jpcz(日本海寒帯気団収束帯)とは?意味と天気図と予想と英語訳
「jpcz」とは? 意味は、「日本海寒帯気団収束帯」の略で英語では「Japan sea Polar air mass Convergence Zone」と表記。
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最近の日本海側の大雪の警報で「JPCZ」が用いられます。
Contents
「JPCZ」とは?英語表記と意味を簡単に!
「JPCZ」とは?
以下の解説。
日本海寒帯気団収束帯(にほんかいかんたいきだんしゅうそくたい、Japan sea Polar air mass Convergence Zone:JPCZ)とは、冬季に日本海で形成される、長さ1,000 km程度にわたる気団の収束帯のことである。
(Wikipediaより)
また名称が長いので単に
「そのものが難しいため、一部のメディアにおいて線状降雪帯(せんじょうこうせつたい)と通称で言い換えることもある。」
(Wikipediaより)
英語表記では
「Japan sea Polar air mass Convergence Zone:JPCZ」
上の頭文字をとって
「JPCZ」
と表記します。
一般的な私たちの認識では、大雪の警報が出るときに「JPCZ」が発生すると言う
「警報」
が出されるのが一般的な認識かと。
「JPCZ」はいつから使われてる?気象庁の説明
「JPCZ」
はいつから使われているか?
日本海豪雪の中規模的様相(浅井冨雄)|
昭和62年度日本気象学会秋季大会シンポジウム―
「“どか雪”―日本海における中小規模じょう乱」
の報告
こういうのを見つけることができます。
昭和62年と言うと
「1987年」
です。
その報告書の中で以下の記述
それを日本海寒帯気団収束帯(Japan Seapolar Airmass Convergence Zone, 異称 JPCZ)と呼ぶことにする
こう命名しています。
ちなみに「浅井富雄」さんはこういう方です。
浅井冨雄(あさい とみお、1932年9月15日 – )は、日本の気象学者。
雲の形成と降水の物理過程に関する研究を主として行い、気象予報の高精度化に貢献した。
(Wikipediaより)
気象庁の気象予報で最初に用いられたらしいのは・・
2018年1月15日の
「ウェザーニュース」
このときにの内容に
「JPCZ」
という表現があります。
しかも引用先が
こちら。
「そのとき山陰地方には日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が発生していた」
『季刊SORA』2011冬号
そのニュースのリンク先はこちら。
(一番下に記載されています)
2011年辺りから意識されてきたように感じます。
頻繁に「JPCZ」が用いられるようになったのは、私のイメージでは、ここ
「 2〜3年」(2020年以降)
のように感じます。
「JPCZ」の天気図の特徴と予想!白頭山の持つ意味
「JPCZ」
の天気図は以下。
(https://www3.nhk.or.jp/news/special/より引用)
このお天気図だけではちょっとわかりずらいです。
しかし、天気図でいうとこのパターンが
「JPCZ」
が発生する「お天気図」。
が・この画像なら理解できるかと。
(https://www3.nhk.or.jp/news/special/より引用)
上の画像の山の部分。
ここは朝鮮半島の根っこの部分にある
- 「ペクトゥ山」(白頭山)
が代表的な高い山々です。
高気圧から低気圧に向かって吹く(西高東低)の強い風がこの
「ペクトゥ山」(白頭山)
付近でいったん
「東西」
に分かれます。
その後日本海上で合流しパワーをため込みます。
ここで合流するので
「日本海寒帯気団収束帯」
「JPCZ」=(Japan sea Polar air mass Convergence Zone)
というんですね・・たぶん。(そう理解しました)
この筋状の雲の長さ:1000㎞程度
この筋状の雲に日本海の温かい
「水蒸気」
がどんどん吸収され、雪雲に発達してさらにそれが
「西高東低」
の風に乗って
「日本列島」
に吹き付けます。
すると、山陰地方やアルプスや奥羽山脈などの山に当たって停滞する部分には
「大雪」
が降ります。
「日本海側」
の山沿い地方に大雪が降るのはこのせい。
山を越えた部分が、太平洋側に流れます。
私の住んでるところは宮城県なので太平洋側。
しかしとても山奥のへき地なので雪は結構多いです。
日本海側の大雪警報では、そのおこぼれでここでも結構積もります。
が・・ここから15㎞ほど太平洋側に行くと
「ほとんど雪がない」
そんな差があります。
日本海側の大雪の予測は「JPCZ」の天気図次第
「JPCZ」
は天気図次第。
偏西風に載ってさっさと飛ばされて
「西高東低」
がゆがんでくれば終了。
しかし中には、長くとどまる場面があるようですね。
この場合は
「大雪」(豪雪)
に注意です。
過去には何度も大雪(豪雪)で交通が停滞したニュースは記憶に新しいです。
ってか、ほぼ毎年あります。
私も屋根から雪を下すのは毎年のこと。
しんどいです。
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「JPCZ」が発生!予報が出たら心がけること!
「JPCZ」
が発生し「大雪警報」が出たら以下のことに注意しましょう。
お出かけは控える | 道路の渋滞の原因になる |
持ち物に注意 | 長靴は当然・スコップ・食料・水・スマホなど充電・ラジオ |
もし渋滞したら | こまめに換気・車のマフラーが埋まらないように雪をかく |
タイヤ | 普通タイヤ走行は犯罪行為に近いです。滑り止めは必須 |
通勤道路で、何度か渋滞に巻き込まれてます。
4号線をこの圧雪道路を普通タイヤで‥
関東方面のナンバーです。
数回出会ってます。
何㎞も渋滞。
なんてことない坂を登れないのです。
しかも大型トレーラーなんて言ったら最悪。(2021年5㎞ほど渋滞:会社遅刻)
出かけないのが一番です。
「JPCZ」の仕組みと注意などの感想
「JPCZ」
どんなメカニズムなんだろうと、いろいろ調べて自分なりに
「認識」
して理解できたと思います。
この理論はずいぶん以前から研究はされていたんですね。
しかし、近年のけた外れの
「大雪」
でメジャーな言葉になったような
「個人的な印象」
です。
お天気予報で頻繁に用いられるようになったのはここ数年かな~~と思います。
最近の雪はハンパないですね。
20年前30年前にはこんなに降ったでしょうか?
量的には降った印象(記憶)ですが、超短期間で降る量が半端ないです。
しかも雪質がとても湿っています。
以前はパウダースノーで、箒で掃くことができたのですが、今の雪はそんなことはまずできません。
季節というか、気象というか何もかもが当時よりは変わったな~~
ここに生まれたときから住んでますが
「変わったな~~」
が実感です。
皆さんのお住いのところはいかがですか?
*「JPCZ」発生予報の際はくれぐれも
「車」
の運転には注意しましょう。
長時間のアイドリングは危険なのでこまめに換気マフラー部分はスコップで雪をかくことを忘れずに!!
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*ヘッダー(一番上の写真)は冬の栗駒山の写真です。