「別嬪さんとは?」意味や語源と使い方:例文や類語と反対語など解説
「別嬪さんとは?」(べっぴんさん)意味は、特別に美しいという美人を表す言葉。
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別嬪さんは本当に奇麗な方ですね~~!
Contents
- 1 「別嬪とは?」意味と読み方の深掘り解説
- 2 「別嬪さん」の探求と由来:「別嬪」で表現したかったもの
- 3 「別嬪」の適切な使い方と場面:ビジネスとプライベートの例
- 4 「別嬪」の使い方と注意点:5つののポイント
- 5 「別嬪」の使い方と例文:ビジネスとプライベートでの例文
- 6 類語:「別嬪」の類語5選(類義語)
- 7 “別嬪さん”を言い換える – “美人”の使い方
- 8 「別嬪」とその反対語「醜女」:言葉の対極を探る」:意味も解説
- 9 「別嬪」の英語表現とその用法
- 10 「別嬪」「別嬪さん」と同じく美しい女性を称える表現
- 11 「素嬪」と「別嬪」の違い!字は似ても意味は全く異なもの
- 12 「別嬪とは?」:本記事の内容一覧表:感想とまとめ
「別嬪とは?」意味と読み方の深掘り解説
(写真AC)
「別嬪」(別嬪さん)
とは?
読み方は「べっぴん」です。
意味は以下の解説。
美しい女性。美人。
(デジタル大辞泉)
真の別嬪さんは見ていて惚れ惚れします!
「別嬪」または「別嬪さん」の美しい意味
「別嬪」(べっぴん)
は、女性の美貌(美しさ)を称える表現で、特に顔立ちが整って美しい女性を指す言葉。
江戸時代の文学作品などに見られる古典的な語彙で、高雅で上品な美しさを持つ女性に使われることが多いです。
「別嬪さん」
という形で使われることもあります。
近年では、少し古風な響きがあるため、使う機会は減少しているかもしれません。
「別嬪さん」
は確かに古風な表現で日常では安増使われないような気がします。
しかし、古風な表現が大好きな方にとっては、女性の美しさを表すには最も適切な言葉に映ると思います。
正直、私もそうもいます。
日常会話で使わなくとも、内心は
「別嬪さんだな~~」
と。
「別嬪さん」の探求と由来:「別嬪」で表現したかったもの
(写真AC)
「別嬪」「別嬪さん」
の語源は諸説ありますが、その諸説を私なりに以下にまとめてみましたので紹介します。
「別嬪」
は元々は
「別品」
であったと。
これは大筋この通りです。
が・・いつ頃からこの
「別品」
が使われたか?
江戸時代の終わり頃、東海道の吉田宿(よしだしゅく、よしだじゅく。現・愛知県豊橋市)にあった織清(おりせい)という店がうなぎのかば焼きを宣伝するために渡辺崋山の次男、渡辺小華のアイディアで「頗別品」と書いた看板を設置した。
(wikipediaより)
このお店の趣旨は「ウナギのかば焼き」の中でも特別においしい
「別品」
という意味。
特別な「上」の物という意味。
他の説もウナギとは言わないが、どうやら
「特別な品」=「別品」
という意味なので、これはこれでいいかと。
「別嬪」
のなかの「嬪」の意味ですが以下。
古来の中国語では
①:「皇帝の側室」
②:「宮廷の女官」
という意味を指します。
いわゆる高貴な女性のこと。
というわけで「別品」の「品」の部分を女性の「嬪」を当てて
「別嬪」
という言葉が、
「美人」
を指す言葉としてできたという由来です。
出典元としては
「別品」:江戸時代の歌舞伎脚本
「別嬪」:明治初期以降使用例が目立つ
当初は「美人」の意味も「別嬪」と「別品」が混同されて使用されていたようですが時間の経過とともにほどなく
「別嬪」(女性)
「別品」(品物)
という区分けが一般的になりました。
*③:江戸時代の歌舞伎本や「諺臍の宿替」に登場した。
④:「別品」は京ことばである説
も追記しておきます。
「別嬪」の適切な使い方と場面:ビジネスとプライベートの例
