「天は自ら助くる者を助く」解析: 意味、語源、実例から英語まで
「天は自ら助くる者を助くとは?」意味は、天は、他人に頼らずにひとりで努力する者を助けて幸福を与える。
|
Contents
- 1 「天は自ら助くる者を助く」とは?意味をわかりやすく解説
- 2 「天は自ら助くる者を助く」の語源と背景:「西国立志編」の教訓
- 3 「天は自ら助くる者を助く」のビジネスとプライベート使用場面6選
- 4 「天は自ら助くる者を助く」の使い方:ビジネスとプライベートの例文集
- 5 「天は自ら助くる者を助く」: 日常会話での使い方例
- 6 「天は自ら助くる者を助く」の正しい使い方:5つの注意点とその内容
- 7 「天は自ら助くる者を助く」の類語(類義語)5選とその意味解説
- 8 「天は自ら助くる者を助く」の言い換えは「人事を尽くして天命を待つ」!
- 9 「天は自ら助くる者を助く」とは逆の世界:反対語は「坐して死を待つ」
- 10 「天は自ら助くる者を助く」の英語表現と例文
- 11 「天は自ら助くる者を助く」精神を映し出す日本の関連熟語5選
- 12 「天は自ら助くる者を助く」とは真逆!他人を頼り努力しない人の心理
- 13 「天は自ら助くる者を助く」:本記事の内容一覧表:感想とまとめ
「天は自ら助くる者を助く」とは?意味をわかりやすく解説
(写真ACより)
「天は自ら助くる者を助く」
とは?
読み方は「てんはみずからたすくるものをたすく」です。
です。
意味は以下の解説。
天は、他人に頼らずにひとりで努力する者を助けて幸福を与える。
(デジタル大辞泉)
確かに、他人任せや努力しないものにはやはり幸せって来ないかもな~~とは感じます。
「天は自ら助くる者を助く」の意味から知る真意の解説
「天は自ら助くる者を助く」
という言葉は、自分の努力や行動を積極的に行う人には、
「天(運命や縁起など)」
が味方して、さらなる
①:成功
②:幸運
をもたらすという意味を持っています。
逆に言えば、自分から
「行動や努力」
をしない人は、幸運も助けも
「得られない」
という考え方が込められています。
この言葉は、単に運や縁起を待つのではなく
③:自分の手で運命を動かすことの重要性
④:努力する価値
を強調しています。
自助努力の精神を推奨する教訓として、多くの場面で引用されます。
そうはいっても、行動や努力をしない方本当に多い印象です。
私も他の方のことは言えませんが、家族を見ていてもそう思います。
「天は自ら助くる者を助く」の語源と背景:「西国立志編」の教訓
(写真AC)
「天は自ら助くる者を助く」
は、西洋の古いことわざ
「Heaven helps those who help themselves」
を語源にしその日本語訳に由来します。
この言葉は
自らの努力や行動を起こす者のみが、天からの援助や報いを受けるという意味
を持っています。
つまり
①:待っているだけでは何も起こらない
②:自分の力で行動を起こすことの重要性
を強調する教訓の言葉として、古くから多くの文化(海外)で伝えられてきました。
日本においてこの言葉が広く知られるようになった背景には
「西国立志編」(中村正直訳)
という文献の冒頭に籠城したことがきっかけになっています。
この書籍は、西洋の様々な
③:格言
④:警句
を翻訳し、日本の読者に紹介したもの。
出版と同時に明治初期からロングセラーとして多くの日本人に読まれました。
その冒頭部分に
「天は自ら助くる者を助く」
という言葉が引用されており、これが日本におけるこの言葉の初訳とされています。
この引用が、この言葉の日本における
「普及のきっかけ」
となり、それがそのまま定着したと考えられます。
この言葉は、個人の積極的な
⑤:行動
⑥:努力
を奨励するものとして、多くの場面で使われています。
日常的な生活からビジネスシーンまで、自分自身の力で
「挑戦」
することの大切さや、その結果としての報いや
「成功を強調」
する文脈で引用されることが多いです。
ちなみに
西洋の古いことわざ
「Heaven helps those who help themselves」
の起源は、どうやら不明のようですね。(諸説はあります)
