肩をすくめるとは? 意味は、どうしようもないという気持ちを表すしぐさ。
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①:肩 | 人間の肩 |
②:竦める | からだの一部などをちぢませる。体を小さくする。 |
「肩を竦める」
は、二つの単語を組み合わせて、意味を成す言葉。
人が恥ずかしさを、表現するときの両肩が上がる動作と、欧米人のとる肩を縮ませる動作を、さして使われる言葉。
語源は、単語の意味にありました。
「肩をすくめる」心理を考える!
「肩を竦める」
場合の心理状態は以下。
➀:困惑
➁:躊躇
➂:疑問
➃:不快感
などの表現でとる所作。
もし「相手」がそういう所作を行った場合は、相手は私に対して、上のような何らかの心理を感じてることの表れ。
従って、それ以上今の会話などの継続や主張は、益々相手に不快感を与える可能性大。
そこでストップした方が無難だと思います。
肩をすくめるの使い方を場面と例文と会話例で!
この章では
- ・箸にも棒にもかからないを使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・箸にも棒にもかからないを用いた会話例。
を解説します。
肩をすくめるを使う場面は?
「肩を竦める」
を使う場面は、解説の言葉の意味の場面。
恥ずかしさや、それはないだろう・・的なことを感じる、感情を表現する場面が考えられます。
具体的な場面を考えてみました。
場面➀ | 指摘を受けたことに恥ずかしさを感じて。 |
場面➁ | こら~~と叱られた子供の動作。 |
場面➂ | なんだこの田んぼの水は?あきれて。 |
場面➃ | ニャンこのうんこを踏んでしまった・ |
場面➄ | それはないだろう・・といういろんな場面。 |
などなど。
恥ずかしさを感じる場面や、それはないだろう・・といえば、一言で済みそうですが、しかし事はたくさんあるわけです。
それぞれに、感情表現として
「肩を竦める」
は使われそうです。
「肩をすくめる」の使い方を短文の例文で!
以下の例文で。
例文➀ | 田んぼの水を止めるのを忘れて、あふれているのを見て。思わず肩を竦めてしまった。 |
例文➁ | お母さんに、怒鳴られた瞬間、肩を竦めた孫のR君。 |
例文➂ | 誰も見てないと思ったら、指摘され恥ずかしくて、肩を竦めて自分。 |
例文➃ | ニャンこのうんこを踏んで。、車に乗って気づき思わず肩を竦めて「コンノヤロ~~」 |
例文➄ | 職場の地震被害の、壁が割れた現場を見て、思わず「肩を竦めて」残念な思いがした自分。 |
例文⑥ | 肩を竦める行為は、感情を表現するジェスチャーとしては、とても便利だ。 |
私の周辺のエピソードを、例文にしてみました。
使い方としては、こんな具合かと思います。
ただし、以下に注意点があるので、解説しておきます。
肩を竦めるの使い方の注意!
「肩を竦める」
は、言葉としての
「口語」
では、あまり用いられません。
どちらかというと、小説や新聞などの読み物での、文章中での登場人物の所作や、ジェスチャーに用いられる言葉。
口語で使う場合は、動作やしぐさのニュアンスが、強い言葉であるということを、理解して使用することが大事。
確かに、言葉としての使用は、限定的にも感じます。
「肩をすくめる」を使った会話例!
以下の妻との会話例で。
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]君の肩を竦めるジェスチャーって、どこで覚えたの?[/speech_balloon_left1]
[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]そんな所作を、私やってる?[/speech_balloon_right1]
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]うん、気になっていたんだけど、そのしぐさはとてもいいね。[/speech_balloon_left1]
[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]あらそ~~お~~褒めてるのかけなしてるのか?どっちでもいいけど![/speech_balloon_right1]
何気ない所作も、印象的に感じる場面もありそうです。
いつも、思っていたことを、会話例にしてみました。
肩をすくめるの類義語(類語)と言い換えは「肩を窄める」!
身を縮める | 身を小さくするそぶりをする。 |
肩を窄める | 失敗して、肩の力を抜き、身を縮める様子 |
肩にかかる | 責任などが負いかぶさる。 |
首を竦める | 驚いたり恐れ入ったりしたときの、思わず首を縮めるしぐさ |
言い替え | 肩を窄める(かたをすぼめる) |
などなど。
肩に直接関係する内容の「類語」をチョイスしてみました。
言い換えとして適当と思うのは
- 「肩を窄める」
です。
多くの場面で、置き換えとして機能するかと思います。
肩をすくめるの反対語(対義語)は「無い」!