「別嬪」
を使う場面は
「美しい女性を称賛する際や、歴史的・文学的に登場する女性の美しさを強調する表現」
に使います。
以下に
- ①:ビジネスシーン
②:プライベートシーン
の二つの場面を解説します。
「ビジネスシーン」での「別嬪」「別嬪さん」を使う場面
ビジネスシーンでの使用場面:
場面➀ | 美人社員の話題の際の形容 |
場面➁ | 文学作品の引用や解説 |
場面➂ | 伝統的な美の概念の議論 |
場面➃ | 歴史的な人物の特集記事 |
場面➄ | カルチャー研修での日本の美の紹介 |
ビジネスでもプライベートでも相手は
「女性」
です。
「べっ視」ととられる可能性もあり、表現としての使用はかなり注意が必要に感じます。
充分に配慮しましょう。
「プライベートシーン」での「別嬪」を使う場面
プライベートでの使用場面:
場面➀ | 友人の結婚式でのスピーチ |
場面➁ | 彼女への褒め言葉 |
場面➂ | 似合う衣装を見つけた際の評価 |
場面➃ | 美しい女性芸能人の評価 |
場面⑤ | 母親への感謝の言葉 |
私的な場面ではこんな場面は
「あるある」
かと思います。
「べっぴんさん」
というドラマもあったな~~と。
「別嬪」の使い方と注意点:5つののポイント
以下の点は注意したほうが無難。
①:時代感のある言葉:
「別嬪」は古典的な響きを持つため、現代の一般的な会話では違和感を感じることがある。
②:性別への配慮:
主に女性の美しさに用いられるため、使用する文脈や相手に注意が必要。
③:過剰な賞賛の危険:
過度に使うと誇張と受け取られることがあるので、使用を慎むべき場合もある。
④:ビジネスシーンでの使用:
ビジネスの場では、差しさわりのない言葉遣いが求められるため、この言葉の使用は避けるべき場合が多い。
⑤:文学的な表現:
詩や小説など、文学的な表現をする際に使うことが多く、一般的な会話での使用には注意が必要。
「別嬪」または
「別嬪さん」
という言葉は女性に対する誉め言葉。
しかしすべての女性に使用する言葉ではもちろんありませんね。
他の女性への配慮は十分に行うことが肝要かと。
「差別」
ととられかねない場面も往々にしてありそうな予感がします。
もしかしたら、言葉にせず
「心の中」
で感じ取るものかもしれません。
「別嬪」の使い方と例文:ビジネスとプライベートでの例文
「別嬪」
を使用した例文を
- ①:ビジネスのシーンを想定
②:プライベートを想定
して以下に作成してみます。
ビジネスでの「別嬪」:例文
ビジネスシーン:
例文➀ | このデザインはまさに別嬪のような美しさですね。 |
例文➁ | お客様の別嬪のような笑顔を引き出すサービスを提供します。 |
例文➂ | 別嬪のような美しさを持つプロジェクトを完成させました。 |
例文➃ | 彼女はまるで別嬪のような素晴らしいプレゼンをした。 |
例文➄ | その商品、別嬪の逸品と称されるほど素晴らしいです。 |
「別嬪さん」または「別嬪」
の表現としては、実際には商品や事業などの抽象的な評価にも使われそうです。
ただし、相手が理解するかどうかも考慮する必要がありそうです。
日常生活での「別嬪」:例文
プライベートシーン:
例文➀ | 新しいドレスをまとった妻は別嬪に磨きがかかったように美しかったです。 |
例文➁ | あなたの料理はまるで別嬪のような美しさがあります。 |
例文➂ | 彼女はまるで別嬪のように美しい笑顔を見せた。 |
例文④ | その絵は別嬪のような美しさを持っていると感じます。 |
例文➄ | 別嬪のような美しい花が庭に咲いていますね。 |
プライベートは生活に密着しています。
表現としては
「別格」
ですから、それなりに。
別嬪をテーマにした会話例
以下の会話例で。
この映画の主演女優、別嬪だね。
確かに、彼女は本当に別嬪だ。
他にどんな映画に出てるの?