ただし、このことわざは多くの国や文化で伝えられてきました。
英語の文献においては、この言葉はしばしば
⑦:ベンジャミン・フランクリン
⑧:イソップの寓話
に結びつけられることがあるようですが、実際にはどちらもこの言葉の起源ではありません。
が・「普遍的な教訓」として多くの文化や時代を通して認識されてきた経緯があります。
「天は自ら助くる者を助く」のビジネスとプライベート使用場面6選
「天は自ら助くる者を助く」
を使う場面は
「自ら積極的に行動することの重要性を強調する場面」
以下の表で。
場面➀ | 営業目標を達成した後→ 成果は努力の証 |
場面➁ | 新製品開発の成功→ イノベーション勝利 |
場面③ | 独自の研修でスキルアップ→ 成長の結果 |
場面➃ | 勉強して試験に合格→ 努力は裏切らない |
場面➄ | 趣味の成果で賞を受賞→ 熱心の報い |
場面⑥ | 毎日のトレーニングでマラソン完走→ 根気の賜物 |
「天は自ら助くる者を助く」
を使う場面をビジネスと私的な場面で考えてみました。
努力しないとこうはなりません。
その前に行動しないとますますこうはなりえないです。
努力してもできない方は?
もう少し足りないのかな~または方法が間違ってる?
見直すことも大事かもしれませんね。
「天は自ら助くる者を助く」の使い方:ビジネスとプライベートの例文集
(写真AC)
以下の例文で。
ビジネスとプライベートの場面での
「例文」
を作成してみました。
例文➀ | 吉田は日々の努力が実り、天は自ら助くる者を助くと感じた。 |
例文➁ | 成果は出るまで時間がかかったが、天は自ら助くる者を助けてくれた。 |
例文➂ | 新しい事業が成功し、天は自ら助くる者を助くと実感した。 |
例文➃ | 英語の勉強を続け、海外旅行で通じた。天は自ら助くる者を助くと実感した。 |
例文➄ | ギターの練習が実を結び、ライブで演奏でき天は自ら助くる者を助くと納得した瞬間。 |
例文⑥ | いつも愚痴ってるM氏は「天は自ら助くる者を助く」と言う言葉は理解不能だろう。 |
「天は自ら助くる者を助く」
を使った例文です。
成功体験だけですが、中には
「こんなに努力したのに・・」
そういう場面も中にはあるように感じます。
「天は自ら助くる者を助く」: 日常会話での使い方例
以下の会話例で。
最近、新しいプロジェクトに挑戦しているんだ。
それは大変そうだけど、努力してるんだろう?
うん、毎日遅くまで取り組んでいるよ。
そうか。だったら、天は自ら助くる者を助くだろうね。
ありがと。その言葉を励みに、頑張り続けるよ!
「会話例」
です。
こんな会話は成り立ちます。
企業ではふつうにみられる光景かと。
「天は自ら助くる者を助く」の正しい使い方:5つの注意点とその内容
(写真AC)
以下の点について注意が必要です。
①:努力していない場面での使用を避ける
→ 理由: 軽々しく使うと逆効果。
②:相手の努力を認めてから使う
→ 理由: 認識のズレを防ぐ。
③:過度に繰り返して使用しない
→ 理由: 使いすぎは意味が薄れる。
④:意味を正確に理解して使用する
→ 理由: 誤った文脈での使用はNG。
⑤:相手の宗教や信条を尊重し、使う場面を選ぶ
→ 理由: 信仰の深い人には注意が必要。
注意項目のまとめ:
「天は自ら助くる者を助く」
という言葉は、努力や挑戦の姿勢を
⑥:評価
⑦:励ます
ときに効果的に使えます。
しかし、文脈や場面を選び
「相手の感じること」
を考慮することが大切です。
適切に使用することで、その言葉の持つ力を最大限に活かすことができます。
「天は自ら助くる者を助く」の類語(類義語)5選とその意味解説
以下の表で。
人事を尽くして天命を待つ | 人のできる限りの努力をした上で、結果は運命に委ねること。 |
石の上にも三年 | 長い辛抱が成功をもたらす。 |
七転び八起き | 何度失敗しても再起すること。 |
塵も積もれば山となる | 小さな努力が大きな結果を生む。 |
初志貫徹 | 最初の決意を最後まで守ること。 |
- ①:一日一歩
②:自力による
などがあります。
他、同じような諺がたくさんあるので以下の章で紹介します。
「天は自ら助くる者を助く」の言い換えは「人事を尽くして天命を待つ」!
