売り言葉に買い言葉の意味と使い方と例文!言い換えと本音や心理!
売り言葉に買い言葉とは? 意味は、相手の暴言に応じて、同じような調子で言い返すこと。
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喧嘩で別れにも・・・対処法は大事!
Contents
売り言葉に買い言葉とは?読み方と意味を詳しく!
「売り言葉に買い言葉」
読み方は「うりことばにかいことば」です。
意味は以下の解説。
挑発的なことばを受けて、負けずに強い調子で言い返す。また、悪口には悪口で言い返す。
(ことわざを知る辞典)
喧嘩のような口調で、物を言ったり言われて、相手も同じような口調で言い返し、火がつくとどんどんエスカレートすると、よんどころない事態に。
男女なら、「別れ」の原因や、友人関係なら、そのあと気まずい雰囲気に。
言われて、カッとなる心理もわからなくもないですが、どうしてこうなる?
が・・後で思う事ではないかな~と。
売り言葉に買い言葉の語源は物の売買の丁々発止のやり取りに由来!
「売り言葉に買い言葉」
の語源は正式な由来ではないですが
「物の売買の丁々発止の言葉のやり取り」
と言われています。
日本では、商品の売買相場が、大阪にありました。
これを聞いて、その時のセリのような買いと売りの、やり取りを想像してしまいました。
市場のセリなども、かなり突っ込んだやり取りに感じますが、なるほど~~と思った次第。
それが転じて、喧嘩腰の言葉のやり取りが
「売り言葉に買い言葉」
と言われるように・・・納得です。
売り言葉に買い言葉の使い方を場面と例文と会話例で!
この章では
- ・売り言葉に買い言葉を使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・売り言葉に買い言葉を用いた会話例。
を解説します。
売り言葉に買い言葉の使われ方と使う場面は?
「売り言葉と買い言葉」
の使い方は、相手の言い方が気にかかる時ですが、その心理はやはり
「相手に負けたくない気持ち」
があるから。
ビジネスのシーンなら、軽くジャブを入れる感じで、相手の出方を見るのも、これは
「常套句」
かもしれません。
私は、これをよくやられました。
心理的に引っかかることもあり、結構面倒になったことも。
場面➀ | ビジネスでの駆け引き |
場面➁ | 男女の口論 |
場面➂ | 友人間のトラブル |
場面➃ | 夫婦喧嘩 |
場面➄ | 子供との対話がなぜか・・ |
いろんな場面があります。
社会で、対人間と接している以上は、いつでも起きうること。
しかも、人間関係のはざまで、私はじめ、皆さん生きていますから現実そのもの。
「売り言葉に買い言葉」の使い方を短文の例文で!
以下の例文で。
例文➀ | その一言は、まったく許せない。これではまるで「売り言葉に買い言葉」だ。 |
例文➁ | 売り言葉に買い言葉を繰り返していては、ことは何もよくならない。 |
例文➂ | この間は、売り言葉に買い言葉で、ついカットしてしまったが、あれは本心ではない。 |
例文➃ | 売り言葉に買い言葉で、ついカッとなってしまって、それからA君とは気まずい仲になってしまった。 |
例文➄ | もう少し冷静に考えれば、売り言葉に買い言葉の事態にはならずに済んで、彼女と別れることもなかったべな~ |
例文⑥ | 売り言葉に買い言葉は、夫婦喧嘩では許される?いえいえ・・現代は決してそうではありません・気をつけましょう。 |
などなど。
つい、相手の口調に載せられ、自分も喧嘩腰の口調で言い返し、普段そんなことも思ってもいないことを、思わず口走ってしまうもの。
これは人情ですね。
が・・スカスだ・・
口に出ることは、それは相手に対する
「思い」
という解釈。
であれば、言ってしまったことは、後戻りできません。
男女なら別れに、商売なら不調で、友人関係なら破綻。
気をつけましょう。
「あの一言・・」
沢山言ってしまいました‥私も。
「売り言葉に買い言葉」を使った会話例!
以下の会話例で。
今日の娘の反論はすごかったな。驚いた。
そうね、どうしてああなるのかな~~って思ったけど、おとうさんよく冷静でいられたね。
そりゃ~相手わが子なら、売り言葉に買い言葉になったら、大人げないじゃん。
たしかに。でもこまったな~~。
わが子とのトラブル。
相手が親なら、多少無理なことでも許されますますね。
反面親は、子には勝てません。
ここを、間違えると、えらい目に合いそうな予感がします。
売り言葉に買い言葉の類義語(類語)と言い換えは「ああ言えばこう言う」!
売り言葉に買い言葉の類義語(類語)は以下。
ああ言えばこう言う | 他人の意見や忠告に対して、何やかやと理屈を言って従わないこと。 |
罵り合い | 互いに互いを悪く言って(悪口)非難する。 |
誹謗中傷合戦 | 言葉による言い争いのことを言います |
喧々囂々 | 多くの人が各々好き勝手に喋って、やかましく騒がしいという意味を言う。 |
右と言えば左 | 人の言うことに、いちいち反対すること |
言い替え | ああ言えばこう言う |
などなどが、類語として存在します。
言い換えとして適当だな~^と思うのは
- 「ああ言えばこう言う」
です。
多くの場面で、置き換えとして機能すると思います。
売り言葉に買い言葉の反対語(対義語)は「柳に風」!
売り言葉に買い言葉の、反対語(対義語)を考えてみました。
「ああ言えばこう言う」
の例えのように、なかなか言葉の反論がやまないことですから、一言で納得か、または無視するか(相手にせず遣り過ごす)?
