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一意専心の意味や使い方を例文で!英語表現と語源や由来と歴史の話!

塩釜神社境内内の写真

一意専心とは?
意味や使う場面や、使い方を私なりの例文作成で表現してみました。
英語表現は、どうなるかの疑問も。

一番は、この一意専心の語源や由来を、知りたかったのと、この四字熟語の出典元は?
歴史的にも、中国の故事の時代ですから、とても興味があります。

さて・・今回はどんなお話が書けるかな?

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一意専心とは?意味にはどんな思いが込められてる?

「一意専心」

読み方は「いちいせんしん」です。
漢字からして、何となく意味はわかりそうですが、正確にはどうでしょうか。

一意専心とは?意味と漢字の分析を!

意味は以下のようです。

「他人や、周囲に心動かされず、惑わされずひたすら1つのことに、心を集中させること」

を言います。
何かを決めて実行するときに、そのことを達成するためには、目標に向かって専念しなければなりません。
その時に、他人や周囲からの雑音に、惑わされていたのでは、なかなか達成は難しいでしょう。

その時の心意気を言った言葉だと思います。

一意専心の漢字の分析は?

漢字を分析してみると、以下のようになると思います。

一:一途な
意:気持ち、思い
専:集中
心:心意気

と・こんな感じではないでしょうか?
漢字を1つずつ分解して、このようにするとなんとなく、意味が分かってくるような気がしますから、不思議だと思います。

でもこの一意専心の場合は

  • 一意:一途な気持ちで
    専心:1つのことに集中する

こういう、2つの書き方が正解かもしれませんね。
いずれにしても、上で紹介した意味に、この漢字は直結していきます。

一意専心の語源や由来は?熟語の出典元や歴史のお話!

どうやら、この「一意専心」の言葉の由来には、二つの由来があるようです。
それぞれに紹介します。

一意専心の、言葉の出典元は「管子」の内業という一つの説!

私が思うに、どちらも正解かと思いますが、「管子」の方は出本もしっかりしています。
まずはこちらから。

ではまず、管子とは?

『管子』(かんし、拼音: Guǎnzi)は、古代中国の管仲に仮託して書かれた、法家または道家・雑家の書物。管仲の著書だと伝えられているが、篇によって思想や言い回しが異なり著者は複数居るとされる。
管子の思想内容は豊富であり、一見雑然としている。成立についても戦国から漢代の長い時期に徐々に完成されたと考えられる。
(wikipediaより引用)

こんな書です。
この中の、「巻第16・内業第49」というところに以下の記述が。

「四體既正、血氣既靜、一意摶心、耳目不淫、雖遠若近。」
訳すると

「全身が健全で、血液や気息が安静で、意識を統一し心を集中し、耳や目(の感覚)が乱されなければ、遠いものであっても近くにあるもののようにはっきりと知覚できる。」

と、こんな意味のようです。
前後の意味があるので、これで意味になるの?
と思うかもしれませんが、精神論のようですが、なっていると思います。

気持ちを研ぎ澄ませれば、遠くのものも近くに見える・・そんな意味を書いてますね。

では、次の語源のお話です。

一意専心の出典元が囲碁の世界というお話!

もう一つの、出典元は「囲碁の世界」からの引用というお話です。

しかし、これは文献がはっきりしていないのですが、しかしながら中国の
「故事成語」
であることは間違いがありません。

囲碁の世界のお話は?

昔、中国に囲碁の名人で

「秋」

という方がいました。
この先生、弟子を二人採ったのですが、その弟子が

1:優秀

先生の手の、一手一手を詳細に分析し、囲碁に専念したということ。
確かに、そうでなければ弟子入りの意味がないかと。

2:落第

こちらの方は、ろくに勉強もせずに、窓の外の景色や、鳥を見たりあれこれ、余計なことを考えて、身が入らず先生の説明もろくに聞かなかった。

とこんな具合で、同じ先生に師事しても、結果は全く別物。
優秀な方は、その後名人になったそうです。

秋先生が二人に‥

「何事を行うにしても、一意専心でやらなければ、物事をやり遂げることは出来ないのだ。」

「都要专心致志,不然是不能成功的!」

上のような記述です。

「专心致志」 zhuān xīn zhì zhì =「 一意専心」

という意味です。

ということですが、NHKのラジオ講座で、この話を放送したそうですね。
尤3年ほど前のことのようです。

私が思うに、意味は「一意専心」なのですが、「管子」の方は確かに

「一意摶心」

ですが、囲碁の先生は

「专心致志」

です。
漢字がな~~~意味は同じでも、これ同じなんだろうか?

私個人だけかもしれませんが、ちょっとした疑問なのでした。

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一意専心を使う場面や使い方を私なりの例文で!

「一意専心」

を使う場面と言うのは、どういう場面を想定すればいいでしょうか?
思うに、何かを行うと決心した時、またはその最中に、再度精神論では無いですが、気合を入れるために一意専心で行くぞ!

みたいな感じの時ではないでしょうか?

一意専心を使った例文を作ってみた!

