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呉越同舟とは?語源や由来のお話は孫子の兵法!意味や使い方と例文!

松島福浦橋の春の風景写真

呉越同舟の意味や読み方は?
読んでみると、孫子の兵法に見る企業の在り方なども、参考になります。
語源や由来や歴史上のお話は、いつもながら面白いものですね。
英語表現や使い方や例文も作成して、この四字熟語の意味に、私なりに迫ってみようと思います。

類義語ってどんなのがある?
それも興味がありますね。

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呉越同舟とは?意味や読み方と漢字分析は?

「呉越同舟」

読み方は「ごえつどうしゅう」です。
呉と越は中国春秋時代の、国で呉は三国志でも有名なお国です。
勿論、時代は全く違いますが。

呉越同舟の意味は?

意味は以下のようです。

「危機の中で仇(敵)同士が協力し合うこと、仲の悪い者同士が同席する場合にも用いられる」

とあります。
この難局に立ち向かうには、与党野党問わず国難に立ち向かい・・と・・こんな感じかと思います。

普段は敵同士だが、この場合は力を合わせて対応しないと、両方とも滅んでしまう・・そんなときに、使う言葉かな~と思って、この意味をかみしめました。

呉越同舟の漢字分析は?

漢字を分解してみます。

  • 呉:呉国
    越:越国
    同:同じ
    舟:舟

当時、呉と越は戦状態。
とても仲が悪い。
とても同じ船に乗るとは思えない・・犬猿の中なんだな。

その、犬猿の仲の呉人と越人が同じ船??

その船の中で、武器を手に取り‥そんな事態になりそうなのですが、実はそうはならなかった、ハッピーエンドのお話です。

次の由来に行きます。

呉越同舟の語源や由来と孫子の関係は?歴史のお話!

「呉越同舟」

の故事は、中国春秋時代の「呉」と「越」国にまつわるお話です。
孫子の兵法で知られる「孫武」は、当時呉の将軍で作戦参謀ですね。

いわゆる有名な兵法家です。
この孫子の兵法の

『孫子・九地』

において、この物語は登場します。

この時代のお国の呉と越の歴史は

  • 呉国:BC585~BC473
    越国:BC600~BC334

に存在した国になります。
中が悪くて紛争が絶えませんでした。

呉越同舟の基になった歴史的な物語とは?

ある日、呉と越の国境に近い、川の渡し船に呉人と、越人が、10数人乗り合わせたんだな。
双方はともに、シラ~~~と、、重たい雰囲気の空気で。(当然です)

しかし、舩が川の南岸に向かって走り出し、川の中ほどまで来ると、突然空が真っ暗になり、激しい風や雨に見舞われました。
そして、巨大な波にも襲われ、子供が泣き喚き、お年寄りは船の揺れに堪え兼ねて転んでしまったり、船の中は浴び狂阿鼻狂乱。

この難局に、船頭は何とか帆を下ろそうと心がけるのですが、船は波と風に大きく揺られどうしてもロープが解けません。

このままでは船が転覆してしまう。

そうすると、若い船客が呉人も越人も関係なく、先を争うように帆柱に駆けつけ、恐怖や雨と戦い見事ロープを解いたのでした。

これによって、この渡船の帆はすべて降ろされ、激しく揺れていた船も落ち着きを取り戻しました。

やがて天気も回復し、何事もなかったかのように・・・

そこで船頭が言った言葉

「呉と越がこのようにいつまでも仲が良かったらどんなにいいことか」

この話を、孫子の兵法に例えて言った物語ですが、それが「古事成語」になったと言うお話です。

呉越同舟で孫子が言いたかった事はなんだ?

孫子が生きた時代は、まさに中国春秋戦国時代です。
各国が覇を争い、戦が耐えなかった時代。

その戦で勝つためには、危機感を持って、組織の垣根を取っ払い、呉と越の人のこの呉越同舟のように、見事なチームワークを発揮しないと、勝てない。
そのためには、組織に危機感を持たせよう。危機的な状況では、中の悪い者同士でも見事なチームワークを発揮し勝てる。
危機的状況に追い込んでいけば、団結できるし、団結すれば勝てる。

逆に言えばどうなるか?

一言で言えば

「足の引っ張り合いをしているようでは何事も勝てない」

と言う事ですね。

今の時代にも、しっかりと当てはまる、見事な四字熟語だと思います。
いつの時代でも、人の世は基本的には同じか?

GYAOの無料動画「孫武」のシーンには、この部分はあったかなぁ?

ちょっと覚えてないです。

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呉越同舟を使う場面と使い方を例文で表現すると!

「呉越同舟」

は、どんな場面に使うんでしょうか?
考えてみたのですが、やはり会社でも家族でも何でもそうですが、全員が一致団結して対処しないと、まずい状況が起きたとき。
力を合わせて、対応していかないと、乗り越えていけないという、そんな事態に直面した時。

などがあろうかと思います。
要は危機的状況に陥ったとき・・と言うことかなぁと思います。

呉越同舟を使って例文をつくってみた!

