荒砥沢ダムの写真

菜種梅雨と春雨前線とは?意味と季語や語源!天気の俳句を一句!

 

[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://kotobaimi.jp/wp-content/themes/be_tcd076/img/no-avatar.png” user_name=””]春雨と菜種梅雨の違いや季語が入る俳句など紹介![/speech_balloon_left1]

*イラスト画像は記事内に挿入しました。

 

春雨前線とは?春雨の定義と季語は春!

「春雨前線」
読み方は「はるさめぜんせん」です。
意味は以下の解説!

3月から4月にかけて日本の南岸に停滞しがちとなる前線のことで、天気がぐずつき梅雨のような感じ(菜種梅雨(なたねづゆ))となる。気温は低めで、降る雨が雪に変わることもある。
(日本大百科全書より)

春先の、しとしとと降る雨で、梅雨のように前線ができるんですね。
4月となると、ここは(宮城県の山間地)もしかしたら、気温によっては雪になるかもしれません。

春の停滞前線の出来る理由は?種類は何種類ある?

春雨前線は「春の停滞前線」です。
期間は3月中旬~4月上旬とごく短期間。

前線の出来る理由は以下。

高気圧がはり出したり移動性高気圧が北に偏って日本列島を通ったりするために,関東地方や太平洋沿岸部には冷たく湿った北東風が吹き,前線が停滞しやすくなる。そこへ小低気圧が次々と発生,東進するため,すっきりしない天気が続くことなる。
(ブリタニカ国際大百科辞典)

「偏西風の大蛇行」

によるもので、期間は数日程度と。
春の停滞前線は、期間が短いんですね。

季節の前線の種類とできる原因!

他にも全線は以下の種類があります。

春雨前線とは?
菜種梅雨(なたねづゆ)とどう違う?
  • ・春雨の定義と季語。
    ・春雨と菜種梅雨はいつから。
    ・語源とイラストと俳句。
春雨前線(菜種梅雨):3~4月:偏西風の大蛇行
春~夏 梅雨前線:6~8月:亜熱帯前線(熱帯=夏の空気と温帯=春秋の空気の境目)の1つ。
秋雨前線:9~10月:亜熱帯前線の1つ。台風に影響して大雨も。
晩秋 山茶花梅雨:11~12月:偏西風の大蛇行=ブロッキングによるもの:数日程度

前線と言ったら「梅雨前線」しか思いつかないのですが、4種類もあるんですね。
なるほど~~~でした。

菜種梅雨とは?読み方と春雨前線との関係!

「菜種梅雨」
読み方は「なたねづゆ」です。
意味は以下の解説。

3月中旬から 4月上旬にかけて, 菜の花(→アブラナ)が咲く頃に降る長雨。
春の長雨ともいう。
(ブリタニカ国際大百科辞典)

上で説明したので改めてもないですが

「春雨前線が原因で降るしとしと雨」

ですね。
春先ですから、冷たい雨ですね。
原因は、春雨前線によるもので、この時期特有の偏西風の蛇行によるもの。
春にはなったけど、季節が進んでいくときの、以前の名残が残る季節。

・・かな。

・・・・・・・・・・
平年とは?
実はこれは10年に一度見直されるんですね。

平年とは?平年並みと例年並みの違いと気温なら過去何年の平年値か?

高気圧と低気圧のでき方はどうなってる?

高気圧と低気圧のでき方は?違いと種類や空気の流れについての考察!

空気の流れも、なかなか勉強になりました。
・・・・・・・

菜種梅雨の語源と季語と俳句!

「菜種梅雨」
の語源は、

「菜の花(アブラナの花)が盛りの頃に降り続く長雨を、梅雨になぞらえた名称」

この時期は、菜の花の黄色い花が咲き誇ります。
また、「菜種油」は食用油で、多方面でつかわれます。

菜種梅雨と春雨の季語は「春」有名な俳句!

「春雨」や「菜種梅雨」の季語は
「春」
です。

手紙や、あいさつ文などでも一般的に用いられる言葉。
時候の挨拶としては、とても「風流」を感じます。

出漁へ合羽積み込む菜種梅雨
犬掘りし穴がそのまま菜種梅雨
飛石の一日黒し菜種梅雨
菜種梅雨中途半端に終りし日

(歳時記より)
もう一つ、春雨を用いた俳句。

春雨の粒ちりばめし老大樹
春雨の中の六波羅蜜寺かな
春雨や異国の茶房に同郷人
春雨にまず二人来て次に猫

(歳時記より)

いい俳句ですね~
春雨ですが、菜種梅雨も、季語として春を表しています。
私は、ちょっと無理ですが、こういう能力のある方って、表現の仕方がうまいんだな‥多分。

恐れ入ります!

春雨前線と菜種梅雨の感想とまとめ!

「春雨前線」「菜種梅雨」の関係を、書いてみました。
春雨前線という、「停滞前線」による「しとしと雨」が
「菜種梅雨」
なんですね。

語源は、「菜の花」の季節。
菜の花を栽培している農家は、これを「菜種油」にします。
この辺でも大規模な方が、います。

我が家では、花が咲く前に摘んで、おひたしにして食べます。
とてもおいしいです。
てんぷらもいいですね。

そして、葉っぱを積んで、産直に出荷していますよ~~
これが、また結構売れるんです。
農家直売のようなものですから、結構好まれます。

菜種梅雨の思いで!

もう20年以上かな~~、そんな前ですが、この菜種梅雨なのかどうかは別にして、この雨が気温が下がり雪に。
どんどん、雪が積もって20~30cm近く。
ここは山奥なので、まさにここだけの様相ですが、とんでもなかった。

折角コメの苗の「種まき」をしたのですが、ハウスがつぶれてダメになって。
それから、もう一回種まきして、遅く田植えして。
散々な年がありました。

今のハウスは、その時に新しくしたもの。
50万円近くかかって、ずいぶんするもんだな~~と。

農家やってると、機械やこういった農業資材は、必須。
しかし、それに見合う収入はある?

さてね~~

田んぼも畑もあるからやってるので、まさか草ぼうぼうでは洒落にならないですから。

今回は、春の話題でした。
・・・・・・・・・・・・
梅雨前線のでき方は?
動き方など解説しました。

梅雨前線のでき方と原因や動き方の特徴は?前線の種類や意味は?

偏西風ってなんだ?

偏西風って何?なぜ蛇行するかをわかりやすく!季節風と貿易風の違い!

季節風と貿易風も解説思案した。
・・・・・・・・・・
*ヘッダーの写真は3月の荒砥沢ダムの写真です。

モバイルバージョンを終了