(写真AC)
「天は自ら助くる者を助く」
の言い換えとしては
「人事を尽くして天命を待つ」
を上げておきます。
意味は以下の解説。
力のあらん限りを尽くして、あとは静かに天命に任せる。
(デジタル大辞泉)
「天は自ら助くる者を助く」
という言葉は
「自分で努力する人を天が助けてくれる」
という意味を持っています。
同じく
「人事を尽くして天命を待つ」
も、自分ができることを全て行った上で、結果は
「運命や天」
に委ねるという考え方を示しています。
両者ともに、人間の
①:努力
②:運命
③:天の意志
との関係性についての考えを示しているため
「天は自ら助くる者を助く」
の代表的な言い換えとして
「人事を尽くして天命を待つ」
は最適と考えます。
多くの場面で置き換えとして機能すると思います。
「天は自ら助くる者を助く」とは逆の世界:反対語は「坐して死を待つ」
「天は自ら助くる者を助く」
の反対語(対義語)は
- 「坐して死を待つ」
を上げておきます。
死が近づいているというのに、生き延びるための努力を何もしないこと。
(故事成語を知る辞典)
「天は自ら助くる者を助く」
は
「積極的な行動や努力をする人が報われる」
という意味合いがあります。
一方
「坐して死を待つ」
は
「何も行動を起こさずに運命を受け入れる」
という意味を持ちます。
この熟語は
「努力や行動をせずに運命に任せる態度」
を示しています。
他には
①:「空しく手を合わせる者は救われず」
②:「助けを待つだけの者は滅びる」
と言う諺もあります。
どちらも何もしないことに等しいです。
どちらも反対語として機能すると思います。
・・・・・・・・
関連記事
・・・・・・・・・・・・
「天は自ら助くる者を助く」の英語表現と例文
「天は自ら助くる者を助く」
を表す英語表現(原文)は以下。
「Heaven helps those who help themselves」
こちらを使用した例文を作成してみました。
例文は以下。
①:Whenever you face challenges, remember that “Heaven helps those who help themselves,” so always put in your best effort.
(何かの課題に直面したときは、「Heaven helps those who help themselves」(自ら努力する者を天は助ける)と心に留めて、常に最善を尽くしましょう。)
②:Instead of waiting for a miracle, she worked hard, believing that “Heaven helps those who help themselves.”
(奇跡を待つのではなく、彼女は「Heaven helps those who help themselves」(自ら努力する者を天は助ける)と信じて一生懸命働きました。)
③:”Why are you studying so late?” “Well, as they say, Heaven helps those who help themselves.”
