諸行無常とは? 意味は、あらゆるものは日々進化し、永遠のものはないという教え。
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諸 | 多くの事象、いろいろな |
行 | 行いや出来事 |
無 | ならず |
常 | 常(平常)いつもと同じ |
と分析すれば、何となく推察できます。
人の心もそうだと思います。
昨日まで仲がよかったのに、ある一つのことがきっかけで・・
そんなことは、結構あろうかと。
家も代々続いてきたのに、まさか俺の代で傾くとは?
そうはなりたくないですよね~~
諸行無常の語源や由来は?仏教の教えについての考察!
「諸行無常」
の語源や由来や、歴史についてのお話を。
とても、奥の深い言葉ですが、出店元「仏教の三法印」に由来!
諸行無常の語源の由来や歴史は?出典元は「仏教の三法印」!
諸行無常の由来は
「仏教の三法印」
から来ています。
この出典元は
「北本涅槃経」(ほくほんねはんぎょう)
から。
では「北本涅槃経」とは?
以下のようです。
『大般涅槃経』(だいはつねはんぎょう)は、釈迦の入滅(=大般涅槃(だいはつねはん))を叙述し、その意義を説く経典類の総称である。阿含経典類から大乗経典まで数種ある。略称『涅槃経』
(wikipediaより引用)
この元本を、三蔵法師の曇無讖(どんむせん、どんむしん)が訳した本が「北本」となります。
基は、上記になります。(訳本が複数あるようですが、内容は同じかと)
この中に「仏教の三法印」があるんだそうな。
ではそれは?
以下のようです。
三法印(さんぼういん)は、仏教において三つの根本的な理念を示す仏教用語である。
諸行無常印 | しょぎょうむじょう):「すべての現象(形成されたもの)は、無常(不変ならざるもの)である」 |
諸法無我印 | (しょほうむが):「すべてのものごと(法)は、自己ならざるものである」 |
涅槃寂静印 | (ねはんじゃくじょう):「ニルヴァーナは、安らぎである」 |
(wikipediaより引用) |
諸行無常は、上のように「三法印」の一つになります。
が・・ここで問題なのは、この三つはそれぞれが独立ではなくつながっていると。
諸行無常から始まって、諸法無我による因縁があって、涅槃寂静の動じない安らぎを得る。
ということなんだな‥多分。
意味をまとめます。
諸行無常 | 変わらないものはなく常に変化するもの |
諸法無我 | それはすべて因縁によってもたらされる |
涅槃寂静 | 煩悩を消し、悟り何事に動じない安らぎを得る |
となるようです。
順番に行けば、最後に安らぎを得るんですね。
この三つを、よ~~く、心に刻んでおきましょう‥って、私のことですが。
諸行無常の使い方を場面と例文と会話例で!
この章では
- ・諸行無常を使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・諸行無常を用いた会話例。
を解説します。
諸行無常を使う場面は?
「諸行無常」
を使う場面は、これはちょっと考えてしまいます。
今の生活が崩れた時とか、仕事がうまくいかず転職を余儀なくされたとか、いいことがあった場合、悪いことがあった場合、それを例える言葉に「諸行無常」は該当するのかなと、思います。
場面➀ | 季節の変化や立場の違い |
場面➁ | 年齢を経て変わる人 |
場面➂ | 環境の変化と都市の変化 |
場面➃ | 永久は何もないと感じるとき |
場面➄ | 風景の変化と繁栄と衰退 |
などなど・・たくさんの場面が感じられます。
対象は、あらゆるものかと。
人間や、景観や環境や果ては、人の心も。
「諸行無常」の使い方を短文の例文で!
以下の例文で。
例文➀ | 苦しいことがあっても、諸行無常と言うように、永遠には続かないものだ。 |
例文➁ | 人の心の変化には、諸行無常を感じる時がある。自分も変わるんだろうか? |
例文➂ | 勝って兜の緒を締めよ・いつまでもいいことが続くわけがない。諸行無常と言うではないか。 |
例文➃ | 人生には悲しいことが、とても多い。諸行無常と言うがこれは受け入れていかないと。 |
例文➄ | いつも心の中に、諸行無常を意識していれば、多少の物事に動じる事はないと思う。 |
例文⑥ | 昔住んでいたところに行ってみたら、その景観や環境の変化に、諸行無常をを感じたな~~ |
などなど。
考えてみましたが、私の周辺や、私自身が感じたことです。
特に、景観の変化や、人の心の変化には
「諸行無常」
を感じる場面があるな~~と。
「諸行無常」を使った会話例!
以下の私ら夫婦の会話例で。
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]あのさ~親戚のAおばさん、ああいう性格だっけ?[/speech_balloon_left1]
[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]んだ‥俺も感じたんだけど、ずいぶん攻撃的な言い方になったよな![/speech_balloon_right1]
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]人生って、諸行無常だよね。叔父さん亡くしてから、別人になったイメージ。[/speech_balloon_left1]
[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]俺あの世行ったら、お前のああなるのか?辞めといたほうがいいな‥いくら諸行無常でも、いい方向に変わっていかないと![/speech_balloon_right1]
という夫婦の会話。
変わった方居るんだよな~
ヤッパシ、環境が変化すると、人の心も変わっていく印象だな。
諸行無常の類義語と言い換えは「有為無常」!
