悦に入るとは?
意味は、物事がうまくいって喜び満足することを指します。
読み方は「えつにいる」です。
使い方を短文の例文の作成で。
語源や由来のお話や、類義語(類語)や反対語(対義語)や英語での表現などを通して、「悦に入る」を体感してみたいと思います。
Contents
悦に入るとは?意味と悦に浸るとの違いを考えた!
「悦に入る」
読み方は「えつにいる」で、慣用句です。
意味は、以下のような解説です。
物事がうまくいって、心うれしい状態になる。
(日本国語大辞典)
事がうまく運び、満足して喜ぶ。
(デジタル大辞泉)
こんな意味になります。
漢字からは
悦:喜ぶこと。うれしがること。
こんな意味があります。
ご満悦という言葉もありますが、事がうまくいき、喜び満足の状態のことを言います。
この状態は裏を返せば、一人でご満悦の状態で、複数では「悦に入る」とはならないんだな。
この辺が、この言葉のポイントになるかと思います。
悦に浸るの意味は?!
「悦に浸る」
という言葉もあります。
「悦に入る」
との違いって、興味があるところ。
実はこの「悦に浸る」という言葉は「悦に入る」の最初は誤用だったと。
それが、多く用いられるようになって、辞書では今の扱いは転用なんだそうな。
転用というからには、全くの誤用でもなく、使用していい表現です。
「浸る」
ですから、悦に入り、一人で自己満足で楽しむという事になろうかと思います。
ってか‥同じ意味で用いられます。
悦に入ると浸るの違いは?差はどこにある?
さて・・どう違うんでしょうか?
私の解釈は
悦に入る:事がうまく運び、満足して喜ぶ。
悦に浸る:悦に入り、喜びの時間に浸る
なんか同じようですが、「悦に入る」は入り口で「浸る」はそのあとの、満足を喜ぶ時間を言うのかな~~と。
「自己満足して楽しむ」
ですから、その時間を一人で楽しむ風景です。
若干のニュアンス的に違うようですが、元は同じ意味の転用ですから、そんなに差はないと思います。
*無理やりこじつけると、こうなるかな~という、私の個人的な考えです。
悦に入るの語源と由来のお話!漢字を分析すると見えてくる!
「悦に入る」
の語源のお話です。
語源は漢字にあります。
「悦」
の左側は、「りしんべん」です。
これは心を表します。(心臓の造形)
そして右側は「兌(ダ・タイ)」が読み取れると思います。
この「兌」は
- 1:抜け落ちる
2:ほぐれる
の意味を有します。
これ取り失神便が合わさって
「悦」
が構成されます。
したがって意味は
- 1:わだかまりが無くなり抜け落ちる
2:心がほぐれる
などの意味があります。
ここから
「心の喜び」
を示すようになったと。
次に
「入る」
ですが、これは心の中に入ることを示しています。
うちに収めるんだな。
したがって、合わさると
「心の喜びを、自分の胸に収める」
こんな意味になるんだな。
これが漢字から見る「語源」になります。
これは、自分自身の問題。
自分が満足して喜ぶことは、やはり他人とは共有できないものだと思います。
悦に入るの漢字は奥が深い!
漢字一つで見ても、これは奥が深いですね。
「悦」
の漢字を右と左で分析して・・通常はこんなことやるのかな?(やるんです!)
漢字の成り立ちから、この「悦に入る」は、成り立っていたような気がします。
現代では、「心」はすごく重要な時代です。
以前は、無視されて、個人の問題だ・・みたいなことも、最近の医学では、いろんな病気に分類されていますね。
その中でも、心の健康は、すべてに優先するかもしれません。
「悦に入る」
までいかなくとも、そんな、心のわだかまりがない状態で、毎日過ごしたいものだと思います。
悦に入るを使う場面と使い方を短文の例文作成で!
「悦に入る」
を使う場面は、自分が目標とする、或は思い描いていたことが、達成されその満足感に喜びを感じるとき、またはその時間を得た時ですね。
前提に、「うまくいった~~~」という、達成感というか、満足感がないといけないね。
悦に入るを使った例文を作成してみた!
