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胡麻をするの意味と語源や由来は?英語表現や使い方を例文の作成で!

胡麻をするとは?
意味は、人に気に入られるようにふるまうことや、わざとお世辞を言ったりすることです。
語源や由来のお話や、言葉の使い方を短文の例文で検証!
英語表現や、単語や例文など。
類義語(類語)や対義語(反対語)にはどんなものが?
言葉の神髄や真の意味に迫ってみようと思います。

 

胡麻をするとは?意味にはどんな意図が隠されている!

 

「胡麻をする」

読み方は「ごまをする」です。
意味は以下のようです。

1:他人にへつらって自分の利益を図る
(goo辞書)
2:人に気に入られるように振舞ったり、わざとお世辞を言ったりすること。
(実用日本語表現辞典)

とこんな意味になります。
胡麻をする相手は?
一般的には、自分よりも立場が上の人や、目上の人で、お世辞や誉め言葉で、自分の印象を良くしようという、そんな意図がありありの言葉ですね。

自分は、その方に気に入られようと、真剣なんでしょうが、はたから見ていた場合は、第三者的に見れば、いい印象はないですね~~私の場合。
「あほか!」
と思う場面も、結構あります。

 

胡麻をするのは人の心かもしれない!

 

「何に対して胡麻をする?」

って、相手の心にですよね。

何を期待する?

さ~~なんでしょうか?
相手が持ってるもので、自分に特になる何かでしょう。

  • 1:金銭的なもの
    2:仕事が優位に進む
    3:子がその会社に行っている
    4:上司にはにらまれたくない

などなど・・数えきれないほど浮かんできます。
しかしながら、まあ~~とりあえず、ゴマすりまではいかなくとも、さらりと誉め言葉で・・
そういう方もいますし、ゴマすりの基準はなかなかあいまいにも見えます。

如何にも・・

というゴマすりは、やはり「胡麻すり」です・・当然ですが。

 

胡麻をするの語源や由来のお話!中国ではどう表現する?

 

「胡麻をする」

の語源と由来のお話です。
胡麻をするの語源は、文字通り

「胡麻すり」

の場面から来ています。
胡麻をするのは、「すり鉢」と「すりこ木棒」ですね。
胡麻を入れて、棒で摺ります。
すると、ゴマの粒が砕かれて、胡麻の油がしみだして、ねっとりとすりこ木にくっついて、さらにすり鉢の溝の間にも、ねっちりとしみ込んで、いい味が出てきます。

この状態が、ねっちりと機嫌取りのお世辞の場面に、そっくりという事で

「胡麻すり」

という言葉ができたそうです。
確かに、ねっちりとまとわりついて・・・いい印象ですね~~胡麻すり君!

 

胡麻をするはいつの時代にできた言葉?

 

江戸時代末期の書物の中に、こんなくだりが‥

「追従するをおべっかといひしが、近世、胡麻を擦ると流行詩(はやりことば)に変名しけり」

はやり言葉として、紹介されたんだそうな。
そこから、相手が喜ぶ、お世辞などで媚を売る行為を

「胡麻をする」

というようになったと。
胡麻をするので、その場面を見たり聞いたり、すった相手に対する表現も、あの胡麻をするポーズ・・わかるよね~~

で・・表現したそうな。
よく言う
「あいつ、部長に今日ずいぶんこれ(胡麻をするポーズで)だったな!」
という会話(多分に陰口)になるんだな。

 

胡麻をするの場面の胡麻をすったのは小坊主だった!!

 

昔、お寺さんの和尚さんの食べる食卓の、胡麻をする役目は
「小坊主」
ねっちりと、油が出てねっとりと染み渡った、味が出た胡麻は和尚さんの大好物・・だったかどうかはいざ知らず・・

すり加減が、半端だと和尚さん不機嫌!

そこで、機嫌取り上手の小坊主がしゃしゃり出て

「和尚さん私がすりましょう!」

と言って、ご機嫌取りが上手だったそうな。
そこからこの

「胡麻すり」

という言葉ができたという裏話です。

*これには諸説あるようですが、そのうちの一つです。

 

胡麻をするを中国の故事では何て言うか調べてみた!

 

中国の故事にも、この「胡麻をする」と同じ意味の言葉があるんですね~~
そりゃ~故事の由来となると、ほとんどを網羅するのは、中国の歴史ですから、当然かと。

「馬のしりをたたく」

というそうです。
昔中国の北方民族では、馬が大切な資産、財産だったんですな~~
そこで、相手の馬をほめる習慣があったそうな。
あんまし良くない、やせた馬でも、とりあえず褒めておこう!

あいさつ代わりの、慣例の言葉だったようにも思います。

「好馬!(いい馬ですね)」

と言って、持ち主を持ち上げたそうな。
言われた方は、世辞と分かっていても、言われて悪い気はしないですから、日本でいう事の

「胡麻をする」

と同じ意味かと思います。
なるほど~~の世界でした。

 

胡麻をするの使い方を短文の例文の作成で検証!

 

「胡麻をする」
を使う場面は、そういう場面に出会ったときや、見た時に心の中で批判するか?
そんなことを想定してしまいます。

ここは本音は言わずに、持ち上げておいた方が・・この人の今の一言、胡麻するやがったな‥言われた方も、まんざらでもないのは、これで喜ぶんだ‥みたいな見方も。

 

胡麻をするを使った例文を作成してみた!

