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「威風堂々」の意味と使い方と例文!類語や対義語と英語表現!

 

威風堂々とは?
意味は、態度や雰囲気に威厳が満ち溢れてるさま。
  • ・使い方と例文と会話例。
    ・類語と言い換えと対義語(反対語)。
    ・英語表現と例文で詳しく理解。

[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]威風堂々な方って、威厳があるよな~~![/speech_balloon_left1]

 

威風堂々とは?読み方と意味を詳しく解説!

「威風堂々」
読み方は「いふうどうどう」です。
意味は以下の解説。

威厳があってりっぱであるさま。「威風堂堂とした行進」「威風堂堂たる風貌」
(デジタル大辞泉)

総じて「威厳があり立派な様子」を言います。
しかしながら、この言葉の中には次の要素も、含まれていることも忘れてはなりません。

本人の意思1 自分に対する自負心
本人の意思2 能力の自信
本人の意思3 傲慢さも併せ持つ
他人から見たら1 偉そうにしている
他人から見たら2 許せる範囲の偉ぶり感

他人から見たら
威風堂々な人に対して

「確かに威厳もあって、能力があり、実績も十分だから、あの偉ぶり感(威圧感)も仕方ないか!」

という雰囲気。

日本では、一般的に「偉ぶる人」は嫌われる傾向にありますから、上のような雰囲気もありそうです。
「威風堂々」
の陰に隠れたこのような考え方も、知っておいて損はないかと。

「威風堂々」(四字熟語)の漢字から意味を詳しく!

「威風堂々」
は四字熟語。
二つに分けられます。

威風:威勢があること。威光が他におよぶこと。(日本国語辞典)
堂々:態度、容姿などが立派で、気品があり、いかめしいさま。(日本国語辞典)

この二つが合わさることで、「威風堂々」を形成しています。
立派で威厳があり、こそこそせず堂々として、威光が及んでいる様子を表しています。

現実、周囲にはいないな~~テレビやネットの世界には、沢山いますが。
しかし、あの「威風堂々」な人がね~~というのも、多いな~~~と最近思います。

威風堂々の語源と由来のお話!

「威風堂々」
の語源と由来のお話。

「威風堂々」は、日本で生まれた四字熟語です。
特に由来ということは、ないようです。
漢字で書く

威:威勢があり、勢いがあり強い勢い
風:様子(さま)

風は、洋風や和風など、・・風という表現で、日常の生活の中でも、広く用いられています。

堂々の「々」は、直前の言葉を繰り返す場合に使います。
「堂堂」も間違いではありません。

堂々:立派で包み隠す部分がない立派なさま

を言います。
元々「堂」という漢字は、その場所での一番メインの立派な建物を言い表し、自分の大事な客人や、儀式などを行う場所から
「堂」
という言葉が、できたといわれています。
この部分だけは、由来があります。

威風堂々を使う場面を考えてみた!

「威風堂々」
を使う場面は、威風堂々を演じたり、感じたりする場面。

場面1 威風堂々でなければいけない
場面2 威風堂々を感じる人
場面3 威風堂々を容姿で

などなど。
いろんな使い方があろうかと。

威風堂々の使い方を短文の例文の作成で!

以下の例文で。

例文1 男ならば、何事にも動ぜず威風堂々としていなくてはならない。
例文2 ゴルフのメジャーチャンピオンのインタビューは、さすが威風堂々たる受け答えで感心。
例文3 テレビで見る、成功者のインタビューは、威風堂々たるもので、威厳さえ感じる。
例文4 親父の印象は、どう考えても「威風堂々」からは、かなりかけ離れている。
例文5 威風堂々だった彼も、今では全く見る影もなくなった。
例文6 貧すれば鈍するというが、「威風堂々」の対極にある気がする。
例文7 父はいつも威風堂々で、動じることはなく冷静な人だった。

などなど。
私が感じる「威風堂々」を例文にしてみました。

威風堂々の会話例!

