課すと科すの違い!意味と使い方と例文!英語訳や類語で言葉を理解!
課すとは? 意味は、負担すべきものとして引き受けさせること。 科すとは明確に違います。
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課すと科すは似たようでも違うんだな~~
Contents
「課す」と「科す」の違いの比較表!
「課す」と「科す」の違いの比較表です。
課す | 税金、仕事、学業、地域の役割、責任、ノルマ・・などなど |
科す | 制裁、罰金、懲役、罰則、ペナルティー |
これを踏まえて、以下個別に説明していきます。
課すとは?読み方と意味を詳しく!
「課す」の
- ➀:意味と読み方
➁:課すの具体例
について解説。
「課す」の意味を辞書解説で!
「課す」
読み方は「かす」です。
意味は以下の解説。
①:負担すべきものとして引き受けさせる。
②:一方的に負わせる。
(デジタル大辞泉)
一方的に人に対して義務を負わせ、また強制的にそれぞれに割り当てた責任を持たせることに
「課す」
という表現を用います。
「課す」の実際の具体例は納税と仕事上の役割!
「課す」
すぐに思いつくのが国民の
「納税義務」
国民の三大義務ともいわれますが、国民に一方的に
「課す」
ものごとでは象徴的かと。
次が仕事上の担当や役職など。
これらはその人がやらなければならない
「義務」
として割り振られていた場合は
「課す」
という言葉に該当します。
こうなると、結構
「広義」
な物事に当てはまります。
「課す」と「科す」の違いで明確な部分!
「科す」
の意味は以下の解説。
刑罰を与える。
(デジタル大辞泉)
科すの対象は犯罪を犯した方。
- ①:詐欺罪で実刑判決を科された。
②:スピード違反で罰金を科された。
③:執行猶予でも有罪として刑罰を科されたことだ。
などなど。
上記の
「課す」
とは、明らかな異次元の意味の内容です。
全く違うので、使う際は注意を要します。
上の一覧表がわかりやすいかと。
「課す」の使い方を場面と例文と会話例で!
この章では
- ・「課す」を使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・「課す」を用いた会話例。
を解説します。
「課す」を使う場面は?
「課す」
を使う場面はビジネスでは、結構あります。
具体的には以下の場面を考えてみました。
場面➀ | 職務の責任 |
場面➁ | 任務 |
場面➂ | 役割 |
場面➃ | 国民の義務 |
場面➄ | 約束 |
「課す」
は他人から課されることも、自分自身に対する目標として課すことでも、たくさんの事例があるように思います。
普通に課されてることって、たくさんあるように感じます。
「課す」の使い方を短文の例文で!
以下の例文で。
例文➀ | 国民に納税義務を課すことは、お国としては当然のことだ。 |
例文➁ | 役職の意義とは、それに見合った責任を課すのと同じことと思う。 |
例文➂ | 今回のプロジェクトにおける任務は、A課長に課すことが決定した。 |
例文➃ | コミュニティーの役員会で、会計責任者を一度引き受けたら、毎年課されることに閉口している。 |
例文➄ | 一家を支えていくのは、父親として課された使命だと感じる。 |
例文⑥ | 目標を定め、それに対し定めた義務を課すことは、自分を律することにつながる。 |
自分の周辺で、また自分のことを「短文」ですが
「例文」
にしてみました。
「科す」
の例文も作ってみようと思ったのですが、参考までの以下の例文で。
「スピード違反」
の例で。
- ⑦:スピード違反で罰金「15,000円」を科されて無駄な出費で落ち込んだ自分。
結構これはありそうですね。
「課す」を使った会話例!
以下の会話例で。
五月なると自動車税に固定資産税に住民税にとなんでこんなに税金が高いんだろ?
国民に課された義務と認識したって大変だ!。
これって払わないとどうなるんだろ?。
それこそ、納税義務違反(?)で懲役が科されるよ~~。
税金って高いな~~というのは、誰もが持つ共通認識かと思います。
こんな会話の成り立つかな?
そんな例です。
「課す」の類義語(類語)と言い換えは「負わされる」!
「課す」
の類語は以下。
負わされる | 課すよりは少し負のイメージがあるので使い方に注意 |
担当させられる | 役割を持たせられる |
割り当てる | 全体をいくつかに分けて、それぞれにあてがうのこと。 |
任命 | 公務員を昇任,降任,転任させる行為 |
賦課 | 租税などを割当て負担させること。 |
言い替え | 負わされる |
言い換えとして適当と思うのは
負わされる
にしておきます。
使う際に、負のイメージ(嫌々感)が付いて回るのですが、いろんな場面で置き換えとして機能すると思います。
「課す」の反対語(対義語)は!
「課す」
の反対語を考えてみました。
「負担すべきものとして引き受けさせる」
のですから
「引き受けさせない」
という意味なら
「課しない」
という言葉があります。
国民の義務の納税も、所得が一定水準以下なら納税義務が免除されます。
そういう方たちには、納税義務は
「免除」
されて、税金は課されないことになります。
なので
「課しない」
を反対語にしておきます。
「課す」を英語で表現!
「課す」
試しに検索で。
課す:impose
よさそうです。
例文は以下。
impose an increased surcharge duty of __% on
(~に_%引き上げた課徴金を課す)
impose a __-day moratorium on
~に_日間の一時停止を課す
place import taxes of up to __% on
~について最大で_%の輸入税を課す
検索で今回はヒットしました。
いろんな表現があるな~~が印象です。
「課す」のいい話!感想とまとめ!
「課す」
について上記の内容を、以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | 負担すべきものとして引き受けさせること。 |
➁:語源と由来 | 漢字の意味による |
➂:使う場面 | ビジネス上の役割など・ |
➃:使い方を例文で | 役職の意義とは、それに見合った責任を課すのと同じことと思う。 |
➄:類語 | 負わされる・担当させられる・使命・他 |
⑥:言い替え | 負わされる |
⑦:反対語 | 課しない |
⑧:英語表現 | impose an increased surcharge duty of __% on |
意味のおさらいです。
①:負担すべきものとして引き受けさせる。
②:一方的に負わせる。
(デジタル大辞泉)
いろんな分野での
「課す」
があります。
生きているうちに課される内容って、どん位あるんだろう?
って思ってしまいます。
あまねく共通の「課す」はやはり
「納税義務」
これは共通にどなたにも課される、このお国に生きている責任かと。
「消費税」
もそうだな~~と。
「課す」の良いお話!私の人生!
「課す」
の良いお話。
これはやはり、人生生きていくには
「仕事」
して、出来れば高いお給料をいただいて。
そのためには、やはり立場が少しでも上に。
平社員であれば、係長に。
係長であれば課長に。
その上にも上がっていけば、当然給料は上がっていきます。
が・・当然ですが、その責任も相当なものが自分に
「課される」
わけです。
楽して、責任の所在もなくて高額な給料は、一部の方にはあるかもしれませんが、通常はあり得ないこと。
でも、反面今度はそれだけやりがいも出てきます。
私の良いお話は、責任を課されてもこの
「やりがい」
を感じていたことかな~~と。
人それぞれ感じ方もあれば、生き方もあります。
課長職を断ってる方もいましたから。
皆さんは如何思いますか~~~?
・・・・・・・・・
*ヘッダーの写真は私が撮影した庭のスギゴケに霜が降りた写真です。