勤しむとは 意味と使い方を例文作成で!類語や由来と英語表現!
勤しむとは(いそしむ)? 意味は、熱心につとめ励む様子。
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「勤しむ」これは好きな言葉!
Contents
勤しむとは?読み方と意味を詳しく!
「勤しむ」
読み方は「いそしむ」です。
意味は以下の解説です。
熱心につとめ励む。精を出す。
(デジタル大辞泉)
解説にあるように、「励む」ですから、一生懸命に自分のやってる仕事に、精を出すことを表現している言葉。
しかしながら、最近の使われ方は
- 「大好きな趣味に勤しむ」
「大好きな野菜作りに勤しむ」
などの例のように、コツコツと何かに没頭するというような、より柔らかい表現に、使われる傾向があるようです。
この表現では、元来の「励む」のイメージは薄いですね。
しかしながら、その言葉の中にはやはり、控えめであっても「懸命に取り組んでいる」という意味が込められています。
勤しむの語源と由来のお話!
「勤しむ」
の語源になった、漢字の分析と
「勤しむ」
の使用の歴史について。
勤しむの語源を漢字の分析から!
「勤しむ」
の語源のお話。
「勤しむ」語源は、漢字から来ています。
この漢字「勤」を分解すると
「力」と「菫」が合わさってできました。
「菫」は
- 訓読み:すみれ
音読み:きん
と読みます。
「勤」は以下の解説。
つとめる。精を出す。いそしむ。「勤勉」「勤労」
(漢字ペディア)
それと「力を入れて粘土をこねる様子」の意味があり、そこから
「一生懸命働く」
ことを、意味するようになった経緯の漢字です。
勤しむの由来と歴史!
勤しむ:いそしむ
は古語の「いそし」が語源と言われています。
万葉の世界では
「いそしき」
という言葉が使われており、意味は
「勤勉」
であるという表現に、使われていたそうな。
時間がたつにつれて、表現が
- 「いそしき」 → 「いそしみて」 → 「いそしむ」
に変化していたというのが、現在の主流の解釈のようですね。
参考:万葉集 第4巻 780番歌
作:大伴家持
原文
黒樹取 草毛苅乍 仕目利 勤<和>氣登 将譽十方不有訓読み
「黒木取り草も刈りつつ仕へめどいそしきわけとほめむともあらず」現代語訳
黒木を伐採し、草を刈り取って懸命にお仕えしても勤勉な小僧だとほめて下さいませんよね。
こんな記述があります。
確かに、「いそしむ」です。
勤しむを使う場面を考えてみた!
「勤しむ」
を使う場面を考えてみました。
誰でもそうですが、その人それぞれが、何かに「一生懸命にに取り組んでるとき」に使います。
その際に、注意が必要なのは、与えられたことに励むのではなく、自分から「進んで」励んでいることを意味する。
この場面が多い表現です。
毎日のルーティンで、仕事をこなす励みではなく、何かに没頭し、真剣に毎日努力していることを、表現する言葉。
場面➀ | 最近は趣味に勤しんでいます |
場面➁ | 趣味の畑で野菜作りに勤しんでいます |
場面➂ | ブログを作成し情報発信に勤しんでいます |
などなど。
励んでいることがあれば、こういった表現での使い方がよろしいかと。
勤しむの使い方を短文の例文の作成で!
以下のように短文での例文を、作成してみました。
例文➀ | 最近の私は、本業以外の副業に勤しんでる時間が、大幅に増えた気がする。 |
例文➁ | 88歳の母が、畑の野菜の栽培に勤しんでる姿が、とても人柄を感じさせるな~~ |
例文➂ | 妻は毎日、寝る前には読書に勤しんでいるが、それで何かためになってるのかな?さて? |
例文➃ | ブログの記事執筆に必要な、取材に勤しんでる自分は、正しい情報を伝えたいと思う信念がある。 |
例文➄ | 休日はもっぱら、ゴルフに勤しんでいた時代が、とても懐かしく感じる。 |
例文⑥ | 最近の休日は、もっぱら、写真撮影に勤しんでいる時間が多いな~~ |
などなど。
私の事を、「勤しむ」で表現してみました。
励んでいるというよりは、コツコツと努力するという表現に感じますが、しかし元来は「励む」のですから、その前提もなくてはいけませんね。
勤しむの会話例!
