春の七草を入れたお粥を、1月7日に食べる習慣がありますが、さてこの意味や由来について考えてみます。
いつ頃から、こんな習慣と言うか儀式めいたものが、行われるようになったのでしょうか?
春の七草を英語で表現すると、どんな表記になるのかな~~と言うのも、合わせて調べてみましたよ~~
春と同じように、秋の七草と言うのもあるようです。
同じ七草でも、内容が違う?
そんな疑問も‥
Contents
春の七草とは?いつ食べるのが正解なのだ?
春の七草とは?
以下の野菜を称して、春の七草と言います。
- 1:セリ
2:ナズナ
3:ゴギョウ
4:ハコベラ
5:ホトゲノザ
6:スズナ
7:スズシロ
の七種類です。
皆さん知ってましたか?
全部言える方ってすごいな~~って思います。
私自身は、1と2番くらいしか言えませんでした。
全部書き出して、なるほどこれを七草と言うのか?
そんな世界です。
でも一つ物知りになりました。
春の七草はいつ食べるもの?
これは
「1月7日」
になります。
でも、間違ってはいけないのが、これは本来は旧暦です。
旧暦の1月7日になるようですよ~~
「人日(じんじつ)」の節句
これが1月7日で、別名「七草の節句」ともいうようです。
が‥現代では、どうでしょうか?
本当の現代ごよみ(新暦)の1月7日でもありのようです。
ところで旧暦の1月7日っていつだ?
立春が1月1日、節分が大晦日なので、2月4日から数えて7日です・
なので
「2月10日」
になろうかと思います。
2021年は、地球の確度の問題で、37年ぶりに1日早くなりました。
なので、2021年は「2月9日」になろうかと思います。
多分あってると思いますが・・チョイ不安!!
春の七草の由来と歴史は?いつ頃からの慣習?
これはやはり、wikipediaからの引用が正解かと。
以下のようです。
六朝時代の中国の「荊楚歳時記」に「人日」(人を殺さない日)である旧暦1月7日に、「七種菜羹」という7種類の野菜を入れた羹(あつもの、とろみのある汁物)を食べて無病を祈る習慣が記載されており、「四季物語」には「七種のみくさ集むること人日菜羹を和すれば一歳の病患を逃るると申ためし古き文に侍るとかや」とある。このことから今日行われている七草粥の風習は、中国の「七種菜羹」が日本において日本文化・日本の植生と習合することで生まれたものと考えられている。
(wikipediaより引用)
日本では、宮中儀式の「延喜式」の記述に初めて
「七種粥」
が登場して、それらしい慣習が生まれたようですね。
その後現在の七種が出てきたのは
1362年頃に書かれた『河海抄(かかいしょう)』(四辻善成による『源氏物語』の注釈書)の「芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種」が初見とされる
(wikipediaより引用)
なるほど~~~です。
その後、江戸時代になって、武家や庶民にも定着。
中でも、江戸幕府はこの行事を、公式行事と定めて、将軍以下全ての武士が、七種粥を食べて人日の節句を祝った・・とあります。
ずいぶん古くからの風習なんですね。
ところで、この七草はすべて、水田雑草や畑に出現なので、日本の米作文化に根付いた品選び??
なんだそうな。
確かに。
私は、農家なので、言われればその辺にあるものばかりかと。(ただし1月は雪の下)
秋の七草とは?春の七草との違いは?
秋の七草と言うのもありますが、詳しくはまた別の機会にしますが、ここでは秋の七草の種類だけ紹介します。
私の調べてみて、なるほど~~と思いました。
秋の七草の種類は?
以下のようです。
- 1:ハギ
2:キキョウ
3:クズ
4:フジバカマ
5:オミナエシ
6:オバナ
7:ナデシコ
の七種類です。
やっぱしこれも、米作文化なんだな~~
その辺にあるものが、多いですね。
春の七草を英語で表現(表記)すると!
英語では、どう表現するのかな?
ちょっと興味があります。
まずは検索で・・
春の七草:Seven herbs of spring
あ~~なるほど~~そのまんまですね。
では例文などで。
春の七草:seven spring herbs
こちらは他の、表現ですが同じようです。
rice porridge made with seven kinds of spring herbs
こちらは、「春の七草を入れて炊いた粥」と言う訳になります。
「seven kinds of spring herbs」
これが、何となくキーポイントかな~~って、勝手に思いました。
面倒な方にはフリーズドライもある!春の七草の感想!
我が家では、1月7日にやはり七草粥が出ます。
七草粥が出るのは、87歳の私のおふくろさんがいますので、やはり旧暦です。
ただ、新暦の1月7日にも妻がスーパーから買ってきて、味噌汁に入れたりして食べることがありますね。
特にお粥にしなくても、良いのでは?
勝手にそんなふうに解釈しています。
旧暦であろうと、新暦であろうと、1月7日と言うのは、この山奥では外は真っ白。
七草をとろうなどと思っても、それは無理と言う物です。
なので、手っ取り早いことで、スーパーから詰め合わせたものを買ってくる。
それが1番です。
最近では、通販ではフリーズドライのものも商品として、売っているようなので・・・さすがだなぁと思います。
みると、それが主流になっているように、品揃えを見ると思うんだな。
これなら、忙しい方でも手軽に七草粥を楽しめますね。
七草粥の本来の目的は、邪気を払うこと。
1年無病息災で過ごすのを、祈って食べましょう。
しかし、中国の故事の「人日の日」の考え方が、すごいね。
詳しくは上の説明書きを参考にしてください。
いくら昔とは言え驚きます。
では皆さん、七草粥を食べて今年も1年健康で過ごしましょう!!