胆沢ダムの11月の風景写真

がむしゃらの意味と使い方と例文!由来と類語や反対語と英語表現!

がむしゃら(我武者羅)とは?
意味は、後先を考えず、強引に事を成す様子。
  • ・語源は我武者に由来。
    ・使い方を短文の例文と会話例で。
    ・類語と言い換えや反対語と英語表現。

[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]漢字では「我武者羅」と書きます![/speech_balloon_left1]

 

がむしゃらとは?意味と漢字表現を詳しく解説!

「がむしゃら」
四字熟語での漢字では
「我武者羅」
と書きます。
意味は以下の解説です。

後先を考えないで強引に事をなすこと。また、そのさま。
(デジタル大辞泉)

一つの目的に、血気にはやり、向こう見ずな状態。
また、ほかは全く見ず、または見えない状態で、ひたすらあることに没頭する状態。

こんなこと、ありませんか?
寝食を惜しんで、何かをがむしゃらに。

がむしゃらの語源は「武者」に由来!

「我武者羅」
の語源は、江戸時代に初めて、登場します。
「武者」
という漢字が付きますから、勇ましい武士を連想しますが・・さて?

我武者羅の語源は「我武者」?

「がむしゃら」
の語源は、元は「我武者」であって、それに接尾語の「羅」をつけた言葉です。
「羅」
は当て字。
では、その我武者の意味は?

血気にはやること。むこうみずで乱暴であること。むちゃくちゃに物事を行なうこと。また、その人。
(日本国語大辞典)

江戸時代に登場の「がむしゃ」は、かなで書かれていました。
なので、「我武者」という漢字は、のちにできた、当て字かもしれないという説です。
血気にはやり、向こう見ずな乱暴となると、やはり「武者」を連想したのかも。

我武者羅の語源候補・むしゃくしゃと我貪の説!

「我武者羅」「がむしゃら」
の説は、ほかにもあります。

  • 1:自分にむしゃくしゃ

自分は「我」で、自分に「むしゃくしゃ」してることについて、その「むしゃ」をくっつけた説
「我むしゃ」
ですね。
それが漢字に「我武者」になって・・う~~ん、これもあるかな~~と。

  • 2:「我貪」(がむさぼり)の変化。

自分をむさぼる意味ですね。
これが変化して「我武者」になった説・
これは「日本国語大辞典」に載ってるので、あながち嘘ではないという気がするんだな~~

さて??

一番の有力は一番最初の説です。

我武者羅の漢字検定基準!

「我武者羅」
とても難しい感じです。
が一文字づつの難易度は以下です。

  • 我:5級
    武:6級
    者:8級
    羅:準2級

という難易度。
「羅」
が一番難度が高いですね。

がむしゃらはいい意味かそれとも悪い意味?

語源の説明にあるように
「武者」
に由来しています。
何しろ
「我武者」
ですから。
江戸の時代や、武士の時代には

  • ➀:見境なく乱暴
    ➁:無茶苦茶の人物

などの意味がったでしょうが、現代ではスポーツなどの場面での気合付けで

  • ➂:ガッツ
    ➃:熱心
    ➄:根性
    ➅:努力

などなどの、代名詞として好意的にとらえられる傾向があります。
決して、悪いことではなさそうな印象を受けます。

  • 「全力を出し切る」
    「全力で追いかける」(サッカーなど)

そんな場面で、過激なプレーにがむしゃらは使いません。
フェアなプレーでの一生懸命さを表現します。

現代では、良いことの意味で
「我武者羅」
は用いられる傾向が強いと思います。

がむしゃらを使う場面を考えてみた!

「がむしゃら」「我武者羅」
は、一心不乱に何かに没頭する、わき目も降らず、乱暴な状態も含め、まずは無茶苦茶に物事を行う状態。

場面➀ 我武者羅に受験勉強する
場面➁ チームワークを壊すがむしゃらさ
場面➂ ゴルフがうまくなりたいからがむしゃらに練習
場面➃ 我武者羅な人は相手が見えず危険だ
場面➄ がむしゃらに励んでもピント外れな場面

などなど、場面はその人によって、多岐にわたり多くの状況でつかわれそう。
でも、使い方では、周囲の人への気遣いや、本人に余裕のない様子なども併せ持ちますから、注意が必要だと思います。

 

がむしゃらの使い方を短文の例文の作成で!

以下のように短文での例文を、作成してみました。

例文➀ ゴルフに夢中で、がむしゃらに球打ったが、やはりそれだけでは、だめなことに気が付いた自分。
例文➁ 資格試験の勉強を、がむしゃらにやったが、結果は落ちた・・なんで?
例文➂ 彼は、失業と同時に生活の不安から、がむしゃらに就職先を探したが、景気がそれを邪魔した。
例文➃ 仕事はチームワークが大事・が、Aさんは目標まっしぐらで、あのがむしゃらさが、むしろマイナス
例文➄ 我武者羅に何かを行うことは、必死さは評価するが、ピント外れはむしろ迷惑。
例文⑥ がむしゃらに事を行うよりは、計画性が大事だ。

などなど。
5番ですが、なんとなくそういう気がします。
「がむしゃら」さは、いいのですが周囲に対する配慮とか、目標をピンポイントで定めるとか、そんな効率性を考えないと、空回りする場面もあると思います。

がむしゃらを使った会話例!

