諸行無常とは?意味や英語と使い方は?人の心に響く語源や由来の話!

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諸行無常とは?
意味は、あらゆるものは日々進化し、永遠のものはないという教え。

  • ・語源と仏教の三法印に由来。
    ・使い方を例文と会話例で。
    ・類語と言い換えや反対語と英語表現
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おごれる平家も久しからずで、永遠はやはりないな!

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諸行無常とは?意味や読み方と教えを紐解く!

「諸行無常」
読み方は「しょぎょうむじょう」です。
昔、高校の時に古典で、「平家物語」で習いました。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・」

という書き出し、これは好きで、覚えていました・・その以下の文章も。

意味は以下の解説。

諸行無常(しょぎょうむじょう)は、仏教用語で、この世の現実存在(森羅万象)はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないことをいう。
(wikipediaより)

ほかには

「この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと。人生の無常をいう仏教の根本的な考え。」
「世界のあらゆるものは日々変化しつづけるため、永遠はないという教え」

いろんな解説がありますが、要は

「永遠に続くものはない」

という、そんな例えですね。

「奢れる平家も久しからず」

なわけです。
そして源氏の時代が来て、次に北条執権、その次に足利将軍と戦国時代から徳川将軍家。
時代は流れて、流転していくという例えなんでしょう。
日常もそうですよね~~

なるほどでした。

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諸行無常の漢字の分析から見る意味の解釈!

漢字の分析から

多くの事象、いろいろな
行いや出来事
ならず
常(平常)いつもと同じ

と分析すれば、何となく推察できます。
人の心もそうだと思います。
昨日まで仲がよかったのに、ある一つのことがきっかけで・・
そんなことは、結構あろうかと。

家も代々続いてきたのに、まさか俺の代で傾くとは?
そうはなりたくないですよね~~

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諸行無常の語源や由来は?仏教の教えについての考察!

「諸行無常」

の語源や由来や、歴史についてのお話を。
とても、奥の深い言葉ですが、出店元「仏教の三法印」に由来!

諸行無常の語源の由来や歴史は?出典元は「仏教の三法印」!

諸行無常の由来は

「仏教の三法印」

から来ています。
この出典元は

「北本涅槃経」(ほくほんねはんぎょう)

から。
では「北本涅槃経」とは?

以下のようです。

『大般涅槃経』(だいはつねはんぎょう)は、釈迦の入滅(=大般涅槃(だいはつねはん))を叙述し、その意義を説く経典類の総称である。阿含経典類から大乗経典まで数種ある。略称『涅槃経』
(wikipediaより引用)

この元本を、三蔵法師の曇無讖(どんむせん、どんむしん)が訳した本が「北本」となります。
基は、上記になります。(訳本が複数あるようですが、内容は同じかと)

この中に「仏教の三法印」があるんだそうな。
ではそれは?

以下のようです。
三法印(さんぼういん)は、仏教において三つの根本的な理念を示す仏教用語である。

諸行無常印しょぎょうむじょう):「すべての現象(形成されたもの)は、無常(不変ならざるもの)である」
諸法無我印(しょほうむが):「すべてのものごと(法)は、自己ならざるものである」
涅槃寂静印(ねはんじゃくじょう):「ニルヴァーナは、安らぎである」
(wikipediaより引用)

諸行無常は、上のように「三法印」の一つになります。
が・・ここで問題なのは、この三つはそれぞれが独立ではなくつながっていると。
諸行無常から始まって、諸法無我による因縁があって、涅槃寂静の動じない安らぎを得る。

ということなんだな‥多分。
意味をまとめます。

諸行無常変わらないものはなく常に変化するもの
諸法無我それはすべて因縁によってもたらされる
涅槃寂静煩悩を消し、悟り何事に動じない安らぎを得る

となるようです。
順番に行けば、最後に安らぎを得るんですね。
この三つを、よ~~く、心に刻んでおきましょう‥って、私のことですが。

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諸行無常の使い方を場面と例文と会話例で!