(「なぜこんなに遅くまで勉強しているの?」 「まあ、言うじゃないですか、Heaven helps those who help themselvesって。」)
*例文集より。
このような意味合いでの使用もOKですね。
確かにこんな言い回しは日本語でも大丈夫に感じます。
「天は自ら助くる者を助く」精神を映し出す日本の関連熟語5選
(写真AC)
以下「天は自ら助くる者を助く」と関連する表現を5つピックアップして紹介します。
①:自ら学び、自ら考える
意味: 自分自身で学び取り、考える力を持つこと。
内容: 積極的な学びや自律的な思考の重要性を強調する言葉。
②:臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
意味: 苦しい状況や経験を乗り越えて目的を達成すること。
内容: 長期間にわたる努力や我慢の結果、成功することの喜びや成果を強調する熟語。
③:一日一歩
意味: 毎日少しずつ前進すること。長い目で見てコツコツと努力を積み重ねること。
内容: 短期的な成功よりも、長期的な努力と成長の過程を重視する言葉。
④:持たざる者が持たざる者を笑う
意味: 自分もできないのに、他のできない人を笑うことの無意味さ。
内容: 他者を批判する前に、自分自身の行動や努力を見直すことの大切さを示す。
⑤:七転び八起き
意味: 何度失敗しても諦めずに立ち上がり続けること。
内容: 持続的な努力や逆境を乗り越える意志の強さを強調する熟語。
これらの熟語や慣用句は、自らの努力や行動を通じて結果を得るという
「天は自ら助くる者を助く」
の思想と関連する言葉で、意識を高める言葉としてよく知られています。
・・・・・・・・
関連記事
・・・・・・・・・・・・
「天は自ら助くる者を助く」とは真逆!他人を頼り努力しない人の心理
「天は自ら助くる者を助く」
とは真逆の内容になりますが
①:「他人を頼り切る方」
②:努力しない人
の心理を考えて如何に箇条書きにしてみました。
①:「他人を頼り切る方」の心理状態
・過度な依存性:自分の問題や課題に対して、他人の助けや介入を常に期待している。
・自己責任の欠如:自分の状況や問題に対する責任を他人や外部環境のせいにする。
・恐れの心理:自分一人での行動や決断を恐れ、安全地帯として他人の意見や決断を求める。
・自己効力感の低さ:自分の力で何かを成し遂げることができないと感じる。
②:努力しない人の心理
・先延ばし:課題や仕事を先に延ばし、最終的な期限ギリギリになっても取り組まない。
・避ける姿勢:困難や課題から逃げることを選び、向き合わない。
・被害者意識:自分は不幸であり、状況や他人が原因で自分は努力しても報われないと感じる。
・低い達成欲:自分の目標や夢に対して、それを達成するための欲求や動機付けが低い。
これらの心理状態は、個人の
③:成長
④:成功
を「阻害する可能性」があります。
継続的な
⑤:自己反省
⑥:自己啓発
を通じて、これらの心理状態を乗り越える
「努力」
が必要とされることが多いです。
確かに・・乗り越えるのに必要な
「努力」
をそもそも放棄しているような気がするんだな~~
皆さんはいかが思いますか~~?
「天は自ら助くる者を助く」:本記事の内容一覧表:感想とまとめ
以下の表にまとめてみました。
①:意味 | 天は、他人に頼らずにひとりで努力する者を助けて幸福を与える。 |
➁:語源と由来 | 「西国立志編」(中村正直訳)の冒頭翻訳文 |
③:使用する場面 | 自ら積極的に行動することの重要性を強調する場面 |
➃:使い方を例文で | 新しい事業が成功し、天は自ら助くる者を助くと実感した。 |
➄:類語 | 人事を尽くして天命を待つ・石の上にも三年・七転び八起き・他 |
⑥:言い替え | 人事を尽くして天命を待つ |
⑦:反対語 | 「坐して死を待つ」 |
⑧:英語表現 | 「Heaven helps those who help themselves」 |
「天は自ら助くる者を助く」
こういった場面は、人生生きていると結構遭遇します。
自分だけでなく、同僚や上司や近所の方などの
「成功体験」
を聞くたびにこのことわざは身に沁みると思います。
「やっぱりな~~頑張った人にはそれなりにお天道さんがほうびをくれるんだな~」
何度、そう思ったっけな~~と。
自分にはできないことが多かったです。
(写真AC:私のイメージ写真)
「天は自ら助くる者を助く」の良いお話:まとめ
「天は自ら助くる者を助く」
の良いお話。
私のお話です。
私はどうだったか?
努力した?
う~~んですが、まあ~適度には努力したほうかと思います。
仕事はほどほどにできましたし、プライベートでもそこそこのことはやってきました。
が・・まだまだこれからですね。
人生定年してからが勝負です。
なんで?
縛られるものがないから‥いえね、あるのですが圧倒的に少なくなってくるんですよ~~
年金と言う生活するための保険のようなものがあるので、気分的にはある程度楽です。
勿論、そんなものに世話にはまだまだなってられませんから、頑張りますが。
人生楽しくなってきました。
あと10年は頑張ってやれると思っています・・健康ならね。
それが私の良いお話!
・・・・・・・・
関連記事
・・・・・・・・・・・・
*一番上のヘッダーの写真はわたしが撮影した毛越寺の大泉ヶ池の風景写真です