おすそ分けとは? 意味は、他人からもらった一部や、利益の一部を友人知人に、分け与えること。
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場面➀ | 新しいソフトの使い方を共有する。 |
場面➁ | セミナーの資料を同僚と分ける。 |
場面➂ | 営業の情報をチームで共有する。 |
場面➃ | レストランのデザートを分け合う。 |
場面➄ | 趣味の本を友達に貸す。 |
場面⑥ | 収穫した野菜を隣人に渡す。 |
場面⑦ | いただきものを隣人同僚などと分け合う |
「おすそ分け」
のビジネスでのシーンも考えて、上のような場面を想定してみました。
仕事上は
「共有」
なのではないかな~~と。
知りえた情報やスキルを
「おすそ分け」
そんな感覚かと。
プライベートでは、やはり一般的な
「いただきもの」
のおすそ分けのイメージが強いです。
こちらが本来の意味に当たると思います。
ビジネス面はこういう考え方もあるよ~~ということで。
*私見です
「おすそ分け」の使い方と例文:目上の方やビジネスとプライベートでの例文
(写真AC)
以下の例文で。
ビジネスとプライベートの場面での
「例文」
を作成してみました。
例文➀ | 部長、これ私の田舎の有名なお菓子ですがおすそ分けします。 |
例文➁ | このデータ、後でおすそ分けしますね。 |
例文➂ | 明日のMTGのアジェンダ、おすそ分けしましょう。 |
例文➃ | 畑で取れたトマト食べきれないのでおすそ分けで~~す! |
例文➄ | レシピのコツ、おすそ分けしますね。 |
例文⑥ | このお菓子、先日のいただきものなんですが、おすそ分けしますね。 |
例文⑦ | お土産に頂いた珍味を少しおすそ分けしますね。 |
ビジネスとプライベートの場面での
「例文」
を作成してみました。
こういう場面、普通にありそうですね。
皆さんはいかがですか?
「おすそ分け」を盛り込んだ会話例
以下の会話例で。
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]このチョコレート、先日のパーティでもらったんだ。[/speech_balloon_left1]
[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]おお、それ美味しそう![/speech_balloon_right1]
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””] そうだね、おすそ分けしようか?[/speech_balloon_left1]
[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]本当に?ありがたい![/speech_balloon_right1]
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””] もちろん、おすそ分けの精神でね。[/speech_balloon_left1]
こんな会話もありそうですね。
品物がチョコレートですがなんでも。
「おすそ分け」のマナー:正しく優しく伝える5つのポイント
「おすそ分け」
の際は、以下の点に注意することが大事。
出ないと押しつけや単なる在庫処分になりそうです。
- ①:他人の物を勝手に「おすそ分け」と称して分けるのは適切ではない。
②:与える物が状態が悪くないことを確認し、品質を落とさないようにする。
③:「おすそ分け」と言う際に、相手が受け取りたいと感じているか確認する。
④:大量のものを「おすそ分け」として押し付けないよう注意する。
⑤:本来の意味から外れた状況での使用は避ける。
普通のことですが、こういうことが頭の中から飛んでしまう場面もありそうです。
普通に注意しましょう。
特に②番や③番はやはり気を付けないとね。
物が悪かったり、相手が必要としないものは廃棄されるが落ちですから。
「おすそ分け」と「お福分け」:共有の類義語(類語)5選!
「お裾分け」
の類義語(類語)は以下。
分け合う | くばり与えること |
手分け | わりふること。配分。割り当て |
シェアする | 分けて配ること。配分 |
ひとくち | 金品などを払い渡すこと |
お福分け | 買い物や食事などの余った部分を他の人と分けること。 |
他には類語としては
①:差し出す
②:山分け
③:提供する
④:振り分ける
他
があります。
とてもメジャーな言葉なんだと思います。
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「おすそ分け」の代表的な言い換えは「お福分け」: 意味の共通点
「おすそ分け」
の言い替えとしては
- 「お福分け」
を上げておきます。
意味は以下の解説
もらい物などを他人に分けてやること。おすそわけ。
(日本国語大辞典)
言い換えとして多くの場面で機能します。
が・・厳密にいうと少し違います。
「おすそ分け」
と
「お福分け」
はともに何かを共有することや余ったものを分けるという意味合いで使われますが、背景やニュアンスには違いがあります。
「おすそ分け」
は、元々、収穫した野菜や魚などの一部を仲間や隣人と分ける習慣からきています。
直訳すると「裾を分ける」で、裾を意味する「すそ」は広く取ると、全体の一部を指すことができます。
一方、
「お福分け」
という言葉は、主に初詣やお祭りなどの際にもらったお神酒やお菓子を家族や友人と分け合う行為を指します。
こちらは「福」を分ける、つまり幸運や喜びを共有するという意味合いが強いです。
これらの違いから、両者は似て非なる言葉と言えるかもしれません。
使う場面は厳密にいうとちょっと注意が必要ですね。
お裾分けの反対語(対義語)は「独り占め」!
