「走馬灯」(そうまとう)とは? 意味は、元は回る照明器具だが様子から思い出や過去の記憶の表現に使われる。
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場面➀ | 過去の人との思い出 |
場面➁ | 一瞬よぎる思いで |
場面➂ | お盆が来たら思い出す家族との出会いと別れ |
場面➃ | 記憶がよみがえる瞬間 |
場面➄ | しんみり人生を振り返る |
「走馬灯」
のように記憶がよみがえるのは
「死期」
が関係するという理論もあるようです。
「走馬灯」の使い方を短文の例文で!
以下の例文で。
例文➀ | 毎年「お盆」の今の時期になると親父の思い出が「走馬灯のように」よみがえるな~ |
例文➁ | 人生長く生きてきて振り返ると「走馬灯のように」いい時や失敗したことなど思い出される。 |
例文➂ | 昔付き合った彼女の思い出が「走馬灯のごとく」思い出されてならない。 |
例文➃ | 母はまだ元気だが、昔の苦労した思い出も「走馬灯のように」過ぎ去っていく。 |
例文➄ | 定年してみると人生も一瞬に感じられ「走馬灯のごとく」いろんなことが思い出され懐かしい。 |
例文⑥ | 「走馬灯がよぎる」瞬間を何度も経験したが未だにこのように元気だ。 |
自分の「経験」や、最近のニュースなどから適当に
「例文」
を作成してみました。
「走馬灯」
って、基本的にはプラス思考ではないように感じます。
「振り返る」
ことが多く、前向きにはあんまし感じない言葉ですね。
「走馬灯」を使った会話例!
以下の会話例で。
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]昔一緒に仕事した人をたまに思い出すな~[/speech_balloon_left1]
[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]確かに。人間って思い出に生きているんでないかとtラマに思うよ。[/speech_balloon_right1]
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]んだ。記憶が走馬灯のように頭の中をめぐるからな~。[/speech_balloon_left1]
[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]そういうときって、ちょっとやばいみたいだから気を付けた方がいいと思うよ。[/speech_balloon_right1]
などという会話。
あまりにも、昔のことが頭の中に蘇るようであれば少し
「やばい」
かもしれません。
気をつけないと。
「走馬灯」の類義語を「四字熟語」で!言い換えは「一場春夢」!
「走馬灯」
の類義語(類語)は以下。
一場春夢 | その場限りで消えてしまうきわめてはかないこと |
邯鄲之夢 | 人の世界での繁栄は儚いということのたとえ |
朝盈夕虚 | 人生のはかないことのたとえ。 |
盧生之夢 | 人の世や人の一生の栄枯盛衰は、はかないものである |
一炊之夢 | 人生の栄華がはかないことのたとえ。 |
言い替え | 一場春夢 |
上の類語は
「四字熟語」
のみを集めてみました。
他には
- ①:フラッシュバック
②:回り灯籠
③:ハイライト
などがあります。
言い換えとして適当と思うのは
「一場春夢」
です。
意味は以下の解説。
人生の栄華が、きわめてはかなく消えてしまうことのたとえ。ひとときだけの短い春の夜に見る夢の意から。
(四字熟語辞典)
まさしく「走馬灯」のようです。
多くの場面で置き換えとして機能すると思います。
「走馬灯」の反対語(対義語)は「涅槃」!
「走馬灯」
の反対語(対義語)を考えてみました。
過去の記憶がよみがえっては消えていくこと。
人生の良いことも悪いことも思い出されることです。
その反対なら過去からの断絶と思いを
「断ち切る」
ことかと。
仏教には「涅槃」という言葉があります。
意味は以下の解説。
煩悩(ぼんのう)の火を消して、智慧の完成した悟りの境地。一切の悩みや束縛から脱した、円満・安楽の境地。仏教で理想とする、仏の悟りを得た境地。
(デジタル大辞泉)
これ反対語となるかな?
「一切の悩みや束縛から脱した、円満・安楽の境地」
とあるので、人生を振り返る記憶から(悩み)解き放たれることとしては
「反対語」
と言えるかともいます。
*私見です。
それなりに。
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「走馬灯」を英語で表現!
「走馬灯」
試しに検索で。
「走馬灯」:Flashback
良さそうですが他の英訳も。
①:Flash(Flashback)
②:revolving lantern(単に走馬灯)
例文は以下。
I want my last flash back to be filled with interesting life experiences and adventures when I am dying.
「死ぬ時に見る走馬灯が面白い経験やアドベンチャーにあふれたものであってほしい」
My whole life was flashing before me when I was hit by a car.
「車に轢かれた時、人生が走馬灯のように頭の中を駆け巡った」
(DMM英語)
走馬灯という考え方は
「英語」
にはないとのこと。
このように言い換えるんですね。
こういう考え方ってすごいですね。
勉強します。
「走馬灯」の思いと感想とまとめ!
「走馬灯」
の上の内容を以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | 元は回る照明器具だが様子から思い出や過去の記憶の表現に使われる。 |
➁:語源と由来 | 中国伝来も回転する様子から |
➂:使う場面 | 記憶がよみがえるとき・他 |
➃:使い方を例文で | 「走馬灯がよぎる」瞬間を何度も経験したが未だにこのように元気だ。 |
➄:類語 | 一場春夢 |
⑥:言い替え | 一場春夢・邯鄲之夢・朝盈夕虚・他 |
⑦:反対語 | 涅槃 |
⑧:英語表現 | Flashback |
「走馬灯」
は元は中の切り絵が回転する照明器具。
それが転じて
「自分の人生を表現しているように見え、過去の良い記憶や思い出などを表現するときに使われます。」
このような意味に使われました。
お盆の飾りつけでは、この辺の地域では定番です。
押し入れから出して盆棚において回転させておきます。
田舎では定番の物ですが、都市部の方なら見たことがない方も多いかもしれませんね。
「走馬灯」の良いお話!言葉の感想を深く!
「走馬灯」
の良いお話。
自分の不注意で数年前に4mほど下のどぶ川に落下。
動けなくなり、幸い川は10㎝程浅く、浅瀬もあってそこに横たわった状態。
石の枕で動けない状態の間
「走馬灯」
のように、いろんな思い出が
「フラッシュバック」
したね。
「親父」
のことが何度も頭よぎって、妻子のことも。
あれが
「走馬灯」
だったかな~~と。
日常でも、最近定年したのでいろんなことを思い出すときがある。
感想は
「40代までは稼いだな~~」
の印象!
え?
いくら稼いだ?
いえいえ・・お金ではなく時間。
毎日のように残業で月の残業時間は
「100時間越え」
は普通だった。
バブルも経験したし「良い人生」だったとも思う。
まだまだこれから先もあるしね・・
「走馬灯」
などと言って感慨に耽る時間はないな。
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*ヘッダー(最上部)の写真はわたしが撮影した宮城県の栗駒山の2月の風景写真です。
この角度からの「栗駒山」が大好きです。