最近の作品は知らないけど、調べようか?
うん、面白そうだから調べてみて。
映画の話題です。
最近の映画・・あんまし感じないな~~
自分の感覚ってマヒしてるのかな~~などと。
むしろ、日常で感じる方が多い気がするのは自分だけかな~~~と。
類語:「別嬪」の類語5選(類義語)
以下の表で。
麗人 | 非常に美しい女性、美人 |
子町娘 | 容姿が美しい女性。平安時代の美人 |
妖艶 | 魅力的で色っぽい女性 |
艶やか | 魅力的で洗練された女性 |
美人 | 容姿の美しい人 |
上の内容で
「子町娘」
という表現。
これは文学作品や古典的な表現でまさしく日本の
「美女」
の代名詞ともいうべき言葉。
いい言葉だな~~と思います。
“別嬪さん”を言い換える – “美人”の使い方
(写真AC)
「別嬪」
の言い替えとしては
「美人」
を上げておきます。
意味は以下の解説
容姿の美しい女性。美女。
(デジタル大辞泉)
類語の中にある
①:麗人
②:子町娘
も言い換えとしては機能すると思うのですが、ここは飾らずに
「美人」
という言葉を
「言い換え」
として挙げておきます。
「Aさんて美人だな~~きれいな人だよね・・しかも仕事もできるし、すべて持ってる素晴らしい人だな~~」
などという会話、無いですか?
私はあるな~そういう場面。
尤も、言葉にしないで心の中で感じることもの方が多い印象ですが。
なんで?
表かはそれぞれ違うでしょうし、個性もありますからすべての方が同じように感じるとは言い難い部分もあるかと。
「別嬪」とその反対語「醜女」:言葉の対極を探る」:意味も解説
(写真AC)
「別嬪」
の反対語は
「醜女」(しこめ)
を上げておきます。
意味は以下の解説
①:容貌のみにくい女。しゅうじょ。
②:黄泉よみの国にいたという、容貌のみにくい女の鬼。
(デジタル大辞泉)
確かに「美人」の対極ですから
「醜女」(しこめ)
がその反対語として機能すると思います。
でも・これは言葉にできないですね。
心の中で‥
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「別嬪」の英語表現とその用法
「別嬪」を表す単語と例文と英語表現です。
「別嬪」を表現する英単語は
- ①:Beauty
が代表的。
他にも表現はありますがここでは「Beauty」での例文を。
作成した例文は以下。
①:She is a beauty, admired by all.
彼女は別嬪で、誰もが彼女に魅了される。
②:The actress was known as a classic beauty.
その女優は古典的な別嬪として知られている。
③:Her beauty is unparalleled, a true gem.
彼女の美しさは無比で、真の別嬪だ。
④:The portrait captured her beauty perfectly.
その肖像画は彼女の別嬪ぶりを完璧に捉えている。
⑤:Her grace and beauty remind me of a legendary beauty.