この章では

  • ・諸行無常を使う場面。
    ・使い方を短文の例文で。
    ・諸行無常を用いた会話例。

を解説します。

諸行無常を使う場面は?

「諸行無常」
を使う場面は、これはちょっと考えてしまいます。
今の生活が崩れた時とか、仕事がうまくいかず転職を余儀なくされたとか、いいことがあった場合、悪いことがあった場合、それを例える言葉に「諸行無常」は該当するのかなと、思います。

場面➀季節の変化や立場の違い
場面➁年齢を経て変わる人
場面➂環境の変化と都市の変化
場面➃永久は何もないと感じるとき
場面➄風景の変化と繁栄と衰退

などなど・・たくさんの場面が感じられます。
対象は、あらゆるものかと。
人間や、景観や環境や果ては、人の心も。

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「諸行無常」の使い方を短文の例文で!

以下の例文で。

例文➀苦しいことがあっても、諸行無常と言うように、永遠には続かないものだ。
例文➁人の心の変化には、諸行無常を感じる時がある。自分も変わるんだろうか?
例文➂勝って兜の緒を締めよ・いつまでもいいことが続くわけがない。諸行無常と言うではないか。
例文➃人生には悲しいことが、とても多い。諸行無常と言うがこれは受け入れていかないと。
例文➄いつも心の中に、諸行無常を意識していれば、多少の物事に動じる事はないと思う。
例文⑥昔住んでいたところに行ってみたら、その景観や環境の変化に、諸行無常をを感じたな~~

などなど。
考えてみましたが、私の周辺や、私自身が感じたことです。
特に、景観の変化や、人の心の変化には
「諸行無常」
を感じる場面があるな~~と。

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「諸行無常」を使った会話例!

以下の私ら夫婦の会話例で。

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あのさ~親戚のAおばさん、ああいう性格だっけ?

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んだ‥俺も感じたんだけど、ずいぶん攻撃的な言い方になったよな!

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人生って、諸行無常だよね。叔父さん亡くしてから、別人になったイメージ。

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俺あの世行ったら、お前のああなるのか?辞めといたほうがいいな‥いくら諸行無常でも、いい方向に変わっていかないと!

という夫婦の会話。
変わった方居るんだよな~
ヤッパシ、環境が変化すると、人の心も変わっていく印象だな。

諸行無常の類義語と言い換えは「有為無常」!

「諸行無常」の類義語は以下。

有為転変(ういてんぺん):この世の現象は、一瞬もとどまることなく移り変わっていく
有為無常(ういむじょう):この世の現象は、恒常性がなく、常に移り変わること
万物流転(ばんぶつるてん):この世に存在するあらゆるものは、常に移り変わっていく
盛者必衰勢いのさかんな者は必ず衰える
言い替え有為無常

類語での、「有為」とは?

有為とは、因(直接条件)と縁(間接条件)が合わさって造作された無常なる現象的存在を意味する仏教用語
(wikipediaより引用)

とあるのですが、諸行無常のように、有為とは、

「この世のすべての存在や現象は、さまざまな原因や条件によって常に移り変わるものであり、少しの間もとどまっていないこと。」

を表していて、諸行無常を言い当てているようにも見えます。

言い替えとして適当だな~と思うのは
「有為無常」
にしておきます。
多くの場面で、置き換わると思います。

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諸行無常の反対語(対義語)は「永久不滅」!

「諸行無常」の反対語(対義語)を考えてみました。
常に変化して、とどまることを知らない意味なので、その反対となれば
「変わらないこと」
かな~~と。

となると、昔のまんまの、永遠に変わらない物の言い方という事に。

➀:万古不易(ばんこふえき)
➁:恒久不変(こうきゅうふへん)
➂:永久不滅(えいきゅうふめつ)

の、四字熟語が上げられます。
一つ選ぶなら
「永久不滅」
で。
私の大好きな「長嶋茂雄」さんの引退の言葉。

「わが巨人軍は永久に不滅です!」

を思い出しました。
名言でした。
・・・・・・・・・・・・・・・
本ブログ内の、四字熟語をまとめてみました。

四字熟語の良い意味での人生の人気は?問題解決に名言は前向きに!