以下の会話で。

[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]うちの社長って、もう少し自信に満ちた話をすると、良いと思うんだけど。実績は十分なんだから。[/speech_balloon_left1]

[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]そうだな、前の社長は大した実績もないのに、態度だけは大きくて、自分は威風堂々としているつもりでも、周囲は認めてなかったからね。[/speech_balloon_right1]

[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]んで・・偉ぶりの典型みたいなものさ。[/speech_balloon_left1]

[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]それに比べたら、今の社長は、何冊も本を書いているし、威風堂々としていても、誰も偉ぶってるなって言わないと思うけどな~~。[/speech_balloon_right1]

わが社の社長です。
若いのでそういう態度かもしれませんが、かなり謙虚です。

威風堂々の類義語(類語)を四字熟語で!言い換えは「威風凛々」

威風堂々の類義語(類語)はいか。

威風凛々 威厳があり凛々しい様
威武堂堂 威厳があり、りっぱなようす
威風凛然 りりしく威厳のある様子
揚威耀武 武力や勢いがある様子を自慢して見せること
英姿颯爽 堂々とした立派な容姿で勇ましくきびきびとした様子
言い換え 威風凛々

言い換えとして適当だな~~と思うのは

威風凛々(いふうりんりん)

です。
意味は

雰囲気に威厳があって、りりしいようす。

を言います。
確かに類義語として多くの場面で、置き換えとして機能すると思います

中国では、「威風堂々」という言葉はなく、同じような言葉で「威風凛々」があります。
なので、こちらを。

威風堂々の反対語(対義語)は「小心翼翼」

威風堂々の反対語(対義語)を考えてみました。
威風堂々は、自信に満ちて堂々としているのですが、反対なら小心者で、いつもびくびく恐れおののいて、不安感バリバリで、自分に自信が持てない様子。

四字熟語でいうなら

「小心翼翼」(しょうしんよくよく)

です。
意味は以下の解説。

①:気が小さく、いつもびくびくしているさま。
②:細かいことにまで気を配り、慎み深くするさま。
(デジタル大辞泉)

反対語として機能すると思います。
他には

「貧すれば鈍する」
ということわざもありますが、こちらは、どんなに立派な威風堂々な方でも、貧しくなれば言葉や容姿までそれに倣ってしまうという意味。
どちらも、対極にあるような気がします。
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威風堂々を英語で表現!

威風堂々を英語で表現すると以下。

  • 1:pomp and circumstance
    2:solemness
    3:solemnity

例文は以下。

The ceremony was performed with the utmost solemnity.
式は最も厳粛に行なわれた
the solemnity of something
雰囲気などが厳かであること

(weblio辞書)

  • 1:pomp and circumstance

此方は、イギリスの作曲家エルガーの行進曲集です。
日本語訳が「威風堂々」と訳されました。
しかし、原題となったシェークスピアの「オセロー」の一節では、名誉の戦争を

  • 1:見せびらかし
    2:物々しい

という、皮肉たっぷりに表現しています。
この辺から、「威風堂々」の意味の中の、「偉ぶり感」などを、連想してしまいます。

威風堂々のいい話!感想とまとめ!

以下のように四字熟語「威風堂々」をまとめてみました。

意味 態度や雰囲気に威厳が満ち溢れてるさま
語源と由来 漢字の意味による、エルガーの行進曲集「威風堂々」
使う場面 威風堂々を感じる人やモノや景色・他
使い方と例文 父はいつも威風堂々で、動じることはなく冷静な人だった。他
類語 威風凛然、威武堂堂、威風凛々など
言い換え 威風凛々(いふうりんりん)
反対語 「小心翼翼」(しょうしんよくよく):小心者
英語表現 1:pomp and circumstance

2:the solemnity of something

「威風堂々」
という四字熟語を、本記事で紹介した要素を、表にまとめると、上のようになります。
イギリスの作曲家エルガーの行進曲集を翻訳するときに
「威風堂々」
と。
もしかしたら、この辺に語源があるかもしれないな~~と、個人的に勝手に考えてみたりしました。
しかも、シェークスピアの「オセロ」の、中の名誉の戦争の中の、皮肉。

言わんとする内容の一端が、ここで見えてくるような気がします。

威風堂々の良いお話!

「威風堂々」
を感じる方は、沢山います。
また、景色だって私はそう思うんだな。

「松島の四季の写真や観光案内」

私の地元の、日本三景「松島」の四季や、観光などを紹介したブログですが、景色はまさしく
「威風堂々」
としていて、大好きです。
芭蕉が
「松島や ああ松島や 松島や」
とうたった俳句はとても有名です。

人間の「威風堂々」はどうしたって、そこに至る場面はどうだったのかな?
裏の顔はどうよ?
などと、偉ぶり感などが出ていると、そう思ってしまいます。
景色や物は、そこで見たままです。
感情はないですから。

風光明媚な「威風堂々」な景色を、観光して写真を撮影して歩きたいな~~と。
そんなことを、これを書いていて感じた次第。

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ヘッダーの写真は、私が撮影した、日本三景松島円通院の1月の風景写真です。

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