平年とは?平年並みと例年並みの違いと気温なら過去何年の平年値か?
気象庁の平年とは? 平年並みの意味は、気温でも降水量でも、過去30年間の観測値を平均した「平年値」つまり平均値の事。
|
平年並みの見直しは10年ごとで過去30年お平均だってさ~~!
Contents
気象庁の平年とは?平年並みと平年値の定義は?過去何年間が基準?
- 「平年」とは?
「平年値」とは?
細かい気象条件の平年の値を言います。
定義は以下のようです。
気温や降水量、日照時間、積雪の深さ、風向、風速、気圧など多岐にわたる項目の「過去30年間」の観測値を平均したものを言います。
(wikipediaより)
上のような項目のほかに、台風の個数や梅雨の入りや明けや、今が旬の(この辺では)桜の開花時期なども、比較として用いられます。
しかし、過去30年の平均値とは、驚きます。
今の時代は、コンピューターにデーターが蓄積されてるでしょうから、容易に算出できるでしょうが、以前は手計算だったのかな~~なんて思ってしまいます。
平年の平年値の見直しの期間は何年ごと?
30年間の平均値が「平年」です。
では、いつでも、過去30年ではないんですね~~
これもまた驚きですが、以下のような定義になっています。
平年値の見直しはいつ行う?
決まりごとは以下のようです。
「平年値の見直しは10年ごとに行う!」
そう定まっています。
つまり、具体的に言うと以下のようになります。
1991年 | 1961年~1990年 |
2001年 | 1971年~2000年 |
2011年 | 1981年~2010年 |
2021年 | 1991年~2020年 |
と、こんな感じなんです。
ってことは、最大で10年の開きがあるんですな~~
今2021年ですが、見直しはこれからですから、2010年までのデーターなんですね。
この10年の開きって、地球温暖化の気象条件に合致してる?
そう思うのは、私だけではないと思います。
最近よく思うことに
「こんなんで平年並み?」
って思うことがよくあると思うんですが、その理由はこのシステムにあるんだな‥多分。
2021年は平年値の見直しの時期!地球温暖化の影響が反映される!
2021年からの、過去30年の「平年」つまり「平均値」の見直しは
「2021年5月19日」
から、行われるます。
これでようやっと、直近の30年間のデーターが入ってくるので、少しは肌感覚に近くなってくるかもしれません。
地球温暖化の変化が新平年値に反映されるだろうか?
最近のデーターですが
2020年6月~8月東日本の気温:平年よりも高かった
この時の平年値の基準は1981年~2010年の30年が基準ですから、そりゃ~~気温が高いって、当然だよな‥って、誰でもそう思うのでは?
で、今度の「2021年5月19日」から採用の新平年値の基準は
「1991年~2020年」
までの、30年の平均値なので、少しは実際に近くなるような気はします。
新平年値のポイントは?気温と降水量の注目!
気象庁の発表によると、日本の平均気温は、各地で違うものの全国平均で
「0.1~0.5度」
高くなってるそうです。
これはもう、夏の天気や暖冬の影響で、私たちは肌で感じてると思いますし、私も特に感じています。
何せ、雪が少ないですし、夏の暑さは半端ないです。
降水量はどんくらい多い?
降水量も
夏の西日本:10パーセント程度増
秋冬の太平洋側:10パーセント程度増
になっています。
1980年代は雨が少ない年代だったそうで、今回は2010年~2020年までの、雨の多かった、災害が多かった年代が算出に組み入れられるので、実際に近い数値の「平年」になるかもしれませんね。
降雪量は?
これはやはり少なくなりそうですね。
私の地域は、宮城県の山奥の僻地で、雪が多いのですが、昨年は本当に雪が少なくって、驚きました。
今年2021年の正月からの冬は、降る量は多くても、溶けるスピードもとても速かったです・。
これはやはり、暖冬でしょうね~~
新基準の「平年」では、この辺がポイントになるかな・・そう思うんだな。
平年並みの天気と例年並みの違いは?
これは、迷いますね~~
でも、お天気予報の「気象予報士」さんは、使ってますよね。
「平年並み」
は、上で紹介したので、理解できるのですが、ここでいう「例年並み」という言葉についての理解が、その区分けができないので、その辺の考察を。
結論から言うと
「例年並み」という言葉には、曖昧さがあって正確な情報には、用いられない!