以下の例です。

[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]今度の資格試験、合格できそう?[/speech_balloon_left1]

[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]多分大丈夫。今必死・・いやがむしゃらに勉強中![/speech_balloon_right1]

[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]え~~落ちた?なんで?あんだけ「がむしゃら」に勉強していたのに。[/speech_balloon_left1]

[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]やっぱし、ただ根拠なく「がむしゃら」は、駄目だな。効率重視で、試験対策しないと、合格はできまへんね。[/speech_balloon_right1]

傾向と対策って、試験には重要な要素。
ただ、がむしゃらに範囲も特定せず、勉強してもダメですね‥やっぱし!

がむしゃらの類義語(類語)と言い換えは「遮二無二」!

がむしゃらの類義語(類語)は以下。

ひたむきに ある物事に対して、それのみに集中して一生懸命とりくむ
ひたすら ひとすじに。いちずに。
遮二無二 後先を考えず、何も気にせずに物事に向かう
無我夢中 ある物事に熱中して、自分を忘れること。
他を顧みず 他は関係ない
言い替え 遮二無二

などなど。
「言い換え」
として適当だな~~~と思うのは

「遮二無二」

を上げておきます。
意味は以下の解説。

ほかの事を考えないで、ただひたすらに。
(デジタル大辞泉)

「がむしゃら」に対して、いろんな場面で、置き換えとして機能すると思います。

がむしゃらの反対語(対義語)は「熟慮断行!

がむしゃらの反対語(対義語)を考えてみました。
「がむしゃら」
の反対ですから、いたって冷静で沈着でしかも、じっくり考えて、余裕を感じる・・そんな言葉なんだろ?

  • じっくり考える:熟慮
    余裕を感じる:余裕綽々

行動なら「熟慮断行」と、いうのもいいかもしれません。
なので、私が一つ選ぶなら

「熟慮断行」

にしておきます。
がむしゃらに行動の逆なので、よ~~く考えて「熟考」、行動を起こすという事で。

・・・・・・・・・・
関連記事


・・・・・・・

がむしゃらを英語で表現!

単語では

「frantically」:死に物狂いで

です。
例文は以下。

I worked frantically.
私は必死に仕事(勉強)をした。

他には

  • 1:I’m hell-bent on this! 「がむしゃらに取り組んでいます!」
    2:I’ll just get it done! 「とにかく(絶対に)終わらせます!」

(DMM英語)
なるほど~~です。
いろんな表現があるんですね~~
上の1番は、すごく活用の幅があるように感じます。

がむしゃらに生きてきた気分!感想とまとめ!

「がむしゃら」「我武者羅」
の本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。

➀:意味 後先を考えず、強引に事を成す様子。
➁:語源と由来 「我武者」による・他諸説
➂:使う場面 何かに没頭する場面
➃:使い方を例文で 資格試験の勉強を、がむしゃらにやったが、結果は落ちた・・なんで?
➄:類語 遮二無二・ひたむきに・ひたすら・ほか
⑥:言い替え 遮二無二
⑦:反対語 「熟慮断行」
⑧:英語表現 I’m hell-bent on this!

意味のおさらいです。

後先を考えないで強引に事をなすこと。また、そのさま。
(デジタル大辞泉)

この、後先を考えない強引さ!
これが、この言葉の意味のポイント。

我武者羅だった自分の人生!

「我武者羅」

がむしゃらと言った方がいいのか、遮二無二と行った方がいいのか?
たまには周囲を見回し、うまく立ち回って、ここぞと思ったときは、集中的に・

「がむしゃらさ」
というのは、ある程度は必要だと思います。
行動を起こす、馬力があるという事では、かなり評価されていいと思います。

考えてばかりでは、ことが進まない場面と、かなり多くありますから。
出来れば「熟慮断行」がよさそうに思いますが、熟慮しているうちに、タイミングというか、チャンスが逃げてしまう場面もありますし。
まずはやってみる・・行動することが大事かと。

スカスだ・・

人生ってムズイな~~が私の印象です。

「我武者羅」さ、というのは、私は決して悪いことではないと思います。
でも、そういう時は、少し立ち止まって周囲を見てみましょう!

・・・・・・・・・・・・
関連記事


・・・・・・・・

*ヘッダーの写真は、私が撮影した、胆沢ダムの11月の風景写真です。
カメラは、フジの「X-T4」です。

モバイルバージョンを終了