 

以下のように作成してみました。

1:思うに、胡麻をする人間ほど、周囲からは信頼されてはいないんだな。
2:部長に胡麻をすっても、相手は百戦錬磨、当たり障りのない対応で、すられた振りをしているだけで、君はピエロかもしれないよ。
3:A君の胡麻すり・・いい加減にすればいいのに、またやってるよ~~相手は、困った顔してるぜ!
4:部長は社長への胡麻すりで出世したんだってな・胡麻すりも極めれば大したもんだが、実力が伴わないと、むしろ悲劇かもしれない。
5:犬のようにしっぽを振った胡麻すりは、全く持ってかっこ悪いの極みだ!
6:胡麻すりもうまくやればいいのだが、下手な胡麻すりはバレバレで、むしろしない方が無難だ。下手な奴はやめておけ!

などなど・・こんな感じで。
私の周辺の出来事と、私の考えを短文の例文にしてみました。
いずれこんなことかと思います。

ここで言いたいことは一つ。
下手な胡麻すりなら、それは見透かされていますから、やらない方が無難です。
胡麻すりはさりげなく自然に、しかも相手が気に入る言葉を熟知して・・いわゆる相手が何が好みかを、事前に知っておかないと、効果は半減か、もしくは全くないんだな。

この辺が、すごく大事だと思う。

なんでも胡麻すればいいなんてことはないので、注意が必要かと思います。
上の6番です。

 

胡麻をするの類義語や言い換えにはどんな言葉がある?

 

「胡麻をする」

の類義語(言い換え))にはどんな言葉があるか?
以下のようなものが考えられます。

  • 1:おべっかを使う
    2:媚を売る
    3:尻尾を振る
    4:おだてる
    5:おもねる

などなど・・他にもたくさんあるようです。
言い換えに、一番近そうなのは
「媚を売る」
かな・・私が思うには。
でも、ニュアンス的には、やはり違う印象ですが、類語の中では・・という事で。
諺は、やはり確信を得ています。

 

胡麻をするの対義語(反対語)にはどんな言葉がある?

 

「胡麻をする」

の反対語です。
どの言葉でもそうですが、反対語は難しいです。
反対の言葉は要は
「胡麻をすらない」
んですね。

であれば私はこの言葉

「自然体」

で如何でしょうか?
感じるままに、自己を表現する。
一切の思惑、これまでの感情やいきさつや、この先の影響も考慮せずに、自己を表現する

「自然体」

または「自分らしく」ですね。
これで如何でしょうか?

・・・・・・・・・・・・
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語源と由来のお話はとても面白かったです。

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毎日がこうだったらいいな~~とは思います。
現実は、とても厳しいですが。
・・・・・・・・・

 

胡麻をするの英語表現は?単語や例文で!

 

いつものように検索で

胡麻をする:Sesame

さて・・初めて見た単語ですが、これでいいのかな?
他の英訳もチェック!
てか・・専門の表現があるようです。

「Apple polisher」
「apple polish」

と言います。
リンゴを磨くですね。
これが何で「胡麻をする」なのかというと、子供が先生に気に入られようと、リンゴをピカピカに磨いて渡したことが起源になっているようです。
なるほど~~です。

他には

「act obsequiously」

も、胡麻をするの表現方法です。

she acts obsequiously toward her boss.
(彼女は上司に胡麻をする)

(weblio辞書)

こんな感じの表現になります。

 

胡麻をするのは大嫌いな自分!感想とまとめ!

 

「胡麻をする」

の意味や、語源や由来のお話や、使い方を短文の例文の作成で紹介したり、英語表現など・・言葉の意味に少しは迫れたかな~~と思います。
語源のお話は、面白いですね~~
「小坊主」さんのお話はとても面白かったです。
意味のおさらいです。

2:人に気に入られるように振舞ったり、わざとお世辞を言ったりすること。
(実用日本語表現辞典)

です。
私も当然、相手によりけりですが、胡麻をすったことはありますし、よくこういう場面に出会うことがあります。
胡麻すっても変わんないよ‥そう言いたくバル場面が大半ですし、自分的には好きではありません。

 

胡麻をするのが大嫌いな自分はかなり損をしてきたのか?

 

私は、胡麻をするのが好きではないです。
いえ、むしろ大嫌いですね。

大多分の場合は、シカとしています。
聞きずらくなったら、その場を離れます。
胡麻すりの言葉なんざ~~聞きたくもないです。

でも、そんな私でも、この人の機嫌は・・そういう厄介な方もいます。
なので、胡麻をすることはしなくても、当たらず触らず、起源を損なうことのないように、シカとしながらも、さりげなく知性的に・・・なんてね。

人を見るんだな‥簡単に言えば。
しかし、それも長年の経験かと思います。
若い時分には、まっすぐすぎて敵が多かった印象がします。

世辞で敵が少なくなるのなら、これほどお安い御用なものはないです。
しかし、「信条」が邪魔をするんだな~~

皆さんは如何ですか?
胡麻をするなら、さりげなく自然体で!
胡麻すりと分からないような、自然な形での媚や世辞を心がけましょう!

・・・・・・・・・・・
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語源や由来のお話も面白かったですよ~

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**多分に自分の主観を入れて書いてますので、???な部分があっても容赦ください。
ヘッダーの写真は、私の愛機のx-s10で撮影の、庭の花の7月の風景写真です。

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