がむしゃらの意味と使い方と例文!由来と類語や反対語と英語表現!

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がむしゃら(我武者羅)とは?
意味は、後先を考えず、強引に事を成す様子。

  • ・語源は我武者に由来。
    ・使い方を短文の例文と会話例で。
    ・類語と言い換えや反対語と英語表現。
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漢字では「我武者羅」と書きます!

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がむしゃらとは?意味と漢字表現を詳しく解説!

がむしゃらのイメージ写真

「がむしゃら」
四字熟語での漢字では
「我武者羅」
と書きます。
意味は以下の解説です。

後先を考えないで強引に事をなすこと。また、そのさま。
(デジタル大辞泉)

一つの目的に、血気にはやり、向こう見ずな状態。
また、ほかは全く見ず、または見えない状態で、ひたすらあることに没頭する状態。

こんなこと、ありませんか?
寝食を惜しんで、何かをがむしゃらに。

がむしゃらの語源は「武者」に由来!

「我武者羅」
の語源は、江戸時代に初めて、登場します。
「武者」
という漢字が付きますから、勇ましい武士を連想しますが・・さて?

我武者羅の語源は「我武者」?

「がむしゃら」
の語源は、元は「我武者」であって、それに接尾語の「羅」をつけた言葉です。
「羅」
は当て字。
では、その我武者の意味は?

血気にはやること。むこうみずで乱暴であること。むちゃくちゃに物事を行なうこと。また、その人。
(日本国語大辞典)

江戸時代に登場の「がむしゃ」は、かなで書かれていました。
なので、「我武者」という漢字は、のちにできた、当て字かもしれないという説です。
血気にはやり、向こう見ずな乱暴となると、やはり「武者」を連想したのかも。

我武者羅の語源候補・むしゃくしゃと我貪の説!

「我武者羅」「がむしゃら」
の説は、ほかにもあります。

  • 1:自分にむしゃくしゃ

自分は「我」で、自分に「むしゃくしゃ」してることについて、その「むしゃ」をくっつけた説
「我むしゃ」
ですね。
それが漢字に「我武者」になって・・う~~ん、これもあるかな~~と。

  • 2:「我貪」(がむさぼり)の変化。

自分をむさぼる意味ですね。
これが変化して「我武者」になった説・
これは「日本国語大辞典」に載ってるので、あながち嘘ではないという気がするんだな~~

さて??

一番の有力は一番最初の説です。

我武者羅の漢字検定基準!

「我武者羅」
とても難しい感じです。
が一文字づつの難易度は以下です。

  • 我:5級
    武:6級
    者:8級
    羅:準2級

という難易度。
「羅」
が一番難度が高いですね。

がむしゃらはいい意味かそれとも悪い意味?

語源の説明にあるように
「武者」
に由来しています。
何しろ
「我武者」
ですから。
江戸の時代や、武士の時代には

  • ➀:見境なく乱暴
    ➁:無茶苦茶の人物

などの意味がったでしょうが、現代ではスポーツなどの場面での気合付けで

  • ➂:ガッツ
    ➃:熱心
    ➄:根性
    ➅:努力

などなどの、代名詞として好意的にとらえられる傾向があります。
決して、悪いことではなさそうな印象を受けます。

  • 「全力を出し切る」
    「全力で追いかける」(サッカーなど)

そんな場面で、過激なプレーにがむしゃらは使いません。
フェアなプレーでの一生懸命さを表現します。

現代では、良いことの意味で
「我武者羅」
は用いられる傾向が強いと思います。

がむしゃらを使う場面を考えてみた!

がむしゃらのイメージ写真

「がむしゃら」「我武者羅」
は、一心不乱に何かに没頭する、わき目も降らず、乱暴な状態も含め、まずは無茶苦茶に物事を行う状態。

場面➀我武者羅に受験勉強する
場面➁チームワークを壊すがむしゃらさ
場面➂ゴルフがうまくなりたいからがむしゃらに練習
場面➃我武者羅な人は相手が見えず危険だ
場面➄がむしゃらに励んでもピント外れな場面

などなど、場面はその人によって、多岐にわたり多くの状況でつかわれそう。
でも、使い方では、周囲の人への気遣いや、本人に余裕のない様子なども併せ持ちますから、注意が必要だと思います。

 

がむしゃらの使い方を短文の例文の作成で!