彼女の優雅さと美しさは、伝説の別嬪を思い起こさせる。
「beauty」という表現・・これらを使用する例文集より引用しました。
確かに「beauty」はそのまんま
「別嬪さん」
ですね~~
簡単な表現で、私でも使えそうな気がします。
「別嬪」「別嬪さん」と同じく美しい女性を称える表現
「別嬪さん」
と同じ意味の女性の美しさを表現する言葉を5つ挙げてみました。
以下の表で。
花の美人 | 花のように美しい女性のこと。 |
才子佳人 | 才能ある男性と美しい女性。 |
月下美人 | 月の下で美しさを発揮する女性、または夜に咲く美しい花。 |
百花繚乱 | 多くの美しい花が咲き乱れる様子、多種多様な美しいもの。 |
雲の君子 | 高貴で美しい女性のこと。雲のように清らかな美しい女性を指す。 |
女性を表現するのにこれほどの言葉があります。
「女性とは斯くも高貴なり!」
などと感じます。
「雲の君子」
はしりませんでした。
いろんな表現があって、とても言葉というのは楽しく感じます。
「素嬪」と「別嬪」の違い!字は似ても意味は全く異なもの
(写真AC)
「素嬪」
意味は以下の解説。
すっぴん(素っぴん、素嬪)とは、化粧をしていない状態(ノーメイク、ノーメーク)のこと。
主に女性に対して使われる言葉である。 最近では、男性に対しても使われ始めている。 また、素顔でも美人という意味もある。
(wikipediaより)
以下にもう少し詳しく比較します。
別嬪(べっぴん):
①:意味: 特別に美しい女性。
目立って美しいことを強調します。
②:用例: その女優は本当に別嬪で、人々の目を引く美貌を持っている。
素嬪(そひん:すっぴん)):
③:意味: 素朴ながらも美しい女性。
派手でないけれど、深い美しさや風雅な魅力を持つことを表します。
④:用例: 彼女は素嬪で、控えめながらも上品な美しさがある。
「別嬪」は、目を引くような明るく鮮やかな美しさに焦点を当てるのに対して、
「素嬪」はより控えめで、内面からにじみ出るような美しさに焦点を当てます。
SNSなどでたまに話題にある、芸能人や女優の方の
「すっぴん」
の写真。
「素嬪」
でもきれいな方は本当に奇麗な方・・美人だな~~と・・もちろん、本人もそれを強調しているんだな~~と。
これはある意味確信犯ですね。
でもそれでも、見た方からの評価は高いです。
違いはどうやら一言で言うなら
- ⑤:飾る(素もはいる)
⑥:素のみ
の違いかな~~と。
*個人的な印象です。
「別嬪とは?」:本記事の内容一覧表:感想とまとめ
以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | 特別に美しいという美人を表す言葉 |
➁:語源と由来 | 「別品」と高貴な女性の「嬪」を組み合わせた由来 |
➂:使う場面 | 美しい女性を称賛する場面 |
➃:使い方を例文で | 新しいドレスをまとった妻は別嬪に磨きがかかったように美しかった。 |
➄:類語 | 麗人・子町娘・妖艶・美人・他 |
⑥:言い替え | 美人 |
⑦:反対語 | 「醜女」 |
⑧:英語例文 | She is a beauty, admired by all. |
「別嬪」「別嬪さん」
という言葉は知っていましたが、語源となった由来までは知りませんでした。
「別嬪」
と言われる方はきれいな方ですね。
仕事もできて配慮も格段に・・こうなると磨きがかかります。
ビジネスでは引手あまたかもしれません。
「素嬪」(すっぴん)
という言葉もありますが
「素」
のままでもきれいな方。
飾らない女性というのも、また違った意味で
「別嬪さん」
なのでは?
これを書いていてそう思いました。
(写真AC)
「別嬪」の良いお話:まとめ
「別嬪」
の良いお話。
私のお話です。
長く生きてきて私にとっても
「別嬪さん」
は誰だべ?
心の別嬪さんならやっぱし
「妻」
であるべきかと。
が・・なんとも言うも恥ずかしながら‥いや・・やめるべし‥だな。
一般的に、仕事上やプライベートでは初対面の方などは
「第一印象」
で感じることが決まる感じ。
「この人できるな~~」
と感じるのはその先。
できる女性ってどんどん
「美人」
に見えてくるんだな~~
皆さんはいかがですか~~~??
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*ヘッダーの写真は、わたしが撮影した湖沼の風景写真です