以下のような妻との会話例で。
お父さん、毎日二階にこもって何やってんの?
毎日、ブログ記事を更新する作業に勤しんでいるのさ!
へ~~それって、何かいいことあんの?
そういう問題ではないんだな‥世のため人のため・有益な情報を、書くのが務めさ!
などなど。
ま~当然ですが、家人はみんな白い目で見ています。
何をやってんだか‥
そんなところですね。
勤しむの類義語(類語)と言い換えは「励む」!
勤しむの類義語(類語)は以下。
努力する | つとめ励むこと |
励む | 心を打ち込んで努める |
尽力する | 力を尽くすこと |
精進する | 一生懸命打ち込む |
努める | 努力して事を行う |
言い替え | 励む |
などなど。
「言い換え」
に適当だな~~と思う言葉は、やっぱしこの場合は
「励む」
だな。
これが、一番置き換えに適合するような気がします。
場面の想定を、いろいろやってみましたが、「励む」は適合すると思います。
勤しむの反対語(対義語)は「怠る」!
勤しむの反対語(対義語)を考えてみました。
いわば、真面目に励むの反対ですから、これはすでに「不真面目」で怠け者かと。
「怠慢」や「怠る」ですね。
どっちがいいか?
「怠る」
にしておきます。
反対語としては、適当だと思います。
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勤しむを英語で表現!
ググってみました。
勤しむ:Work
です。
ちょっと足りないような気がするのですが、ほかの英訳で。
「endeavour」
という単語もよさそうです。
work diligently(仕事に勤しむ)
devote oneself to(務め励む)
to devote oneself to someone or something(何かに熱中する)
こんな表現もあります。
が、おすすめは
You are always hard at work.
He is hard at work.
(仕事に勤しんでいる)
この表現シンプルでいいですね。
この 「hard at work」が、簡単そうで私でも使えそうです。
勤しんでるいい話!感想とまとめ!
「勤しむ」
➀:意味 | 熱心につとめ励む様子。 |
➁:語源と由来 | 漢字の「勤」の意味による。 |
➂:使う場面 | 何かに打ち込んでる場面など。 |
➃:使い方を例文で | 最近の私は、本業以外の副業に勤しんでる時間が、大幅に増えた気がする。 |
➄:類語 | 励む・努める・努力する・精進する・他 |
⑥:言い替え | 励む |
⑦:反対語 | 怠る |
⑧:英語表現 | You are always hard at work. |
意味のおさらいです。
熱心につとめ励む。精を出す。
(デジタル大辞泉)
しかしながら、解説とは裏腹に「勤しむ」という言葉には、なんとも柔らかい雰囲気を感じるのは、私だけかな?
とも思います。
上で紹介した
「最近は趣味に勤しんでおります」
ですが、励むという意味が内包されてるとは、もしかしたら聞いた方は、思わないかも。
「もっぱら最近は趣味に興じているんだな」
程度かもしれません。
「励んでいる」
が、元来の意味です。
いずれ、使われ方というか、使い方がだんだんソフトな意味に、変わっていきそうな予感もします。
(個人的な感想です)
最近勤しんでることは?
さて、何でしょ?。
最近は、ブログを書いてること以外は、特にないですね。
でも、取材にもいってますから、これが勤しんでること?
一連の流れから言ったら、勤しむ状態かもしれません。
「勤しむ」
という状態までいかなくとも、やることがないのはいけませんね。
これは、「勤しむ」以前のお話。
「趣味がない」
そんな方は、まずは、やること見つけましょう!
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