こういうことのようですね。
確かに、思い返すと・・
➀ | 初雪は例年通りなら12月の初めころ |
➁ | 今年も例年通りの時期に田植えが始まりそうだ(これは私です) |
➂ | ダムの貯水量は例年通りの量のようだな(近くのダム) |
➃ | 例年通りの時期に稲刈りを迎えられそうだ(これも私) |
などなど・・これって、お天気予報ではないですよね。
となる、こういう解釈かと思います。
平年並み | お天気予報 |
例年並み | 普段の生活(ライフサイクル的な) |
天気予報は、正確なデーターに基づくので「平年並み」を用いて、例年は生活に密着した表現かと。
そこで、こういうのを見つけました。
気象庁の平年並みと例年並みの定義は?
気象庁のHPをいろいろ見ていたら、こういうのを見つけました。
ちゃんと書いているんですね~~
平年並:気温・降水量・日照時間などの階級表現に用いる
平年・平年値:平均的な気候状態を表すときの用語で、気象庁では30年間の平均値を用い、西暦年の1位の数字が1になる10年ごとに更新している
例年:いつもの年
例)「例年だとこの季節には… 」
※気象庁が発表する報道発表資料や予報解説資料などに用いる
(気象庁HP天気予報で用いる用語より引用)
ということで、わかりやすいですね。
しかし、言葉だけを見たり聞いたりすると、なんともごちゃまぜな・・わかりにくい・・と思っていても、きちんと定義されてるというのは、素晴らしいことだと思います。
・・・・・・・・・・・・
偏西風が蛇行する理由は?
貿易風や季節風との違いなど解説。
偏西風って何?なぜ蛇行するかをわかりやすく!季節風と貿易風の違い!
降水量の定義は?
降水量とは?1mmと5mmと10mmと50mmと100mmの降雨量の目安を考えた!
降水量の目安を調べてみました。
・・・・・・・・・・
平年並みとは?お天気の感想と将来予測の感想とまとめ!
- 「平年とは?」
「平年並みとは?」
「例年とは?」
いろんな疑問について、お天気に関することですが、考察してきました。
2021年5月19日より、新基準の「平年値」が「平年」として、比較対象の数値として使われるようになります。
平年値と言うのは、過去30年間の例えば降水量や降雪量、1番大事な気温などの数値を、平均化したものを言います。
過去30年間というのは、驚きます。
また見直しは「10年毎」になるので、2021年がその年になっている訳です。
地球は温暖化しているか?
皆さんはどう思いますか?
皆さんの住んでいる地域は、地球温暖化を感じますか?
世界中の国の、今主要なテーマの一つが「地球温暖化」ではないでしょうか?
車はカーボンフリーで、電気や水素で走りますし、脱二酸化炭素は進んでいきそうですね。
でもこれも、産業の発展とは表裏一体。
なかなか踏み込めない、または経済的に困難で対応できない、そんなお国もあるようです。
一筋縄ではいきませんね。
しかし、私は思うのですが、電気自動車にしても、電気を発電するのは日本では化石燃料ですね。
原子力は、評判が悪くて、遅々として再稼働が進みません。
これやっぱり、電気をどうするか、これは大きな課題だと思うんですが、皆さんはいかがおもいますか?
何事も、電気がないと日本の経済が立ち行きませんし、日常の生活もままなりません。
長期的な視点で、考えることが必要なんだな・・多分!
・・・・・・・・・・・・・・・・・
風速のお話。
それぞれの風速はどんな目安になるか、考察してみました。
風速5mと10mと15mと20mと30mと50mってどの位?瞬間と最大の違いは?
高気圧と低気圧ってどうしてできる?
高気圧と低気圧のでき方は?違いと種類や空気の流れについての考察!
空気の流れなど解説しました。
※かなり私の主観と、意見を入れて書いてありますが、多少ずれているところがあってもご容赦下さいね。
ヘッダーの写真は、一昨年私が撮影した世界遺産「毛越寺」の、大泉が池の枝垂れ桜の写真です。