猫をかぶるとは?
意味は、知っていても知らんふりをしたり、本性を隠しおとなしそうに見せることを言います。
語源や由来のお話と、使う場面や使い方を、例文を作成して考察してみようと思います。
英語表現や、類義語(類語)にはどんなものがあるか・・とても面白いことわざに感じます。
Contents
猫をかぶるの意味は?少し詳しく考察!
「猫をかぶる」(被る)
読み方は「ねこをかぶる」です。
意味は上の冒頭で、書いたように
本性をかくしておとなしそうに見せる。また、知っていながら知らないふりをする。
(日本国語大辞典より)
うわべをおとなしく見せかける。
(デジタル大辞泉)
と、こんな意味になります。
猫のように、おとなしくしているんだな。
ある意味、こういうことは、私は必要かと思います。
知っていることを、堂々と相手の嫌がることを、話すなんざ~~ぶつかってしょうがないですね。
内心、面白くなくとも、猫をかぶった方が、うまくいく場合が、結構ありますから。
でも、知ってることを知らないふりの「ぶりっこ」は、ある意味気持ちのいいものでもあるな~~私の場合は。
皆さんは如何ですか?
では、語源のお話ですが、なんで猫なんでしょうか?
猫をかぶるの語源や由来のお話!なんで猫なんだ?
「猫を被る」
の語源は、やはりそのまんま猫に起因するんだな。
猫は優しく見えますし、猫なで声とも言いますから。
猫かぶりの語源は二つの説がある!
二つあるようです。
意味の中で、二つの意味があることを紹介しました。
一つは
本性をかくしておとなしそうに見せる。
または
うわべをおとなしく見せかける。
です。
これは、どちらも同じ意味です。
実は、これって猫なんだな~~
猫はもともとは、ネズミを捕ったりする本来は獰猛な動物。
でも、皆さん普段はいかがですか?
人間にすり寄って「ニャ~~」ってかわいいですよね~~
猫の島も癒されるって大人気!
が‥本来は獰猛な生き物です。
本当の性格を隠して、普段はおとなしくふるまうことから
「猫かぶり」
という言葉ができたそうな。
これには私も納得です。
猫が起こると怖いですよ~~
毛を逆立てて、でっかい・・いつもと全く違う声を立てて、爪を立てて牙をむきます!
もう一つの意味
知っていながら知らないふりをする。
ですね。
こちらの意味の由来は、これは
「ねこだ(筵)」
を被ることから、その語源と言われているようです。
この筵をかぶって、頭を隠して知らんふりをする・・そんなシーンなんでしょうかね~~
ちなみに「ねこだ」というのは、大きな「筵」のことを言って、多分3尺ー6尺の大きさかと思います。
ねこだを被る → 猫を被る
になったんだな‥多分。
私が小さいときには、家にあったな~~んで、家で、この筵もばあさんが、わらで編んで作っていました。(古~~~い農家なので)
なるほど~~あのむしろね。
でも、この知らんふりをするでは「頬かむり」を思い出してしまいました(笑
猫をかぶるを使う場面や使い方を例文の作成で検証!
「猫を被る」
を使う場面というのはどんな時でしょうか?
場面を想定してみました。
やはり、知っていても知らないふりをした方がいい場合や、本当は反論したいのだが、ここはひとつおとなしく相手の出方をうかがっておこう・・みたいな場面でしょうかね~~
私の経験上から、例文を作成してみました・
猫を被るを使った例文を作成してみた!
以下のように作成してみました。
1:その情報ならとっくに知ってるが、でもここは知らないことにして猫かぶりが無難で、その方が丸く収まりそうだな。
2:くそ面白くないが、ここはおとなしく猫を被った方が、俺のためだな。
3:あいつ今日の会議で妙におとなしく猫被ってたな。何かあった?
4:普段はああではないのに、彼氏の前では妙におとなしく、まるで猫なで声の、猫かぶり丸出しじゃん!
5:あいつは危険な奴だ。猫被ってるけどああ見えて、内心は爪を研いでるからな。要注意人物だな。
6:猫かぶりが、丸見えな人いるよな~~もう少しうまく被らないと、多分失礼だ。
7:猫かぶりって、そうそう否定するもんではないと思うが、どうだろうか‥むしろ知っていても知らないふりの方が、丸く収まる場合が多いような気がするのだが。
などなど作ってみました。
これは、結構場面的に多そうなので、いくらでも出てきそうです。
向こうは私が知らないと思い、得意げに話しているのですが、実はすでにバレバレの情報・・でも知らないふりして、相手を立てておくのも大事ですね。
その方が、丸く収まる場合も結構多いですから。
腹の中は煮えたぎっていても、ここは猫を被って我慢のしどころ。
爆発しては、俺の価値が下がる・・そんな場面。
普段は、独壇場なのに、なんで今日はあいつおとなしいんだ?