「肩を竦める」
の、反対語(対義語)を、考えてみました。
さて・・これを、いろんな面から考えたり、調べたりしたのですが
「肩を竦める」
は、動作を表現した言葉であるがために、その反対の言葉を定義付けするのは、難しいこと。
恥ずかしいという意味の表現の反対なら、うれしいですから、究極は
「万歳」
も考えたのですが、ちょっと違うな~~と。
なので、反対語は
「無い」
ということにします。
肩をすくめるを英語で表現!
試しに検索で。
肩を竦める:Give up your shoulders
ワオ~~降参ですか。
ほかの英訳を。
①:Shrug
私にはわかりません、どうしようもないね、私にはお手上げです、などいろんな意味があるジェスチャーですが、英語ではshrugと呼ばれています。
例文は以下。
③:shrug one’s shoulders
④:give a shrug
(DMM英語より)
これわかりやすいですね。
完結明瞭です。
肩をすくめるアトラス(小説)の要約(あらすじ)!
「肩をすくめるアトラス」
は小説です。
欧米では、聖書の次に多く読まれているといわれるようですね。
肩をすくめるアトラスのあらすじは?
これは壮大なテーマですね。
- ➀:成功した事業家が主人公
➁:事業に対する規制が数々制定される
➂:多くの成功者がその国を捨てる
➃:社会に不可欠な産業が崩壊する
結果どうなる?
政府は崩壊する。
こんなストーリーです。
アトラスとは?
ギリシア神話に登場する天空を肩に乗せて支える巨人アトラースのこと。
天空を肩に載せているのですから、この世の現実が肩に載ってる?
私はそう思いました。
「もし努力すればするほど世界が肩に重くのしかかってくるアトラスに出会ったら、どうしろと言うか?」と尋ねる。リアーデンが答えれずにいると、ダンコニアは「自分なら肩をすくめろと言う」と言う
(内容より)
ってことは、肩を竦めてら、その現実世界は雪崩を打って崩れて
「崩壊する」
という事と感じたのですが、あってるかな?
作者は「アイン・ランド」と言う、女性の方。
第四作目です。
しかし、これが最終作です。
発行は「1957年」。
読んでみませんか?
肩をすくめるいい話!感想とまとめ!
「肩を竦める」
の本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | どうしようもないという気持ちを表すしぐさ。 |
➁:語源と由来 | 肩と竦めるの二語の単語による |
➂:使う場面 | 恥ずかしいことや、失敗や呆れ感や、いろんな感情を表す場面 |
➃:使い方を例文で | 誰も見てないと思ったら、指摘され恥ずかしくて、肩を竦めて自分。 |
➄:類語 | 肩を窄める・身を縮める・肩にかかる・他 |
⑥:言い替え | 肩を窄める |
⑦:反対語 | ない |
⑧:英語表現 | shrug one’s shoulders |
意味のおさらいです。
➀: 両肩を上げて身を縮こまらせる。恥ずかしい思いをしたときなどのようす。
➁:どうしようもないという気持ちを表すために、両方の手のひらを上に向け、両肩をあげる。主として欧米人のしぐさ。
(デジタル大辞泉)
欧米人の方のしぐさは、映画でおなじみです。
え~~という驚きや、呆れた感じや、そんな馬鹿な・・的な。
日本人なら、恥ずかしさや怒られて・・などなど。
いろんな場面がありそうですね。
でも、総じてこれは、感情表現です。
使う場面では、使い方の注意を、よく理解しておきましょう。
肩を竦めるいいお話!私の人生!
「肩を竦める」
良いお話って、なんかありえなさそうに感じます。
これって、対極でない?
そうも感じるのですが、一応良いお話を。
「肩を竦める」
ような動作って、私はあんまししないような気がします。
「あんりゃ~~」
って、口を開けるような、気がするのですが・・(笑
でも、思うに「肩を竦める」程度の
- ➀:恥ずかしいこと
➁:呆れた事例
➂:感じる場面
などは、さほどのことはなさそうで、むしろ会話のダシみたいなものにも感じます。
映画のシーンも、ある意味おどけた意味もありそうな、そんな取り方もできるような気も。
なので、これは愛嬌ですな。
そう思えば、会話が盛り上がり、良いお話になろうかと。
「肩を竦める」
以上のことならば
- ➀:立ち尽くす
➁:茫然自失
など、もっと強い感情になるのでは?
そう思うと、程度は低いべな~~と言う感想です。
皆さんはどう思いますか~~~?
・・・・・・・・・
*ヘッダーの写真は私が撮影した、庭のエビネランの写真です。
とてもきれいです。