他力本願な人、周辺にいませんか?
意味は、事をなすのに、ひたすら他人の力をあてにすることですが、本当の意味はほかにあります。
使い方を短文の例文で検証し、本当の意味を分かりやすく解説します。
類語や対義語の種類や、英語表現の単語や例文も、参考までに。
四字熟語の他力本願をまとめてみました。
Contents
他力本願とは?本当の意味を分かりやすく!
「他力本願」
読み方は「たりきほんがん」です。
意味は以下です。
1:自分の力でなく、他人の力によって望みをかなえようとすること。
「本願」は仏が修行しているときに立てた誓い。
本来は阿弥陀如来の本願によって極楽往生を得ること。
(新明快四字熟語辞典)
もう一つ内容はおなじゃいなのですが、こんな意味も。
2:仏教で、阿弥陀如来(あみだにょらい)の立てた本来の願いにすがって、衆生(しゅじょう)が救済され、極楽往生を得ること。
転じて、自分で努力をせずに、ひたすら他人の協力や援助をあてにすること。
(学研四字熟語辞典)
と、こんな意味になります。
どうやら、元は仏教が由来の四字熟語なんですね。
他力本願の意味はもともとは今とが違っていた!
一般に知られる「他力本願」とは、私も認識する
- 1:自分の力でなく、他人の力によって望みをかなえようとすること。
2:自分で努力をせずに、ひたすら他人の協力や援助をあてにすること。
上からの抜粋ですが、このような意味にとらえていましたが、どうやら仏教の元々の意味から、転じたことわざの四字熟語なんだな。
これは全く知りませんでした。
新しい発見です。
では、その本当の意味に迫ってみようと思います。
やはり、「他力本願」の由来と、語源からその本当の意味がうかがい知れると思います。
他力本願は仏教由来!語源や由来から本当の意味を知る!
「他力本願」
の語源は仏教に由来しています。
出典は浄土宗の
「阿弥陀信仰」
によります。
その中で、他力本願とは
「阿弥陀仏の本願に頼って成仏すること」
と記されているようですね。
他力本願の本当の意味を知る!
仏教でいう事の他力本願は
「自らの修行によって悟りを得るのではなく、阿弥陀仏の本願に頼って成仏することを意味している」
こういう意味になります。
この場合の漢字の「他力本願」にもそれぞれ意味があります。
他:阿弥陀如来
力:如来の本願力(はたらき)
本願:あらゆる人々を仏に成らしめようとする願い
親鸞聖人の言葉を、以下に私なりに要約してみました。
私たちには「邪見」や「憍慢」の心が取り付いていて、これがこれ以上ない困難である。
この悪衆生たる私たちは、阿弥陀如来による、他力の信心によるのが一番理にかなっている。
こんな意味になろうかと思います。
他力本願はどうして今の意味になった?!
本来は、阿弥陀の他力の本願に頼ることだったのですが、これがいつの間に
- 「ひと任せ」
「他人依存」
の意味になったのでしょうか?
「語の本来の用法からして誤解である」
と、表記している辞書もあるようですし、浄土真宗各派から抗議もあったという事。
明確に、浄土真宗や浄土宗では、これは誤用であると明記しているそうですよ~~
しかしながら、「阿弥陀様」の他力にすがる・・=現在の他力本願
これは、今の形の解釈で、定着してしまったんだな~~
なるほど鳥でした~~~
*他力本願を頼った相手は、その人から見たら、まさに阿弥陀如来様に見えるんだべな~~
他力本願の使い方を短文の例文作成で検証!
「他力本願」
を使う場面は、特定の人を、「やる気がない」とか、いつも「人を頼る」みたいな意味で、それを形容(評価)する場合に使うような気がします。
また、自嘲気味に自分の事を、今回の件においては他力本願にあやかり・・みたいな感じの使い方もあろうかと。
他力本願を使った例文を作成してみた!
以下のように作ってみました。
1:同僚のO君。自分では一切動こうとせずに、いつも他人がやってくれるのを待つ、「他力本願」が信条か?そんなやつだ!
2:「他力本願」にばかり頼ると、自分では一切やる気を起こさないようになるな‥なぜってその方が楽だから。
3:今回の件においては、御社の「他力本願」に預かり、おかげさまで目的を成就することができました。
4:「他力本願」で目的を追行したとしても、それは真の実力ではない。
5:あとは、敗者復活戦で相手次第って、それってまともに考えたら、真の実力ではなくって、「他力本願」以外の何物でもないな。
6:親なら、自分の子供くらいは、自分で何とかしないと‥「他力本願」では、子供までそうなってしまうど~~
7:「他力本願」だけでやってきた人は、自分で最後までやり切ることはできないな。
などなど・・
これまでの経験上の、人間関係の付き合いから鑑み、他力本願の方って、多いですね~~
いえいえ・私も時としてはそのようになる時もあるのですが。
でもね~
いかにも、他力本願が主体の方っていますね~~
私の以前の同僚の「O」君は、この典型。
自分で率先して・・そんなことはこの方には当てはまりません。
周囲からも、そういう目で見られていますから、評価なんてされません。
こういう人間にはならないようにしないとね。
他力本願の方って、いかにも自分がやった・・みたいなことを自慢するのですが、周囲はお見通しの場合が多いです。
そうはならないように、気をつけたいものだと思います。
他力本願の類義語(類語)にはどんな言葉が?