- 「柳に風」
という言葉があります。
これは、相手のことに、いちいち反応せずに、上手にかわしながら、遣り過ごすこと。
「そんなの相手にしてられっか?」
ですね。
意味は以下の解説。
柳が風になびくように、逆らわずに穏やかにあしらうこと。「柳に風と受け流す」
(デジタル大辞泉)
確かに、そうありたい気分。
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売り言葉に買い言葉を英語で「tit for tat」と表現!
試しに検索で。
売り言葉に買い言葉:Buy words to sell words
言葉を売ったり買ったり・・
他の英訳も。
➀:tit for tat:売り言葉に買い言葉
➁:give [pay] tit for tat:売り言葉に買い言葉を言う
➂:the exchange of harsh words:荒々しい言葉の交換
(DMM英会話)
ランクがあるんですね。
たしかに・・
こんな表現もあるんですね。
売り言葉に買い言葉を由来の売り手と買い手の心理で分析!
「売り言葉に買い言葉」
の語源の由来は、売り手と買い手の損得をかけた攻撃的なやり取り!
その心理は?
売り言葉(売り手)の心理状態は?
「売り言葉に買い言葉」
は、まずは「売り手」の売り言葉から始まります。
原因は、いろいろあるでしょうが、言い方がきついと、相手は自分に不信感や、憎悪を抱かせる場面も、多々あるかと思います。
男女間の売り言葉なら、買い言葉の側の受け止め方で、「別れ」に発展するかも。
短気は損気と言いますから、気を付けたいもの。
しかし、売り手が発する、語気を強めた発言であっても、必ずしもそれが本心とは限らないのが、やや複雑な部分。
軽めのジャブだったりします。
相手はどう出てくるか?
ビジネスのシーンでは多いような気がします。
皆さんならどうしますか?
買い言葉(買い手)の心理状態は?
逆に買い手の心理。
売られた喧嘩は買う!
そんな心理が働く方は、要注意かと。
尤、相手によるでしょうが、普通は受けて立つが、正論かもしれません。
真に受けて、ヒートアップした結果、人間関係が最悪に。
そんなことも普通にあること。
なので・・ちょっと冷静に。
売り言葉に買い言葉の場面での対処は冷静さが大事!
「相手の口調」
にのせられないことが、とても大事に思います。
由来の、売りと買いのやり取りですから、その商品は売ろうとしているのですから
「必要ないから買わない」
そんな選択肢が大事。
でも売りたいですから、しつこさが伴うかもしれません。
その場合は、相手の言うう事を
- 「肯定」
してみましょう。
「それはその通りですね‥確かに」
そういってしまえば、どうでしょうか?
「君は、どうしてこの間の件、失敗したんだ?反省した?」
「ものすごく反省しています。」
でもいいですね。
売り言葉の勢いを削ぐ、一言が欲しいですが、そのテクニックを、考えておくのも楽しいかもしれません。
売り言葉に買い言葉のいいお話!感想とまとめ!
「売り言葉に買い言葉」
の本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | 相手の暴言に応じて、同じような調子で言い返すこと。 |
➁:語源と由来 | 「物の売買の丁々発止の言葉のやり取り」に由来 |
➂:使う場面 | ビジネスシーンや駆け引きや、感情的に・・ |
➃:使い方を例文で | この間は、売り言葉に買い言葉で、ついカットしてしまったが、あれは本心ではない。 |
➄:類語 | ああ言えばこう言う・罵り合い・誹謗中傷合戦・喧々囂々・他 |
⑥:言い替え | ああ言えばこう言う |
⑦:反対語 | 「柳に風」 |
⑧:英語表現 | tit for tat |
意味のおさらいです。
挑発的なことばを受けて、負けずに強い調子で言い返す。また、悪口には悪口で言い返す。
(ことわざを知る辞典)
会社でも、兄弟でも夫婦間でも友人間でも、言われたことに「カチン」ときたら、ついつい反論して、ヒートアップ!
実は作戦だった?
そんなことが、駆け引きではありそうですし、男女間なら、夫婦も含めてよんどころない事情に・・それもあること。
気をつけましょう。
売り言葉に買い言葉のいいお話!私の人生訓!
「売り言葉に買い言葉」
に良いお話ってある?
「雨降って地固まる」
という諺もありますから、全く悪いことばかりでは、ないかとも思います。
でも、大人げないな~~というのが、私の場合は大半。
確かに若い時分には、ヒートアップして、言い負けないように理論武装して・・と思っていたのですが、そこそこで嫌になりました。
「不毛の議論」
という言葉がありますが、「売り言葉に買い言葉」には何の価値もなさそうです。
ある時にこれに気が付いて、其れからは
「損して得取れ」
「負けるが勝ち」
だな~~と。
実際、相手に
「確かに君の言うとおりだな~~ではそのようにしよう」
というと、話はそこで、たいがいは終わってしまうもの。
夫婦喧嘩も・・「すまん、来月から無駄遣いしないから、今月だけ赦して・・」
と言えば、妻も
「フン!」
とはいうかもしれないが、そこで赦してくれる・・かどうかはわかりませんが、しかし返し言葉で、不毛な議論よりは建設的。
「柳に風」
も、掴まえ所がなくて、どうかと思うので、せめて相手のいう事を、肯定してあげると、意外にうまくいきそうな気もします。
という事で・・
「売り言葉に買い言葉」
のいいところは、学習するところですね。
何度か繰り返すと、人間丸くなるかと。
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*ヘッダーの写真は、私が撮影した、7月の鳴子大橋の風景写真です。