手に余るとは、物事が能力以上のことで、対処できないことを言い、身に余るとは手に余ると同義語として、またもう一つは自分の処遇が良すぎることで「身に余る光栄」という表現でつかわれます。
実際の使い方を例文で、また語源や英語表現についても考察してみます。
Contents
手に余ると身に余るの意味を詳しく!違いはどこにある?
「手に余る」と「身に余る」って似たような意味に感じますが、実際は?
それぞれの意味と違いについて、考察してみます。
手に余るの意味は?
「手に余る」
の意味は以下のようです。
「自分の能力以上の物事で、処理できない。自分では手に負えないこと」
このような意味になります。
これは良くありそうですし、実際にあります・・私も・・ってそんなに能力高くないので、しょっちゅうかと。
身に余るの意味は?
「身に余る」
の意味は以下のようですが、この場合は二つあります。
一つは、うえの「手に余る」と同じ意味ですが、手が身になるんだな。
例えば、
「自分にはとても大役で、身に余る事案です」
例えば・・とても出来そうもない大役、紅白の司会とか・・俺そんなのできない・みたいな感じかと。
手と身では、若干能力のニュアンスが違いますね。
しかしながら、通常はこちらの意味で使用されるのが、一般的かと。
「処遇が自分の身分や業績を超えてよすぎる。過分である。身に過ぎる。」
この意味です。
よく言う、「身に余る光栄に存じます」・・ですね。
手に余ると身に余るの違いは?
以上の意味の違いを考えれば、違いは歴然ですね。
手に余るは
「能力以上のことで処理できないこと。」
身に余るは一般的には、身に余る光栄で称する
「処遇が自分の身分や業績を超えてよすぎること」
を言います。
ただし、上の意味でも紹介しましたが、身に余るは「手に余る」と同義語の場合にも使われるので、相手の意図をよく、くみ取る必要があろうかと思います。
しかしながら、一般的には上の意味でよさそうに感じます。
手に余るの語源と由来のお話!
「手に余る」
の語源は、故事や特に出典があるものではないようです。
いつの時代から、言われてる言葉かは判明しませんでしたが、いずれ語源は以下のようです。
手に余るの語源のお話!
手の意味って、こういうのがあるんですよ~~
知りませんでした
手:仕事をする能力を言う
なんだな~~
これ驚きの発見です。
よく言う、手に職をつけるって、ここから来てるのかもしれませんね。
手は、仕事をする道具なんだな。
勿論、その手の大きさは、皆さんまちまちです。
子供から大人まで・・・女性と男性の違いもあるでしょう。
手は、人によって違う「能力」を言うんだな。
よって、手に余るは「能力オーバー」の状態。
いつしか、「手に余る」は、このことを評することになった・・そんな語源です。
よく言う、手に余る・・もちろん能力を言うのですが、手にたくさん物を持っている状態を考えてみると、もう追加で物をつかもうにも、つかめないですよね~~
つかみ放題のサービスで、ぎりぎりまで摘み取った状態で、もっとつかめますか?
無理ですね。
そのつかんだ物が、自分の能力の限界だとしたら、説明できるかと。
もう能力オーバーで、手に負えないよ~~~
でも、誰がたとえて、いつから使われたのか?
これ知りたいな~~
とは思った!
手に余ると身に余るの使う場面と使い方を例文作成で!
「手に余る」と「身に余る」
を使う場面って、やっぱし、仕事上の事が多いですね。
プライベートでもあるでしょうか?
その辺を考慮して、例文を作ってみました。
手に余ると身に余るを使って例文を作成してみた!
以下のように作成してみました。
1:今度の設計依頼の商品は、とても構造が難しく、私の能力ではとても手に余り、できそうにない!
2:コミュニティーの会長を仰せつかったが、とても身に余る立場でお断りした。
3:ヘッドハンティングのお話が来て、その待遇が身に余るもので、驚いた。俺にそんな価値が?
4:今の仕事量が手いっぱいの状態で、もうこれ以上は手に余るキャパオーバーだ。
5:妻からもっと稼いで来いと言われても、もうすでに手に余る仕事量で、これ以上何もできない。
などなど・・自分の経験から。
以前の会社を退職した原因が、1番です。
どんどん新規の案件が入ってきて、営業はイケイケどんどんなわけです。
それを実行する私の頭の中は、もうパンク状態。
ホント、頭がどうにかなりそうでした。
2番は、身に余るが、手に余るの同義語での経験です。
そんなことやってられませんね。
言葉はそう言いましたが、これは逆の意味も込めています。
以前、3番の話がありましたね~~
懐かしいです。
もっと稼いで来いと言われても・・
などなど・・
手に余るの類義語にはどんな言葉が?
「手に余る」
の類義語には以下のようなものがあります。
- 1:手に負えない
2:もてあます
3:手を焼く
4:辟易する
5:お手上げ
などなど・・他にもたくさんあります。
ちょっと類義語で面白かったのが
「進退窮まる」
ですが、これなんか自分の事だな~~って思いだしました。
進退窮まって、身の処し方に「切羽詰まった」状態になったんだな。
多分これって、誰でも経験のある事ではないでしょうか?
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使い方などについての項sタウです。
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手に余るを英語で表現するとどうなる?
いつもの用の検索で
手に余る:Too much
これでよさそうですね。
でも念のためほかの英訳も
「be out of hand」
ですね~
これもいいと思います。
1:to be beyond one’s capacities
2: to be beyond one’s powers
こういうのもあります。
The task is beyond my capacity.
(仕事が手に余る)
This job is beyond me.
(この仕事は私の手に余る)
などなどですが、これ結構使えると思います。
手に余ることだらけの人生だったような気がするな~~言葉の感想!
手に余るを中心に、適詮「身に余る」を入れて、比較などをしながら、「手に余る」について考察してきました。
意味のおさらいです。
「自分の能力以上の物事で、処理できない。自分では手に負えないこと」
を言います。
確かに、これは仕事上では、結構あることですね。
でも、「手に余る」そんな状況下でも、少しずつできることを、広げていくことも重要なんだな。
そうやって、スキルを高めていく努力も必要だと思います。
ただ、できないというと、やる気も疑われますから、この辺は結構重要かと。
私が人生で手に余ったものはなんだ?
さてなんでしょ?
やっぱし、仕事かもしれませんね。
「仕事はできるやつに集中する!」
といいます。
私の場合は、できるかできないかはいざ知らず、とにかくやってみる派だったので、どんどん与えられて行って・・
しまいには「パンク」するんだな。
そこで「転職」
3回転職しました。
全て、こんな感じで、どんどん仕事が増えていって、しまいには
「手に余る」
状況になっていく、そんな悪循環でしたね。
なにも、仕事が嫌になって「転職」を繰り返したわけではないのですが
「なんでこうなる?」
の世界だったな~~
でも、今となればいい経験をさせていただいたように思います。
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後悔先に立たずの、使い方などについてのお話です。
語源のお話は面白かったです。
後悔先に立たずとは?使い方の例文や意味は?英語表現と語源のお話!
よく言う「喫緊の課題」とは?
喫緊の課題の喫緊とは?意味と使い方や例文!英語表現と語源のお話!
語源も参考になりました。
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*多分に私の主観を入れて書いてますので、多少???なことがあっても容赦ください。
ヘッダーの写真は、宮城県の「岩井埼」の写真です。