以下のように短文での例文を、作成してみました。

例文➀ゴルフに夢中で、がむしゃらに球打ったが、やはりそれだけでは、だめなことに気が付いた自分。
例文➁資格試験の勉強を、がむしゃらにやったが、結果は落ちた・・なんで?
例文➂彼は、失業と同時に生活の不安から、がむしゃらに就職先を探したが、景気がそれを邪魔した。
例文➃仕事はチームワークが大事・が、Aさんは目標まっしぐらで、あのがむしゃらさが、むしろマイナス
例文➄我武者羅に何かを行うことは、必死さは評価するが、ピント外れはむしろ迷惑。
例文⑥がむしゃらに事を行うよりは、計画性が大事だ。

などなど。
5番ですが、なんとなくそういう気がします。
「がむしゃら」さは、いいのですが周囲に対する配慮とか、目標をピンポイントで定めるとか、そんな効率性を考えないと、空回りする場面もあると思います。

がむしゃらを使った会話例!

以下の例です。

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今度の資格試験、合格できそう?

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多分大丈夫。今必死・・いやがむしゃらに勉強中!

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え~~落ちた?なんで?あんだけ「がむしゃら」に勉強していたのに。

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やっぱし、ただ根拠なく「がむしゃら」は、駄目だな。効率重視で、試験対策しないと、合格はできまへんね。

傾向と対策って、試験には重要な要素。
ただ、がむしゃらに範囲も特定せず、勉強してもダメですね‥やっぱし!

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がむしゃらの類義語(類語)と言い換えは「遮二無二」!

がむしゃらのイメージ写真

がむしゃらの類義語(類語)は以下。

ひたむきにある物事に対して、それのみに集中して一生懸命とりくむ
ひたすらひとすじに。いちずに。
遮二無二後先を考えず、何も気にせずに物事に向かう
無我夢中ある物事に熱中して、自分を忘れること。
他を顧みず他は関係ない
言い替え遮二無二

などなど。
「言い換え」
として適当だな~~~と思うのは

「遮二無二」

を上げておきます。
意味は以下の解説。

ほかの事を考えないで、ただひたすらに。
(デジタル大辞泉)

「がむしゃら」に対して、いろんな場面で、置き換えとして機能すると思います。

がむしゃらの反対語(対義語)は「熟慮断行!

がむしゃらの反対語(対義語)を考えてみました。
「がむしゃら」
の反対ですから、いたって冷静で沈着でしかも、じっくり考えて、余裕を感じる・・そんな言葉なんだろ?

  • じっくり考える:熟慮
    余裕を感じる:余裕綽々

行動なら「熟慮断行」と、いうのもいいかもしれません。
なので、私が一つ選ぶなら

「熟慮断行」

にしておきます。
がむしゃらに行動の逆なので、よ~~く考えて「熟考」、行動を起こすという事で。

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がむしゃらを英語で表現!

単語では

「frantically」:死に物狂いで

です。
例文は以下。

I worked frantically.
私は必死に仕事(勉強)をした。

他には

  • 1:I’m hell-bent on this! 「がむしゃらに取り組んでいます!」
    2:I’ll just get it done! 「とにかく(絶対に)終わらせます!」

(DMM英語)
なるほど~~です。
いろんな表現があるんですね~~
上の1番は、すごく活用の幅があるように感じます。

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がむしゃらに生きてきた気分!感想とまとめ!

がむしゃらのイメージ写真

「がむしゃら」「我武者羅」
の本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。

➀:意味後先を考えず、強引に事を成す様子。
➁:語源と由来「我武者」による・他諸説
➂:使う場面何かに没頭する場面
➃:使い方を例文で資格試験の勉強を、がむしゃらにやったが、結果は落ちた・・なんで?
➄:類語遮二無二・ひたむきに・ひたすら・ほか
⑥:言い替え遮二無二
⑦:反対語「熟慮断行」
⑧:英語表現I’m hell-bent on this!

意味のおさらいです。

後先を考えないで強引に事をなすこと。また、そのさま。
(デジタル大辞泉)

この、後先を考えない強引さ!
これが、この言葉の意味のポイント。

我武者羅だった自分の人生!

「我武者羅」

がむしゃらと言った方がいいのか、遮二無二と行った方がいいのか?
たまには周囲を見回し、うまく立ち回って、ここぞと思ったときは、集中的に・

「がむしゃらさ」
というのは、ある程度は必要だと思います。
行動を起こす、馬力があるという事では、かなり評価されていいと思います。

考えてばかりでは、ことが進まない場面と、かなり多くありますから。
出来れば「熟慮断行」がよさそうに思いますが、熟慮しているうちに、タイミングというか、チャンスが逃げてしまう場面もありますし。
まずはやってみる・・行動することが大事かと。

スカスだ・・

人生ってムズイな~~が私の印象です。

「我武者羅」さ、というのは、私は決して悪いことではないと思います。
でも、そういう時は、少し立ち止まって周囲を見てみましょう!

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*ヘッダーの写真は、私が撮影した、胆沢ダムの11月の風景写真です。
カメラは、フジの「X-T4」です。

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