「他力本願」
の類義語(言い換え)には以下のような言葉があるようです。
- 1:人任せ
2:一任
3:おんぶに抱っこ
4:自らの手を汚さない
5:あなた任せ
他にも、たくさんありますが、こんなところで。
人任せで、何でもおんぶに抱っこの一任が得意の、同僚の「O」君は、他力本願の、典型みたいな輩!
そんな感じかな。
他力本願の反対語(対義語)にはどんな言葉が?
「他力本願」
の対義語(反対語)ですが、何でも反対の言葉って、悩みます。
が・・これは明確です。
「自力作善」
です。
意味は、「自分の力で、善い行いを積み立てること」で、しかも「他力本願」と同じ、仏教用語になります。
これは驚きます。
まさに「他力本願」の対極になろうかと。
この言葉「自力作善」は覚えておきましょう!
他力本願を英語で表現!単語や例文はどうなる?
いつものように検索で。
他力本願:Other power application
お~~これは良さそうに感じます。
他の英訳も確認しておきます。
「salvation by faith in Amitabha」
と出てきました。
全然違いますね。
例文を確認します。
He relies upon others for everything.
(彼はいつも他力本願だ)
You’re overly reliant on people. You’ll never make it in the world that way.
(他力本願じゃあ世の中割っていけないよ)
*weblio辞書
単語というよりは、例文で理解した方がよさそうに感じました。
他力本願な人にはイライラする!tシャツは人気?
「他力本願」
な人には、本当にイラつきませんか?
その他力本願に利用されたのが、くしくも「自分」だったら?
こん畜生の気分全開ですね。
私は、同じ部署の「O」君には、本当にやられっぱなし。
でも、あえて・・そんなことも結構あったんだな。
でも、イライラするぞ~~~の世界です。
気合付けに、Tシャツで!
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でも、これ着て歩ける?
さて??
・・・・・・・・・
百八煩悩とは?
語源や由来はとても興味深かったです。
百八煩悩の意味や使い方と例文は?読みや語源の由来と英語表現!
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由来のお話はとても興味深かったですよ~~
・・・・・・・
他力本願は嫌いだった自分!感想とまとめ!
「他力本願」
の意味や、語源や由来のお話と、仏教との関係や、例文など、英語表現も含めて、言葉の神髄に迫ってみました。
まだまだ、奥が深い言葉に感じますが、まずはこの辺で。
意味のおさらいです。
1:自分の力でなく、他人の力によって望みをかなえようとすること。
一般的に、流通している言葉は、意味としてはこちらになります。
しかしながら、「他力本願」については、仏教の由来になります。
詳しくは上記の項目で、紹介しました。
とても奥が深いことわざですね。
四字熟語としては、とても的を言い当てている、そんな言葉だと思います。
他力本願は嫌いだった!がそうでもないときもあったが!
長いこと生きてきましたが、「他力本願」は、私は嫌いでした。
なんで?
だって~~一つ他力本願で、うまくいっても、その関連がまたぞろ出てくるんだな。
結局、他力本願に頼るのは、自分ができないから!
一つうまくいって、その関連が追いかけてきたら、次は恥かくことに!
他力本願でうまくいっても、所詮自分の実力でないから、すぐにぼろが出て、自分の成績で維持することは、極めて困難!
いずれ早晩、ぼろが出ます。
ならば、そんな手は使わないに限る!
という、私の方針です。
いつから?
さていつからでしょうか?
少なくとも40代には、そういう気分になっていたと思います。
今は64歳ですが、ずいぶん以前の事に感じます。
でも、20数年なんて、あっという間です。
皆さんは、この「他力本願」どんな思い出がありますか?
おそらく、誰でも経験していることだと思います!
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一石二鳥とはどんな意味だ?
語源や由来は、さすが中国の歴史・・そう思いました!
一石二鳥とは?意味と使い方を例文で!語源や由来や一挙両得と違いは?
心機一転の意味は?
例文や類語などを調べてみたので紹介しました。
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**多分に自分の主観を入れて書いてますので、???な部分があっても容赦ください。
ヘッダーの写真は、私の愛機のx-s10で撮影の、唐桑半島の巨釜半造の夏の写真です。