暗中模索の意味や使い方などを紹介しました。

暗中模索の意味や使い方や例文は?英語表現や試行錯誤とに違いは?

まさに人生は暗中模索かと・・私の場合は。
・・・・・・・・・・・・・・・

諸行無常を英語で表現するとどうなる?

試しに検索してみました。

諸行無常:Unusual:珍しい

これでいいのかな‥
単語の意味は、逆引きで「珍しい」と出てきますが・・

他の訳は?

1:all things must pass.
2:all worldly things are impermanent.

です。
これは良さそうに感じます。

All things are in flux and nothing is permanent.
(諸行無常)

All earthly things pass away
(諸行無常)

いろんな諸行無常の表現があるようですが、これらは場面によって使い分けるんだろうか?
こうなると、正直自分としてはなやむな~~と。

やはり、1と2を覚えていた方がいいのかな~~とは思います。

諸行無常は座右の銘で人気!諸行無常の響きありは名言!

「平家物語」
の冒頭に書き出しの

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」
「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す」

ですね。
この中の

「諸行無常」
「盛者必衰」

が対になってるから、「座右の銘」で人気なのかな~~と個人的に考えました。
いい時はいつまでもないから、その心構えをしておくように。

そう言ってるようにも感じます。
座右の銘での人気の秘密かな?
などと感じた次第!

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諸行無常は私の人生にとってどんな存在だ?

「諸行無常」
の本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。

➀:意味あらゆるものは日々進化し、永遠のものはないという教え。
➁:語源と由来「仏教の三法印」より。
➂:使う場面人や環境や風景の変化を感じるときなど。
➃:使い方を例文で人の心の変化には、諸行無常を感じる時がある。自分も変わるんだろうか?
➄:類語有為転変・有為無情・盛者必衰・など
⑥:言い替え有為無情
⑦:反対語永久不滅
⑧:英語表現all worldly things are impermanent.

意味のおさらいですが、以下のようです。

「この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと。人生の無常をいう仏教の根本的な考え。」

簡単に言えば、状況は常に変化して、1つところに、留まらないと言う意味になります。

世の中の話題は、常に変遷しているように、同じようなスピードで、私の周辺も変化していきます。
これは普通のことであって、特別なことではないと言う、それを一言で言い表したのが

「諸行無常」

なのだと思います。

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私の人生に諸行無常を当てはめるとどうなる?

変なタイトルですが、今更ですがこの言葉「諸行無常」を自分の人生にはめてみたら、なるほどなぁと言う、人生の変化みたいなものを、感じています。
良い事は、たくさんありましたが、もちろん嫌なこともたくさんありました。
それを踏まえて、今があるわけです。

諸行無常を当てはめると言う事例になれば、やはりちょっと重い事例になるかと思います。
これからも、この先何年あるか分かりませんが、諸行無常を感じながら、心の中に秘めながら、生きていくんだと思います。
この言葉の意味を書きながら、そう感じたんだな。

「諸行無常」

素晴らしく良い言葉です。

人間誰しも、変化は好まないと思いますが

変化を好まない=今は良い時

なんだと思います。
こういう時こそ、諸行無常を心に刻んで、生きていかないと、変化したときに対応できないかもしれません。
何事も動じない心が大切だと思うんだな。

しかしながら、言うはやすし行うは難しだ。
だから世の中難しい。

・・・・・・・・・・・
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語源や由来の話は、おもしろかったですよ~~

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普通に使っている言葉ですが、奥が深いんですね~~

*正確さを期しているつもりですが、多分に主観(感想)を入れて書いてますので、???な部分もあるかと思いますが容赦ください。
ヘッダーの写真は、愛子のフジの一眼で撮影した、塩釜神社の境内内の写真です。

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