栗駒ダムの冬の風景写真

花鳥風月の語源や意味は?使い方や例文や英語表現を考えてみた!

[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]「花鳥風月」は日本の歴史を感じる言葉![/speech_balloon_left1]

 

花鳥風月とは?読み方と意味を詳しく!

「花鳥風月」
読み方は「かちょうふうげつ」です。
「四字熟語」です。
意味は以下の解説。

➀:自然の美しい風物。「―を友とする」
➁:風雅な趣を楽しむこと。風流韻事。風流。
(デジタル大辞泉))

古典の時代は、これは遊び。
宮廷での、歌を詠んで返す遊びを連想します。

「花鳥風月」を愛でるとも。
音楽のCD楽曲や、アニメののタイトルなど、多用されてる言葉。
花見の季節なら桜を、秋の紅葉なら色鮮やかな風景を題材に「一句」。
日本は四季が明確ですから、季節ごとに多くの
「花鳥風月」
を楽しめますし、この言葉の意味通りの、自然を題材にした詩や、絵などの創作活動は、とても好まれています。

花鳥風月の意味はどんな趣が込められている?

「自然の美しい景色や風景」

を堪能しながら

「この美しい景色を題材(テーマ)にして絵や詩歌の芸術活動を楽しむ」

と言うことが「花鳥風月」の意味に込められています。
語源から解釈すれば、大昔は詩歌だったようですが・・

現代では私自身なら、絵画や詩歌は苦手ですが、写真が大好きで、風景や鳥の写真を、撮影して楽しんでいます。
ささやかな楽しみでも、誰でもこの花鳥風月は、感じているのではないでしょうか?

*私でも「花鳥風月」を楽しめる、写真はおすすめかと。

花鳥風月の語源や由来はどんな?

「花鳥風月」
の語源に関する、以下の由来を紹介。

  • ➀:西行花伝
    ➁:御伽草子扇合物語
    ➂:世阿弥風姿花伝(花伝書)

古い順番です。

西行の「西行花伝」による説!

「西行」
という方はこんな方。

西行(さいぎょう、元永元年〈1118年〉 – 文治6年2月16日〈1190年3月31日〉)は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての日本の武士であり、僧侶、歌人。
(wikipediaより)

西行さんの詩を集めた「西行花伝」にこの花鳥風月が出てきます。
昔、貴族や武家は、美しい自然を見ながら、それを詩歌にする
「花鳥風月」
と言う遊びをしていた・・

何と・この、花鳥風月は遊びの名前だったわけです。

なんとも、芸術的な遊び。
「西行」
が生きた時代(平安時代末期)には、すでに確立されていた、そんな確信を感じます。

御伽草子扇合物語説!

時は「花園天皇」の時代と言いますから
「1308~1318年」
の間の事。
葉室中納言の御所で扇合が行われた。
稀代不思議の絵を巡る議論。
そこで

「巫(みこ)の花鳥・風月に占わせることとなる」

と言う記述。
ちなみに「扇合わせ」とは以下の解説。

宮廷で古く行なわれた合物(あわせもの)の一つ。左と右とに分かれ、互いに趣向を凝らした扇面を出し、判者がその優劣を定めるもの。
(日本国語大辞典)

と言う、まことに風流な。

世阿弥の「風姿花伝」(花伝書)が由来説!

室町時代の世阿弥が記した、能の指南書

「風姿花伝」

に記されているのは

「上職の品々、花鳥風月の事態、いかにもいかにも細かに似すべし」

と言う記述。
この本は私も持っています。
能が好きで、以前は中尊寺の能を見に行ってました。(最近は無沙汰ですが・・)

作家の「立原正秋」氏の本が好きで、立原氏は能作家です。
その中にこの

「風姿花伝」

がよく出てくるので、私も読んでみようと思い、今でも手に取ることがあります。
こういった歴史的な背景が、あるんですね。
とても面白い現実です。

*他にも中五穀の記事説などがあるようですが、はっきりしません。
諸説あるようですが、勝手にチョイスしました。

花鳥風月の使い方を場面と例文と会話例で!

この章では

  • ・花鳥風月を使う場面。
    ・使い方を短文の例文で。
    ・花鳥風月を用いた会話例。

を解説します。

花鳥風月を使う場面は?