そういう方いますね。
彼氏の前では妙に、猫なで声よろしくすり寄る女性。
こういう方もいますね~~って、いたんですが・・普通ですね。
明らかに、猫かぶりの方。
もう少しうまくやれよ‥って思われたら、ちょっとね~~
などなど、いろんな場面が想定されますが、ほとんど経験しました。
勿論、これからもこの言葉は、日常にかなり深く入り込んでると思いますから、うまく活用しましょう!
猫をかぶるの類語(類義語)にはどんな言葉が?
「猫を被る」
の類義語(類語)には以下のような言葉があるようです。
- 1:いい子ぶる
2:借りてきた猫
3:猫の目
4:猫なで声
などなど・・
いい子ぶると、猫なで声って、なんとなく同じように感じます。
面白いのは、借りてきた猫と猫の目。
借りてきた猫って、面白い表現ですね~~
どんな猫なんだ?
って思ってしまいます。
おとなしんだべな~~
猫の目は、いろいろ変化しますから、状況が目まぐるしく変化する様に、最適に感じます。
感情も、そのようだとちょっと危険かな?
猫なで声は、ちょっと気持ち的にどうかと(笑
そのほかにも、沢山あるようですが、こんなところで。
猫をかぶるを英語で表現するとどうなる?
いつものように検索で
猫を被る:Wear a cat
え~~これもそのまんまですね。
感情が出てないんでない?
ほかの英訳は?
1:play the hypocrite
2:look as if butter would not melt in one’s mouth
3:She is a wolf in sheep’s clothing
などなど出てきますが、どうやら3番が定番のようです。
猫を被るは「偽善者」と同じなんだそうな。
wolf in sheep’s clothing:偽善者
なので、3番が一般的なんだそうです。
これは難しいですね。
もう一つ
put on airs:格好をつける
です。
He sometimes try to put on airs,but that is not the case.
(良い格好をするときもあるけど、本当は違う)
こっちもいいですね。
put on airs:格好をつける
これいいですね。
それと上の例文。
これならいけそうな感じがします。
猫をかぶり切れなかった自分!性格がまずかった!感想など!
「猫を被る」
について、意味や語源のお話や、使い方を例文で紹介したりしました。
英語の表現って、結構これ難しいですね。
意味のおさらいです。
本性をかくしておとなしそうに見せる。また、知っていながら知らないふりをする。
(日本国語大辞典より)
こんな意味になります。
広く、日常の社会に取り込まれてる言葉なので、多くの方に普通に使われてる言葉ではないでしょうか?
でも、意味については、正しく認識することは、とても大事なことだと思います。
猫かぶりが苦手な自分はかなり損をした気分!
私、これまで生きてきて、この猫かぶりというのが、うまい方と下手な方がいるな~~って思うんです。
感情をコントロールできるかどうか?
それにかかっているような気がするんだな。
1:感情を抑えきれず、すぐ顔に出たり、言葉にしてしまう
2:多少、怒りがあっても、抑えることができる方
3:人前で、感情を表さない方
などなど・・
この感情を、コントロールできる方は、「猫を被る」を上手に使いこなしているように思うんだな。
また、知っていても知らないふりでは、知らないふりなら、とことん知らないふりで、相手を立てる。
これ大事だな~~って思う。
その際は、あとで私が知っていたなんて、ばれてはいけませんから、少しでもその可能性がある場合は
「あ~~それならちょっと聞いたけど、実際はどう?」
こんな感じで、全部知ってるのではなく、少しだけ聞いたけど‥みたいな感じで、相手を立てると、相手は喜んで得意になって教えてくれます。
「アンガーマネージメント」
とも言いますが、感情の(怒り)コントロールは大事。
「猫を被る」
とは関係がないようで、実は大いに関係があると、私個人はそう思います。
皆さんは如何思いますか~~??
・・・・・・・・・
後の祭りについてです。
意味や語源や例文作成をしてみました。
あとのまつり(後の祭り)とは?意味を例文の作成で!語源と英語表現!
案の定とは、予想通りですね。
案の定の意味と使い方を例文の作成で!語源と英語や類語のお話!
語源や例文作成で、意味を深堀してみました。
*自分の主観を入れて書いてますので、???な部分があっても容赦ください。
ヘッダーの写真は私が撮影した、八幡平に行った時の何とか橋の上から・・きれいな風景だな~~って、パチリ!