「お裾分け」の反対語を考えてみました。
余り物を、如何ですか‥的な行為です。
あげるんですね。
では、あげることはないんだな‥多分。
従って
「独り占め」
だな‥これでいいのかな?
「おすそ分け」
は何かを得た際に、それを他人と分け合うという意味合いがあります。
対照的に「独り占め」は、何かを一人で全て手に入れ、他者と分け合わないという意味を持っています。
確かに「独り占め」は反対語として機能します。
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お裾分けを英語で表現!単語や例文!
試しに検索してみました。
お裾分け:Share
これ多分あたりですね。
何十回となく、検索してきましたが、珍しいヒットです。
とりあえずほかの英訳も。
share whatever one knows
(自分が知ってることを分け与える)
share out the work
(仕事を分け与える)
It’s a tradition in our office to share treats when someone returns from a trip.
「誰かが旅行から戻ると、オフィスの伝統としてお菓子をおすそ分けすることがあります。」
などなど・・対象を書き換えれば何とか、応用が利きそうに感じます。
他の単語もありますが、混乱するので、私はこれ一本で。
お裾分けファイルってなんだ?中身は?
「お裾分けファイル」
っていうのがあるんですね。
初めて知りました。
何ぞや?
と思って調べてみたのですが、こういうものだそうです。おすそ分けファイルとは、その名称のように、誰かと交換したり、プレゼントすることを目的に作るファイルのこと。
ファイルには、沢山の仕切りやポケットがあって、その中にメモ帳や、シールや小物などなど・・
んで、このファイルを、お裾分けファイルと称して、これを副業にしてる方もいるんだそうな・・へ~~~です。
って、事は売ってるの?
かな‥多分。
新しい情報なので、私にはできそうもないですし、ちょっと気になっただけなのですが、こんなのもあるんだ~~という感じでした。
おすそ分けが失礼にあたる事柄5選
以下は失礼にあたるのであらかじめ認識しておきましょう。
①:半分に食べた食品:
既に食べてしまったものを渡すのは衛生的でなく、不快に感じる可能性がある。
②:期限切れの食品:
賞味期限や消費期限が切れているものを渡すのは健康への懸念があり、相手を軽視しているように受け取られる恐れがある。
③:個人的な趣味や価値観を反映した物:
相手の趣味や価値観を尊重しないまま、自分の価値観だけを押し付けるように感じられる可能性がある。
④:相手がアレルギーや宗教的制約がある食材:
相手の健康や信仰を尊重していないと感じられる可能性がある。
⑤:受け取ったばかりの贈り物をすぐに他の人におすそ分け:
直接的には失礼かどうかは分かれるが、元の贈り主に知られると不快に感じられる可能性がある。
どれも当然のことで、心もとないというか良識を疑われる行為かと。
「うっかり」
ということもありますから気を付けたいものです。
お裾分けに熱心だった私の人生!感想とまとめ!
「お裾分け」
についての本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | 他人からもらった一部や、利益の一部を友人知人に、分け与えること。 |
➁:語源と由来 | 着物の裾から |
➂:使う場面 | いただき物が余ったり、福を分ける場面 |
➃:使い方を例文で | 「俺のトマト今年は豊作だ・会社に持って行って、友人にお裾分けだな」 |
➄:類語 | 分け合う・手分け・お福分け・シェアする・など |
⑥:言い替え | お福分け |
⑦:反対語 | 「独り占め」 |
⑧:英語表現 | share out the work |
意味のおさらいです。
御裾分け(おすそわけ)は、「裾分(すそわ)け」の丁寧語である。お福分けとも。他人から貰った品物や利益の一部などを、さらに友人や知人などに分け与えること。
(wikipediaより)
こんな意味になります。
この言葉を書いていて、目上の人には「つまらないものですが」と言う言い方の、この「お裾分け」は、失礼に当たります。
確かにと思います。
「つまらないものなら持ってくるな!」
と言われそうですもんね。
誰でも普通一般的に、このお裾分けは、使っていると思います。
皆さんはいかがですか?
お裾分に熱心だった?
さてどうでしょうか?
会社の同僚や、部下に対しては、結構私はこの「お裾分け」はやった方だと思います。
仕事上の、知識のお裾分けや、節目節目の食事のご馳走など、余念がありませんでした。
特に部下については、その人たちは逆の見方をすれば、私のために働いてくれているわけです。
であれば、お裾分けは当然ですね。
今はどうでしょうか?
正直、あんまり考えたことがないです。
以前と違って、付き合いがほとんど、薄くなってしまいました。
人間社会の付き合い方としては、あまり良いことではありませんね。
60歳過ぎると、そんなことを考えたりしてしまいます。
皆さんの、お裾分けはいかがですか?
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ヘッダーの写真は、愛器のフジX-s10で撮影の、夏の我が家の庭の風景写真です。