「花鳥風月」
を使う場面は、花鳥風月に浸った時。
自然の美しさを感じたとき。
又は、花鳥風月を感じていない生活を憂える・・とか・
具体的な場面を、以下に考えてみました。

花鳥風月(かちょうふうげつ)とは?
意味は、自然の美しい風物や、それを材料とした風雅な遊びのこと。
  • ・語源は御伽草子他諸説に由来。
    ・使い方と例文と会話例。
    ・類語と言い換えや反対語と英語表現。
場面➀ 春夏秋冬を感じる
場面➁ 絵に季節の花や鳥を感じる
場面➂ 春夏秋冬を感じる写真
場面➃ 季節の歳時記
場面➄ 季節を感じる詩や俳句など

日本は、季節で時間が動いているような、そんな感じがします。
なので、「春夏秋冬」いつでも
「花鳥風月」
を感じる場面はありそうなイメージ。
皆さんは如何ですか?

「花鳥風月」の使い方を短文の例文で!

以下の例文で。

例文➀ 定年したら、私の友人は花鳥風月で、この田舎でのんびりと暮らす。
例文➁ 我が家の庭の四季は、花鳥風月を楽しむには十分な、草花が咲いてとても満足だ。
例文➂ 都会での花鳥風月は、公園が一番の場所かもしれないな~~
例文➃ 世界遺産奥州平泉の「毛越寺」の庭園は、「花鳥風月」を感じるには、十分すぎる環境だ。
例文➄ 自然の写真撮影をしていると、花鳥風月を友に感じるときがある。
例文⑥ 池の鯉や、朝の小鳥のさえずりに春を感じ、「花鳥風月」に親しむ時間は至福の時だ。

などなど。
私の感じるままに、例文を作成してみました。
ここは、山奥の僻地なので、自然は豊富。
朝から、小鳥のさえずりや、鶏の鳴き声で夜が明けます。
冬は厳しいですが、それでも良いところはあります。

「花鳥風月」

に親しむには、良い環境です。

「花鳥風月」を使った会話例!

以下の娘との会話例で。

[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]お父さん、テレビのCMで、花鳥風月を親しむ、ってあるけどどう言うこと?[/speech_balloon_left1]

[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]なんと・・そんなことも知らんのか?ネットで調べればすぐわかるから、自分でやれ![/speech_balloon_right1]

[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]お父さん、物知りだもん教えてくれたっていいじゃん!。[/speech_balloon_left1]

[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]春夏秋冬、季節を感じることや表現したり、親しむことをいうのさ。[/speech_balloon_right1]

と言ったことを、話したことがあったような気がします。

花鳥風月の類義語(類語)を「四字熟語」で!言い換えは「花鳥月露」!

「花鳥風月」
の類語(類義語)は以下。

春花秋月 (しゅんかしゅうげつ):春の花と秋の月。 美しく清らかな自然界の美のたとえ。
花鳥月露 (かちょうげつろ):自然の美しい景色のたとえ
雪月風化 (せつげつふうか):四季の季節ごとの美しい自然の風景。
花晨月夕 (かしんげっせき):春の朝と秋の夜の楽しいひと時
言い替え 花鳥月露

などなど・・
漢字の組み合わせから、いずれも花鳥風月に見合うような、同じような熟語です。
結構あるもんですね~~と言うのは、普通はそんなに似ていないものなんですが、これ本当に意味が似ています。

言い替えとして、適当だな~~と思うのは

  • 「花鳥月露」

にしておきます。
年中使えるかな~~と思った次第。

花鳥風月の反対語(対義語)は「酒池肉林」!

「花鳥風月」
の反対語(対義語)を考えてみました。
意味はもともとは、季節の花や鳥などを愛でながら、詩や俳句のやり取りをした、遊びのことです。
極めて、高貴な芸術的な、知的な遊びに思えます。
なお、これは宴会ではありません。

なので、その反対なら、下世話な低俗極まりない遊びで、しかも低俗な宴会がイメージされます・・私の場合。
なのでそれによく似た、四字熟語で

  • 「酒池肉林」

というものがあるので、これを上げておきます。
ちなみに意味は以下の解説。

酒や肉が豊富で豪奢な酒宴をいう。しゅちじじりん。
(日本国語大辞典)

司馬遷の書いた「史記」「殷本紀」が出典です。

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花鳥風月を英文で表現するとどんな表記になる?