「諸行無常」の類義語は以下。
有為転変 | (ういてんぺん):この世の現象は、一瞬もとどまることなく移り変わっていく |
有為無常 | (ういむじょう):この世の現象は、恒常性がなく、常に移り変わること |
万物流転 | (ばんぶつるてん):この世に存在するあらゆるものは、常に移り変わっていく |
盛者必衰 | 勢いのさかんな者は必ず衰える |
言い替え | 有為無常 |
類語での、「有為」とは?
有為とは、因(直接条件)と縁(間接条件)が合わさって造作された無常なる現象的存在を意味する仏教用語
(wikipediaより引用)
とあるのですが、諸行無常のように、有為とは、
「この世のすべての存在や現象は、さまざまな原因や条件によって常に移り変わるものであり、少しの間もとどまっていないこと。」
を表していて、諸行無常を言い当てているようにも見えます。
言い替えとして適当だな~と思うのは
「有為無常」
にしておきます。
多くの場面で、置き換わると思います。
諸行無常の反対語(対義語)は「永久不滅」!
「諸行無常」の反対語(対義語)を考えてみました。
常に変化して、とどまることを知らない意味なので、その反対となれば
「変わらないこと」
かな~~と。
となると、昔のまんまの、永遠に変わらない物の言い方という事に。
➀:万古不易(ばんこふえき)
➁:恒久不変(こうきゅうふへん)
➂:永久不滅(えいきゅうふめつ)
の、四字熟語が上げられます。
一つ選ぶなら
「永久不滅」
で。
私の大好きな「長嶋茂雄」さんの引退の言葉。
「わが巨人軍は永久に不滅です!」
を思い出しました。
名言でした。
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諸行無常を英語で表現するとどうなる?
試しに検索してみました。
諸行無常:Unusual:珍しい
これでいいのかな‥
単語の意味は、逆引きで「珍しい」と出てきますが・・
他の訳は?
1:all things must pass.
2:all worldly things are impermanent.
です。
これは良さそうに感じます。
All things are in flux and nothing is permanent.
(諸行無常)
All earthly things pass away
(諸行無常)
いろんな諸行無常の表現があるようですが、これらは場面によって使い分けるんだろうか?
こうなると、正直自分としてはなやむな~~と。
やはり、1と2を覚えていた方がいいのかな~~とは思います。
諸行無常は座右の銘で人気!諸行無常の響きありは名言!
「平家物語」
の冒頭に書き出しの
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」
「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す」
ですね。
この中の
「諸行無常」
「盛者必衰」
が対になってるから、「座右の銘」で人気なのかな~~と個人的に考えました。
いい時はいつまでもないから、その心構えをしておくように。
そう言ってるようにも感じます。
座右の銘での人気の秘密かな?
などと感じた次第!
諸行無常は私の人生にとってどんな存在だ?
「諸行無常」
の本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | あらゆるものは日々進化し、永遠のものはないという教え。 |
➁:語源と由来 | 「仏教の三法印」より。 |
➂:使う場面 | 人や環境や風景の変化を感じるときなど。 |
➃:使い方を例文で | 人の心の変化には、諸行無常を感じる時がある。自分も変わるんだろうか? |
➄:類語 | 有為転変・有為無情・盛者必衰・など |
⑥:言い替え | 有為無情 |
⑦:反対語 | 永久不滅 |
⑧:英語表現 | all worldly things are impermanent. |
意味のおさらいですが、以下のようです。
「この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと。人生の無常をいう仏教の根本的な考え。」
簡単に言えば、状況は常に変化して、1つところに、留まらないと言う意味になります。
世の中の話題は、常に変遷しているように、同じようなスピードで、私の周辺も変化していきます。
これは普通のことであって、特別なことではないと言う、それを一言で言い表したのが
「諸行無常」
なのだと思います。
私の人生に諸行無常を当てはめるとどうなる?
変なタイトルですが、今更ですがこの言葉「諸行無常」を自分の人生にはめてみたら、なるほどなぁと言う、人生の変化みたいなものを、感じています。
良い事は、たくさんありましたが、もちろん嫌なこともたくさんありました。
それを踏まえて、今があるわけです。
諸行無常を当てはめると言う事例になれば、やはりちょっと重い事例になるかと思います。
これからも、この先何年あるか分かりませんが、諸行無常を感じながら、心の中に秘めながら、生きていくんだと思います。
この言葉の意味を書きながら、そう感じたんだな。
「諸行無常」
素晴らしく良い言葉です。
人間誰しも、変化は好まないと思いますが
変化を好まない=今は良い時
なんだと思います。
こういう時こそ、諸行無常を心に刻んで、生きていかないと、変化したときに対応できないかもしれません。
何事も動じない心が大切だと思うんだな。
しかしながら、言うはやすし行うは難しだ。
だから世の中難しい。
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語源や由来の話は、おもしろかったですよ~~
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支離滅裂とは?
支離滅裂とは?意味と英語表現と使い方を例文で!語源の由来と歴史!
普通に使っている言葉ですが、奥が深いんですね~~
*正確さを期しているつもりですが、多分に主観(感想)を入れて書いてますので、???な部分もあるかと思いますが容赦ください。
ヘッダーの写真は、愛子のフジの一眼で撮影した、塩釜神社の境内内の写真です。