梅雨前線のでき方と原因や動き方の特徴は?前線の種類や意味は?

庭のイワヒバの写真

梅雨前線とは、5月~7月の梅雨の時期の、停滞前線のことを言います。
歳時記としては、季節的(季語として)な意味はありそうです。
梅雨前線のできる理由や原因、できた後の動き方によって、雨域が違ってきますが、冷夏になるか心配な方もいるようですね。
南岸に停滞して、東西に延びる梅雨前線の意味を考察してみます。

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前線にまつわる気象用語にはどんなものが?

 

梅雨のイメージ画像

「梅雨」
を語る前に、基本的な気象用語のおさらいをして、基礎知識を頭に入れておくと、理解が早いかもしれません。

 

暖気と寒気の違いや気団とは?

 

梅雨前線に限らず、前線を作る原因は、以下の気象用語の現象が大きいです。

  • 1:気団:気温や湿度がほぼ同じ性質をもった、空気の大きな塊を言います。
    2:暖気:その気団が暖かい空気の塊
    3:寒気:その気団が冷たい空気の塊
    4:前線面:暖気と寒気のぶつかった境界面
    5:前線:前線面が地上と交わる部分

ということを理解していると、あとの梅雨前線についても、理解が早そうです。
私も、なかなか理解できなかったのですが、この暖気と寒気は特に重要な要素ですね。
良く、お天気予報でも「上空には寒気が居座り・・」などという表現でよく使われます。

 

前線の種類は何種類ある?その特徴は?

 

上で紹介した「前線」ですが、数種類あります。
大きくは4種類なのですが、以下に紹介します。

1:温暖前線:穏やかな雨が比較的長く続き、通り過ぎた後の気温は上昇!
2:寒冷前線:強い雨が短時間に振るのが特徴で、通り過ぎた後は気温低下!
3:閉塞前線:温暖前線の後から、寒冷前線が追いつくことで発生。寒気の温度差によって2種類あり。
4:停滞前線:寒気と暖気の勢力(空気の塊)がほぼ拮抗しているため、動きが鈍いのが特徴。そのため停滞しているように見えます。季節の変わり目に出現することが多く、長期間雨が降ります。

という、前線の種類があります。
どうやら、ここまで書いて、梅雨前線というのは「停滞前線」のような気がしてきました。

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梅雨前線とは?できる原因と意味と季節を考えてみる!

 

「梅雨前線」
は、地球の北側の、カムチャッカ半島付近のオホーツク寒気団と、日本の南岸に位置する小笠原暖気団が、季節とともに入れ替わろうとすることが原因で発生します。

要は、北側のオホーツク海の寒気団は、冬は日本付近を覆っていますが、徐々に南側から暖気団が上に上がってきて、この寒気団を押し上げて行きます。
この現象が見られるのは、5月から7月にかけての間、この両方の気団が、いわば勢力争いをして、そのちょうど境目に前線ができるのですが、これを

「梅雨前線」

といいます。
その後、できたこの梅雨前線はどうなるか?

その後、小笠原気団(暖気団)が、通常は勢力を増し、寒気団を上に押し上げていき、北海道の南側あたりの付近で消えるのが、これまでの通例です。

ところが最近は、どうやらこれが消えないで、北海道も梅雨らしきものがある!
そんな、異常気象な現象があるように、私は思えてならないんだな。

 

梅雨前線の動き方の特徴は?雨と気温の影響は?

 

梅雨のイメージ画像

「梅雨前線」
は、上のような理由で、その性質上日本の南岸に、最初にできるのが普通です。
具体的には、沖縄あたりが1番最初に梅雨入りします。

そこにできた前線は、その南にできた小笠原暖気団に、徐々に押されて上に移動していきます。
そして徐々に、本州付近の南側から梅雨入りしていくことになるんだな。
もちろんその理由は、暖気団に押されて、梅雨前線が上に押し上げられていくことが原因です。

当然前線ですから、その付近は雨がしとしと。
前線になだれ込む、暖気や寒気の程度によっては、大雨を降らせることもしばしばです。(特に南側からの暖かく湿った空気)

もちろん雨が降りますから、気温は上がりません。
しかしながら、暖かく湿った空気が流れ込む場合は、じとじととして生暖かく、嫌な日常ですね。

地方によっては雨の振り方は違います。

西日本は、暖かく湿った空気が入りやすいために、大雨になる傾向が強いようです。
反対に東日本は、静かな梅雨で、しとしとと長い期間、雨が降り続く場合が多いです。
もちろん、その場合は気温は低いですね。
こんな傾向があるようです。

また、前線に近いほど当然ですが、雨が強く量も多く降ります。
上に書いた、地方によって雨の量が違うのは、この前線に対する距離も影響していると言うことです。

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梅雨明けはいつだ?その基準は?

 

梅雨が明けた!

この言葉いいですね。
梅雨なんかなくてもいい、そう思ったりしますが、現実的には、地域によってはこの梅雨の時期の降雨量が、年間のその大部分を占める場合もあるわけです。

なので一概には、なくても良いとは言えないんだな。

でも、梅雨に入れば、いつ開けるのか?
これが気になるのはやはり人情です。

ではその基準は?

実は、その梅雨明けの基準は、明確には決められていないようです。
平たく言うと「ないに等しい」と言う、私の印象です。

梅雨の合間に、晴れの日が何日か続くと、開けたように勘違いしますが、さにあらず。
また雨が続いて・・しとしと・・

また晴れが続いて、いよいよ梅雨明け・・こんな感じでしょうか?
梅雨明けは気象庁が宣言するようですね。
実はこの梅雨明け、宣言がない時もありました。
その年は、宣言されずに確か、9月ごろに、実は8月・・日頃に、梅雨が明けたらしいと言う発表がありました。

明確な基準がないと言うのも、これもまたどうかなぁと思いますが、お天気ですから仕方がないのでしょう。
いずれにしても、梅雨の時期は個人的には好きではありません。
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私の梅雨の印象と例かの思いで!

 

「梅雨」
と言えば、私の記憶ではやはり
「冷夏」
の思い出ですね。
1991年だったかな〜〜(1993年でした)

この年は、梅雨が明けませんでした。
もちろん宣言もなければ、テレビでは作物の影響も、心配のニュースが、多かったですね。
私は稲作農家で、会社に勤める兼業農家です。
この年は、まったくの不作でした。
米は、反当2俵でしたね。(通常7俵青臭い。

とても食べられませんでした。
米を作っているのに、別の地域からの米を買って食べた、屈辱的な年でしたね。
あんな年がなければいいなぁと、思います。

ところが、次の年は今度は梅雨がなかった。
これには驚きました。

その年に、この家を新築したんですが、とても良い天候に恵まれたので、私的にはよしとしたことを思い出します。

今の時代、環境がどんどん変化していって、異常気象が発生しているように、素人考えですが思います。
この山奥の僻地でも、それは顕著に感じます。

災害がないといいですね。
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