
意味のおさらいです。
1:顔色をうかがうとは、相手の気持ち・心情・機嫌を計り知ろうとして表情・顔つきを密かに観察すること。
顔色を窺うのは、どうしてでしょうか?
意味は承知しましたが、問題はその場面です。
やはり、機嫌や気持ちが気になり、自分が怒られるかも・・機嫌を損なっているかも・・と気になってる時でしょう。
なので、類語には「機嫌を取る」ような言葉が並んでるんだと思います。
私が顔色を窺ってきた相手は妻と家族かも!
妻や家族の気持ちを、顔色を窺うことで・・こういう方多いのでは?
もしくは、その反対の方もいるかもしれません。
できれば、円満でいたいのは当然ですが、円満が壊れそうな案件があったら、できるだけ機嫌のいいときに・・そう思って顔色を窺うのは、これは当然かと思います。
これからも、そうして暮らしていくんだべな~~って思うんだな。
「顔色を窺う」
これで、相手の気持ちがわかる?
さて、皆さんはどう思いますか?
「顔で笑って、心で泣く!」
こういうのもありですね。
意思が強い方は、決して弱みは見せないもの。
私自身も仕事や日常では、決して顔には出さないように心がけています。
できれば、お付き合いも仕事も円満に済ませていきたいもの。
争いごとは嫌いですから!
・・・・・・・・・・・
犬も食わないとは?
なんで犬なのかな?
犬も食わないとは 意味と使い方を考えた!語源は夫婦喧嘩が由来!
寸暇を惜しんで何かに没頭したことはありますか?
寸暇を惜しんでの意味や使い方を例文の作成で!由来や英語での考察!
そんなことわざのお話です。
*多分に自分の主観を入れて書いてますので、???な部分があっても容赦ください。
ヘッダーの写真は、私が撮影した鳴子大橋の6月の写真です。
カメラは「x-t4」です。