以下のように作ってみました。

1:この危機的状況を打破するためには、組織をまたがった、一致団結するまさに呉越同舟の考えが必要だ。
2:家の家計がピンチ!みんなの給料を持ち寄って、まさに呉越同舟の考え方で行かないと、この局面は乗り切れない。
3:それぞれが自分の主張だけを繰り返していたら、この事業は成り立たない。呉越同舟の考え方で、ここは1団結することが肝要だ。
4:それぞれの国が、呉越同舟の考え方を持てば、争い事は減るのではないだろうか?
5:呉越同舟が、勝利の法則ならば、私は好んでん自分の考え方を改めるよ。

などなどですが、いかがなものでしょうか?
現代では、この平和な日本では、戦はありませんし、争い事といっても大した事ではありません。

ただしこれは、時代が変われば、争い事の種類が変わるだけで、日常的に自己主張を繰り返し、まとまりがつかないことなど、仕事上であっても地域の活動であっても、家庭内においても普通にあり得ることです。

私は、64歳過ぎても、まだ仕事をしていますが、そのような事はいつも思っています。
同じ考え方の人など、ほとんど居ないに等しいかと思います。

会社のプロジェクトなどでは、部門によっては、それぞれの組織の主張を繰り返します。
これは当然のことですね。

でも・・自分の主張を繰り返すだけでは、まさに小田原評定と同じで、何も決まらないでしょう。
会社としてはビジネスとして、それでは困るわけです。

そこは、やはり収めるところは収めて、協力していかないと、呉越同舟にはならないわけですね。

「呉越同舟」

は、とてもいい言葉だと思います。

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呉越同舟の類義語にはどんな言葉がある?

以下のような言葉が、類義語としてあるようですね。

  • 1:同舟相救う
    2:共同戦線
    3:大同団結

などなどがあるようです。
しかし、2と3はちょっと意味合いが違いますよね。

共同戦線も、大同団結も何となく労働組合に思えてきます。(私だけかもね‥そう感じるのは)

1番の「同舟相救う」は、一番似ているように思います。
どこが違うのかな?呉越同舟と。

同じ船に乗っているのですから、いやでが応でも、運命共同体ですね。
難局には、何とか立ち向かっていかないと、最悪の事態に。

そうなりたくありませんから、危機の場合は、相手がだれであろうと、呉の人や越の人に限らず、助け合うはず。

命をとられるよりは、よほどそっちの方がましですから。

『孫子・九地』

の教えは、とても重要です。
・・・・・・・・・・
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とてもいい言葉ですね
・・・・・・・・

呉越同舟を英語で表現するとどうなる?

いつものように検索で。

呉越同舟:Wuyue Doshu

これも何となく直訳そうです。
意味がないのかもしれませんが、とりあえず最初はこれで。

他の訳は?

bitter enemies in the same boat
(呉越同舟)

う~~~んことわざの呉越同舟の由来にまつわる、英文かと。

私はこれを覚えていきます。

The opposing teams shared the same hotel.
(宿敵同士が、宿では呉越同舟だった!)

他にもたくさんあるのですが、とりあえずひとつづつ私は行きます。

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呉越同舟が一番力になるのは家族かもしれない私の人生!

「呉越同舟」

について、意味や漢字分析、使い方や例文について、考察してきました。
組織の中で、対立していては何事も成就できないと言う、そのような意味合いと、そのまた逆で、普段は対立していても、ここ1番で一致団結すれば、何事も成功することができる。
そんなような意味ですね。

テレビの、ドラマでもそういうシーンは、数多く見られます。
結果的に成功した企業と言うのは、この呉越同舟を地で言ってるような、そんな内容のテレビの世界のドラマではあるようですね。

私の記憶では、一昨年だったかな~~みた陸王とかが、イメージとして湧いてきます。(とても面白かったです)

私の場合の呉越同舟は家族かもしれません!

家族って、基本的に何を言っても多分、許されるんだと思います。
同居人の娘は、私に好き勝手なこと言って、たまにムッとして無視して、非常に口汚い言葉で、私に対することもあります。

でも私は親ですから、無視するのですが、相手はそうもいかないようですね。
しかしながら、いざと言う時はやはり団結するのは、早いような気がします。

この辺が、普段は言い争っていても、まとまるのはやはり家族だなぁと思うんだな。

でも、家族がこうでないなら、いろんな家族があると思うのですが、なかなかしんどそうに思います。

皆さんはどう思いますか?

確かに会社では、数限りなく、「一致団結」「目標達成」などが、普通にスローガンとして掲げられています。

しかしながら皆さんどうでしょうか?

本当に、組織の垣根を越えてやる気になってますか?

言わなければならないほど、呉越同舟と言う諺は、難しいものだと私は思うんだな。

無意識のうちに呉越同舟が、成立していればそれに勝るものはないかと思います。

そうでないから、こう言う諺が出てくるんだな・・・・多分!
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