以下のように、私の経験をもとに作ってみました。

1:この商品の設計は、かなり難しいが、やり遂げると言う一意専心の気持ちでやれば、可能であると思う。
2:新しい仕事を提案されたが、自分的にどうしても、その仕事には一意専心と、言う気持ちがわかない。
3:本ブログの継続は1日1記事づつ、一意専心で記事を書いていく所存だ。
4:人生は嘘をつかず、悪口を言わず、正直に、物事には一意専心に取り込むがモットーだ。
5:思うに一意専心は、集中力の代名詞かもしれない。事の達成には、それは絶対に不可欠だから。

と言う内容で作ってみました。
私は以前の会社で、商品の設計や、部品の開発などを行っていました。
図面に書いて、金型を作るわけですから、いい加減なものを書くと、たちまち修正の嵐になります。
お金がかかってどうしようもなく、設計の完成度と言うのは、かなり要求されます。

そこには、一意専心と言う言葉がぴったりの、集中力がないと、とてもじゃないが、良いものはできません。
身をもって体験してきました。

今の会社で、非常勤なのですが、新しい仕事をやってくれないかと、提案されたのですが、やれないこともないかと思うのですが、どうしても真剣になれない。
要は、やる気がないんだな。

やる気がないの引き受けても、一意専心と言う言葉のような、集中力なんか発揮できるはずもありません。
断りました。

後の例文は、読んでの通りです。
お察しください。

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一意専心の類義語にはどんな言葉があるかの考察!

「一意専心」

の類義語には以下のような言葉があるようです。

1:一意繫心(いちいけいしん)
2:一意攻苦(いちいこうく)
3:一心一意
4:一心不乱

などなどがある様です。
1番は難しい漢字ですね。

意味は、1つのことに向かって、わき目もふらず突き進むこと。
どうやら、この言葉は、猪突猛進に近いような言葉に感じます。

2番の言葉はどうやら、一途に心身を苦しめて進むこと。
この場合苦難と言う言葉が、入ります。
苦難や厳しい環境と、戦うと言う意味も内包しています。

一心不乱も同様なような意味ですね。
まさに、類義語と言えると思います。

ただし、一意専心とは微妙にそれぞれ違っています。
その点については、機会があればいずれその時に。

一意専心を英語で表現するとどうなる?

いつものように検索で

一意専心:Unique devotion

う~~んこれ初めて見た気がする。
devotion ってなんだ?

devotion:献身

という意味です。
ちょっと違うかも・・

他の英訳は?

1:single-mindedly
2:wholeheartedly
3:with one’s heart and soul

何となく3番が私にはよさそうに感じるのですが・・

Whatever you engage in, you ought to go at it heart and soul.
(何事も一意専心にあたるべきである)

これは、いいですね。

You should put your whole heart in anything you undertake.

こちらも、上記と同じ意味になります。
何となく、理解できるかな~~の私のレベルです。

・・・・・・・・・・・
俯瞰的に判断して‥これ何度も聞かされたな~~

俯瞰的の意味や使う場面や使い方の例文!語源や英語表現と類義語は?

出る杭は打たれる??

出る杭は打たれるが続きが大事!日本だけの理由を語源の歴史も考察!

私もさんざん打たれましたが、何とかしのいできました。
・・・・・・・・・・

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私の人生は一意専心だった?ちょっと違うな~~の実感!

「一意専心」

の意味や、英語表現や、使い方を例文で紹介したり、語源や由来について書いてきました。
意味のおさらいですが

「他人や、周囲に心動かされず、惑わされずひたすら1つのことに、心を集中させること」

と言う内容になります。
語源についてですが、中国の古い書の「管子」の出典という説と、囲碁の世界からの出典であると言う説があるようです。

これについては、予断を持ってはいけないと思うのですが、どうしても下の文章の漢字が、違うのでどうなるかなぁと正直思います。
物語のストーリーにしても、なんかなぁと言う、そんな印象がするのは、私だけでしょうか?

私の人生は一意専心で生きてきたから考察!

この題名すごいですね。
自分についてですが、大変申し訳ないのですが、私の一意専心について。

一応、60年以上生きてきましたので、何かしらの自負はあるかもしれません。

一意専心に、行ってきた事は何かと問われたら、なんて答えようか?
多分どなたも、即答できないか、できる方は少数かと思います。

なんとなく生きてきた、そんな気がするんだなぁ。
が、思い返すと、私でも一意専心になった気分の時はあります。
それはどういう時か?

「自分に降り注いだ火の粉を払う時」

これは真剣になりますね。(笑
皆さんもそうではないですか?

多分ですが、その火の粉で、丸焼けにならなかったから、今があるんだと思います。
一つ一つの事象は、たいしたことないですが、そういう場合にはどうやら

「一意専心」

だったような気がします。
・・・・・
概算の使い方は?意味などを私の経験から書いてみました。

概算の使い方や例文は?意味や出し方のコツは?英語表現や類義語!

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うだつが上がらないのうだつとは?意味や使い方と例文 語源のお話!

この言葉・・いつから言われるようになったかの考察も!
・・・・・・・・・・

*私の主観も入れて書いてますので???な部分があっても容赦ください。
ヘッダーの写真は愛機のフジの一眼で撮影の、塩釜神社の2月の風景です

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