試しに検索してみました。

花鳥風月:Kacho Fugetsu

あんりゃ~~そのまんまです。
では他の訳では?

beauties of nature

どうやら、自然と言う「nature」が肝ですね。
例文では

to commune with nature
(花鳥風月を友にする)

自然と一緒‥う~~んいいですね。

to enjoy nature
(花鳥風月を楽しむ)

などなど・・いい英語です。

行列ができるお店の酒田市の花鳥風月!

とても人気のお店なので、昨年食べに行きました。
わざわざではなく、酒田市に私の学生時代の、禿げたおっさんの同期がいるので、会いに行ったんだな。

妻も一緒に行ったのだが、おいしかった。

場所はこちら!

お近くの方はどうぞ!

行列でした。
が・・早く行ったので、一番最初。
昼になったら、ずら~~っと・・でる頃には、行列。

花鳥風月は自分の人生でどんな意味が?感想とまとめ!

「花鳥風月」
に関する、本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。

➀:意味 自然の美しい風物や、それを材料とした風雅な遊びのこと。
➁:語源と由来 御伽草子・西行花伝・風花伝・他諸説あり
➂:使う場面 春夏秋冬の風景を愛でて・・
➃:使い方を例文で 世界遺産奥州平泉の「毛越寺」の庭園は、「花鳥風月」を感じるには、十分すぎる環境だ。
➄:類語 花鳥月露・花鳥月露・雪月風化・他
⑥:言い替え 花鳥月露
⑦:反対語 「酒池肉林」
⑧:英語表現 to enjoy nature

花鳥風月と言うのは、遊びの名前だったと言うのは、本当に驚きました。
昔の貴族や武士は、風流だったんですね。

意味のおさらいです。

➀:自然の美しい風物。「―を友とする」
➁:風雅な趣を楽しむこと。風流韻事。風流。
(デジタル大辞泉)

現代では、古来の意味ではなく、季節の風景を楽しむ。
そんな意味でつかわれるイメージ。
その、芸術作品として、沢山の種類があります。
日本は四季がはっきりしてますから、特に楽しめますね。

花鳥風月が与える人生の良いお話!

「花鳥風月」
は私にとって、安らぎですね。
心が、静かになって、穏やかになっていく感じがします。
住んでるところが、山奥の僻地なので、朝には小鳥がさえずり、鶏の鳴き声で朝があけます。(飼ってるので)
鶏なんざ~都会では、えらいこっちゃ~~ですね‥騒音で。
即クレームきそうです。
ここでは大丈夫です‥隣家は数百メートル離れてますから。

花鳥風月と言う言葉は、あえて声に出して使う頻度というのは、極めて少ないような気がします。

言葉にして表すと言うよりは、心で感じるものではないでしょうか?
私はそう思って、これを書いてきました。
写真を撮影していて、自然の景色に触れるたびに、思い返せばそう感じるなぁと思います。

この美しい自然が、今のままで環境が壊れずに、残っていくことを祈っています。
私が住んでる、こんな山奥の僻地でも、最近は開発が入ったり、木々の伐採が行われたり、騒々しくなってきました。

環境が適任だと思えば、今流行の風力発電の話だとか、そんな話題で事欠きません。

どこかよそでやって欲しい、そう思っても私の持分の山では無いですから、どうにもなりませんが。
どうかこのまま残して欲しい、静かにしておいてほしい、この辺の集落の方はほとんど、私と同じ気持ちで過ごしています。

そんな中でも、花鳥風月を感じられる風景は、やはり多く残っています。
ここはいいところだなぁと思うんだな。

皆さんの住んでいるところはいかがですか?

例えば都会の中に立って、花鳥風月を感じられる場所は、必ずあるはずだと思います。
写真を撮っていてそう思います。

いつまでも、美しい自然をきれいだと、思う気持ちを大切にしていきたいと思うんだな。

などなど・・
私は、写真が大好きです。

フジX-T4で撮影した写真!

こちらでは、写真専門で紹介しています。(最近更新してないですが・・)
花鳥風月と言うほど、大それた写真ではないですが、それなりに楽しんでいます。
大昔の時代の遊びは、絵画や詩歌だったんだと思いますが、もしカメラ(写真)があれば、それもやはり

「花鳥風月」

の遊びの中に取り入れられたと思いますが、さてどうでしょうか?

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*ヘッダーの写真は栗駒ダムの冬の写真です。(私の撮影です)

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