以下のように作成してみました。
1:ようやっと〇〇〇アクセス・・目標の第一段階まで来た・長かったな~~悦に入る気分だが、まだ先が長いと気を入れ替えた。
2:ようやく定年退職の年まで来た。悦に入りたい気分だが、まだ数か月残ってる。気をしっかり持たないとね。
3:今年のひとめぼれ(コメ)の出来栄えに「悦に入る」自分だが、刈ってコメにしてみないと、まだわからんな。
4:今回の妻との旅行、楽しかったな~と、一人思い出し「悦に入る」時間を楽しむ。
5:会社のHP作って、うまくレイアウト出来て、出来栄えに一人「悦に入る」自分だった。
などなど・・
これ全部私です。
何かうまくいくと、やっぱし多少は、自己満足で「悦に入る」時間ってあるともいます・・誰でも。
定年退職の年齢まで、ようやっと来ました。
いったん62歳で、会社の規定で退職なのですが、そのあとの継続雇用で、今は非常勤。
今年ようやっと、辞められます。
しかしながら、もっといてくれって言われてます。
困ったな~~という悩みもあるんだな。
今年のひとめぼれは、つい最近まで「悦に入る」出来栄え。
私も、うっとりするくらいでしたが、この長雨で、風向きが変わりました。
刈ってみないとわからないですね。
などなど・・悦に入ることって、一人でほくそ笑むようで、なんとも・・でもうまくいった時ですから、これはこれでいいかと思います。
悦に入るの類義語(類語)にはどんな言葉がある?
「悦に入る」
の類義語(類語)や、言い換えには、以下のような言葉が考えられます。
- 1:愉悦
2:喜悦
3:勝ち誇る
4:浮かれる
5:悦ぶ
などなど、ほかにもたくさんありますが、こんなところで。
言い換えに適当なものというと、私は
「愉悦」
を上げておきます。
「悦に入る」
状態を考えた場合、この「愉悦」が一番近いように思いました。
愉悦:快さにより得られる満足感
とあります。
ぴったりかな~~とももうのですが、でも「悦に入る」はやはり「悦に入る」です。
悦に入るの反対語(対義語)にはどんな言葉が?
「悦に入る」
の反対語(対義語)です。
さて・・どんな言葉が考えられるかな~~と。
「悦に入る」
のは、上手くいって満足なのですから、その逆なら
「失敗して残念」
という意味になろうかと。
そして、「悦」は喜ぶ心ですから、ここで失敗を、もがかないといけないんだな。
「懊悩」(おうのう)
という言葉を提案します。
これは「悩みもだえること」とあるので、最も近い対義語に感じます。
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悦に入るを英語で表現すると?単語や例文の表現!
いつものように検索で
悦に入る:Enter into pleasure
う~~ん、これいいのかな?
他の英訳も観てみましょう。
1:triumph
2:gloat
3:crow
4:rejoice
5:joy
6:gloat
沢山ありますね~
1番の「triumph」って、イギリスのバイクを思い出しました。
大好きなバイクです。
例文はも観ていきましょう。
feel happiness or joy.
(幸福か喜びを感じる)
(weblio辞書)
が・・こんな例文もあります。
此方がおすすめ。
to be pleased with myself
(悦に入る)
です。
これ簡単でいいですね。
悦に入るや浸ることってあっただろうか?感想とまとめ!
「悦に入る」
の意味や、語源での漢字の意味の分析や、使い方を短文での例文の作成で、類義語や反対語や英語表現などを通して、「悦に入る」という言葉の、細部を私なりに分析してみました。
意味のおさらいです。
事がうまく運び、満足して喜ぶ。
(デジタル大辞泉)
という意味です。
「悦に浸る」
という使い方がありますが、当初これは「悦に入る」の誤用でしたが、あまりにも多く使われるようになったので、今は「転用」という形で、同じ意味とみなされています。
どちらも同じ意味です。
悦に入るようなことは、しょっちゅうあるわけでもないですが、でも事がうまくいったら、それはうれしいですね。
悦に入ることはそんなになかった?
長い間生きてきましたので、そりゃ~~何度も、満足のいく結果を得たことはありました。
でも、個人的な満足なので、小さいことでも喜んだり、それは今でもそうです。
一喜一憂しながら、生きているんだな。
誰でも、生きていて、多少の目標みたいなものはあるもので、毎日の日常でも、何かうまくいくと
「ほっこり」
するものだと思います。
何気ない日常の、この感覚が大事なのでは?
そう思うんだな~~
毎日のさりげない日常の満足感を、何か一つでも感じると、心が穏やかになりそうな予感がします。
「悦に入る」
で、そんなことを感じたりしました。
皆さんは如何ですか?
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この言葉は、あんましいい言葉ではないですが、だからこそ、理解しておきたい言葉かと。
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**多分に自分の主観を入れて書いてますので、???な部分があっても容赦ください。
ヘッダーの写真は、私の愛機フジX-S10で撮影の自宅庭の夏のイワヒバの風景写真です。